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行動し続けていれば、成功か成長しかない。byうさみ

突然ですが、
「目に見えないモノを信じる」
「見えない可能性を信じる」

って本当に難しいですよね。

星の王子様の1番好きな一文の

“It is only with the heart that one can see rightly, what is essential is invisible to the eye.”

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。」

そして、

以前仕事の合間を縫ってディズニーランドに行き、美女と野獣のエリア&アトラクションを初体験したのですが、野獣を愛したベルのストーリーも、「目に見えないものを心の目で見て信じる」だよなぁなんて思っています。

特に、「目に見えない可能性を信じること」ってすごく難しいこと。

阪神元監督の矢野さんから聴いた可能性の話

大谷翔平選手もWBCの決勝前に「憧れるのをやめましょう」とペップトークをしていましたが、夢や目標に憧れないこと、できる!叶う!と信じることが大事。とはいえ、それを信じるのって結構大変ですよね。

以前矢野さんに仕事でお会いした時に、自身の実体験を元に「夢は叶わないこともあるが、夢は叶うと思って挑戦することが大事。成功はしなくても成長はする。」という話をしていたのが、1番「そうそう。そうだよな。」と唸りました。
私自身もモットーが「行動し続けていれば、成長か成功しかない」なので。

また、自身が監督として「苦しいことを楽しめていない」と悩んでいた時に、

人間の97%くらいは苦しいことを楽しめない。
3%は天然で楽しめる人もいるが…。
苦しいことを楽しもうとしていること、それに気づいていることが大切

と思いながら、人を頼りつつ、這い上がった

と話していたことも、「矢野さんですらそうなんだ」と安心感がありました。

根拠はなくても目に見えない可能性を信じて一歩踏み出す

メンタルトレーニングの話って、どうしても無理矢理ポジティブに持っていくような内容があって、実は私はそれがあまり好きじゃないんです。

理屈はわかるけれど、理屈じゃないというか。

そんな私にヒットするようなことを矢野さんは話していました。

でも一貫して、根拠はなくても目に見えない可能性を信じて一歩踏み出すことが大事なのだと話していました。

そして自分はもちろん、指導者が、上司が、コーチが、親が、自分や相手の目に見えないもの(=才能、価値などの可能性)を信じることが大切なのです。

要は自己信頼して、ビジョンを持ってコミットすることが大事だと。

自己信頼=自分を信頼すること=自分を認識し、受容し、何とかなると思えること

ビジョン=心からやりたいと思える目標のこと

コミット=覚悟を決めて、ビジョンに向かって選択し続けること

そして素直に実直に物事を進めていくことも大事。

自分について考えてみる

改めて自分自身の夢や未来について考えさせられた訳ですが、私はそもそも人を育てること、人に与えることが大好きなんだと再認識をすることになりました。

子供はもちろんですが、変われないと諦めている大人や、変われなくてもがいている大人を育てることもしたいのです。

私は教員として担任を持っていた時に、関わり方を間違えたと後悔している生徒が3人います。そのうちの2人は教員1・2年目に関わっていたのですが、私の関わり方が限界の枠を決めるような関わり方だったので、紆余曲折の末に退学までいってしまったんですよね。

理解できない、扱いがわからないというようなタイプの子たちだったのですが、今でも「あの時に目に見えない可能性を信じてあげられていたら」と後悔をするくらいです。
当時は「どうせこの子は無理」とか「どうせこの子は変わらない」と無意識に思ってしまっていたのだと思います。勝手に生徒の限界を決めていたのです。

その子たちに関わってからは、私もかなり成長して、根拠がなくても目の前の生徒の可能性を信じて接することがある程度できるようになり、それなりに生徒たちが大成長するのも目の当たりにして自信がついてきましたが…悔いが残ります。

根拠がなくても「できる前提」で

根拠がなくても、可能性を信じて生きていく。それが未来を切り拓きます。
子供を育てる立場にある人は、根拠がなくても「できる前提」で接してあげる。それが子供の力を最大限に発揮させることになります。

日頃スポーツチームを指導していると
・地域的におとなしいから
・気持ちが弱いから
・今どきの子だから
などを理由に、メンタルトレーニングの依頼を受けることもあります。
が、だいたいそれらの理由は指導者やスタッフ側の「指導しきれない言い訳」であることがほとんどなのです。

特に、スポーツにおいては地域差はあったとしても、選手が上を目指したいのならその差も埋まります。
気持ちが弱いのは、日頃「できる前提」で接されていないのが原因であることがほとんどです。殻に篭りたくなってしまうから。
今どきの子も結構頑張ります!確かに昔ほど厳しくはされていませんが、別に今も昔も、子供の能力はそこまで変わらないと思います。

私の講習会でたまに行う全力挙手のトレーニング。よく感想で「持ち上げ方が上手い」という言われ方をしてしまうのですが、基本的に子供たちは絶対にできるもので、楽しめますし、イメージを見せてからやるのでできるのです。もっとやれるよ!できるよ!と褒めたらさらにやります。
私がこのチームは声が出ないな、と思いながらやった瞬間にみんな声が出なくなるのです。面白いくらいに。

大人が子供の可能性を信じてあげなくてどうするのでしょうか。
特に教員や指導者は日々自分をアップデートしていかないと子供に追いつけません。自分のやり方や考え、世界に囚われすぎてはいませんか?
視野が狭くなっていると、子供達の可能性も狭めてしまいます。

信じて指摘すること=指導
信じず指摘すること=コントロール
です。ついコントロールしようとしていませんか?
人はコントロールされることを1番嫌います。

誰でも、行動さえし続けていれば、必ず成長します。成功するかどうかはその時の運と実力も関係するので保証はありませんが。
そこを信じて、生きていくのが大切だと思うのです。


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