マガジンのカバー画像

共育・育自 ~共に育ち、自分を育む~

10
子育ってって学びにあふれてます。私が子育てから学んだこと、子どもたちから学んだことに関する記事をまとめました。
運営しているクリエイター

#子育て

デジタルネイティブのキミたちへ。

トン、トン。スーーーッ。 娘(当時1歳半)に、大好きなアニメのキャラクター図鑑をプレゼントした。初めて見るぶ厚い紙の図鑑。表紙をめくると、娘はいきなりキャラクターの絵を指でタップしたり、ページをスワイプしたりし始めた。 そして、「絵が動かない!」と泣いて怒った。 さすが、デジタルネイティブ。 そうこなくっちゃ。 こんな光景を微笑ましく思いつつも、胸の奥がチクリと痛む。 私たちが不妊治療の末に息子を授かったとき、私は38歳、夫は45歳。娘が生まれたのは、さらにその3年後

人生は無い物ねだり。兄妹っていいね。

4年前のことです。 息子は小3、娘は年長でした。 「お母さん、お父さん おじーちゃん、おばーちゃん 大好き」 お風呂の窓ガラスに、 息子がこんなメッセージを書いてくれました。 小3にもなって、 まだこんなことを書いてくれる。 なんとも愛らしくて、可愛いじゃないですか。 しかも、「お母さん」が一番最初。 最高です。 でも、これを見てニヤニヤしている私の隣で、 娘が、目に涙をいっぱいためてポツリと言ったんです。 「私の名前がない…。」 ハッ!と思ったけど、ちょっと遅か

母は偉大。その意味を教えてくれた子どもたち。

もしも自分に子どもが生まれたら、 きっと子どもは夫になつき、 私は子どもには好かれないと思っていました。 理由は3つ。 夫の方が、私より面倒見がいいこと。 ひとりっ子で兄弟姉妹のいない私は、 「自分に似ている存在」が想像できなくて、接し方が分からなかったこと。 そして、 私自身に、親、特に母に対して「好き」という感覚がなかったこと。 両親には、不自由なく育ててもらったと思ってます。 優しくしてもらった想い出もあります。 でも、それ以上に、 厳しく、時に納得のい

可愛い息子に旅をさせてみて気づいたこと。

「オレ、自転車で100km走ってみたい。」 ある日、 中1息子が言いました。 最初に言っておきますが、 「100km」って、自転車乗りには大した距離ではないのです。 私も昔、少し自転車に乗っていたので分かります。 彼らは日常的に30~50kmぐらいは平気で走るので、 100kmは、いつもよりちょっと頑張って走るぐらい。 自転車初心者にとって、クリアしたい最初の目標みたいなものです 自転車競技に真剣に取り組んで1年ちょっと経った息子。 しかるべきタイミングだとは思いま

ワタシの宝物。

家族、好きですか? 子どもの頃の私は、 「家族を好き」とは言えなかった。 両親と3人ぐらし。 母は、 ちょっとでも母の意に沿わないことをすると、 理由も言わず、烈火のごとく怒る人。 父は、 決して声を荒げて怒ることはなかったけど、 口数が少なめの人。 子どもの頃、私と遊んでくれるのはいつも父だった。 だから、好きだったけど、 男親だし、日中は仕事で不在だし、 私の年齢が上がるにつれて、 必要最低限のことしか話さなくなった。 だから、 家にいるのが息苦しかった。 母と

ヒザを4針縫うケガをした息子に学んだこと。

自転車競技に取り組んでいる中1息子が、 先日、レース中に落車して、 右ヒザを4針縫うケガをしました。 小6から、 プロのロードレースチームのユーススクールに所属。 ずっとロードレース(舗装された路面を走る)ばかりだったけど、 この日は、同じスクールの友人に誘われて、 初めてのオフロードレース(未舗装の林間コースなどを走る)に参加。 ユーススクールでの参加ではなく、個人的な参加です。 レースの形式は、3時間エンデューロ。 2人1組で、交替しながら、 1周5kmの林間コース