madouarmer

陰気なイーヨー。陰気なイーヨーの家。イーヨーに家はない。イーヨーの家…わが家。

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最近の記事

ピッツァマルゲリータ

男が目を覚ますと、まだ空中にいた。男は昨晩のことを思い出す。閉店の音楽、明るい男の声、「またのご来店を心よりお待ち申し上げております」の後のブチッという音…。男はもはや死んだようなものだ。そして生まれ変わったのだ。眼下には早朝の街中にふさわしい、ぽつぽつとした人通りと、快適そうな自動車たちが見える。「自分はこの後どうなるのだろう」と男は思う。いまのような心持ちであれば生きていけそうだとも思って、男は上着のポケットから手帳代わりのメモ帳を取り出す。そして今日の予定を確認する。男

    • 宗教について

      日本では宗教のことを考えずに生きていけるが、海外だとそうもいかない。では少し考えてみよう。日本特有の曖昧さの中に溶け込んだ。宗教をこしとってみよう。 まず私は1月3日に初詣に行った。確かに神道を信じているという自覚はなかったが、これは明らかに宗教の側面を示している。また、そのとき私はお守りを返しにいった。これもよく考えてみれば宗教行事だ。無宗教であればゴミにでも捨てていたかもしれない。 日本ではいわない美徳があり、本当に大切なこと、また本当にダメなことをいわないのがいいという

      • 教育=社会化について

        教育はいろいろな意味に用いられているが、ここでは子どもに大人になってもらうための社会化訓練としよう。 しかしもっといえば、子ども、特に定型発達の子どもは自然と社会化されていくと思われる。ここで問題なのが発達障害の子どもだ。彼らは自然にしていると社会化しづらいのであって、教育の本当の目的はこうした子どもたちを救うことにあるのではないだろうか。 成人年齢が18歳ということになれば、18歳になるまでに教育しなければいけない。そのためには早く発達障害を見つけなければならない。そのため

        • 成人年齢について

          現在、日本の成人年齢は18歳ということになっている。これの背景には世界的にコンセンサスが取られた子どもの権利条約の影響や、未成年による殺人事件の影響がある。各国ではもう成人なのにまだ権利が与えられていないのは不公平だという思いや、年齢が若いということで残虐な事件を起こしても罰せられないのはおかしいという思いがあったのだろうが、18歳成人は実情に合っているだろうか。被害者やその家族の気持ちは強く感じるにしても、人間本性や、大人や子どもといった概念をよく考えていくと、そう簡単に世

        ピッツァマルゲリータ

          近藤麻理恵さんの意見に関するメモ

          はじめに 私は近藤麻理恵さんの意見にとても共感を覚えているのですが、一般によく知られた人物であるとはいえ、その意見をよく理解して「こんまり」を覚えている人たちは少ないように感じています。 原因はさまざまあると思いますが、一つには近藤麻理恵さんが話す要素の中にスピリチュアルな話が出てくるところだと思います。近藤麻理恵さんはそこの部分に説明を加えることをしない方なので片づけをやったことがない人には理解しづらいわけです。 したがって、もしその部分を明確に説明できたなら、近藤麻理恵

          近藤麻理恵さんの意見に関するメモ