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車窓からみえる季節

通勤や通学のときにみえる景色って、ただ流れていくだけの風景のように感じるます。けれど、ちょっと意識してみるといろんな景色や、季節を感じられておもしろいですよ。

自宅の最寄り駅から電車に乗って約1時間ほどの距離に、私の勤め先があります。

通勤ラッシュ時からは少しズレた時間に電車に乗っています。1週間のうち3日くらいは運良く、座って行けることもあります。

冬の時期は座っていると、足下のヒーターがポカポカと暖かくて、ついうとうとしたり。単純な性格で、朝座って通勤できただけで1日中わりと機嫌よくすごせます。

ラッシュ時ではないので、立っていても車内はそれほど不快ではありません。ただつり革につかまって、スマホを見たり、ぼんやりと窓の外を眺めたりします。

ぼんやり眺めているだけですと、ただ流れていってしまう風景。ですが、流れていく風景のなかには何百、何千という生活があるんですよね。一瞬で過ぎ去っていく新興住宅地やマンション。びっしりと並んだ家々の、ベランダに洗濯物が干されていたり。カーテンがぴしゃりと閉まっていたりもします。小学生たちが笑いながら学校へ向かう様子が小さく見えたり。庭先にあるおおきな梅の木にはちらほらと花が咲き始めています。

通り過ぎていくだけの風景であっても、毎日何かしら変化がある。少しずつかわっていく季節を、肌で感じることはできません。ですが、ガラスごしでも気がつくことができるんです。

最寄り駅から電車が走り出して、すぐのところに富士山が見えるポイントがあります。ほんの一瞬で、それこそぼんやりしていると見過ごしてしまうのですが。冬のすっかりと晴れた日には、雪でまっしろになっている富士山のすがた。まだまだ雪化粧をしているでしょうけれど、季節が移っていくとまた新たな姿を見せてくれるんだなと思うと、待ち遠しいです。

それにしても1月も今日で終わりだなんて。あっという間ですねぇ。

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