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【勉強回】早期英語教育に反対する理由

私は今31歳。
社会人をやりながら
2回目の大学生をしております。

最初の大学では、教育(幼児・児童教育)を専攻していました。
今は、心理学を専攻しています。

心理学って文系のイメージだったのですが
テキストを読んでいくと、
統計や実験、関数など
理系の要素がかなりあるなあと感じており
100%文系の私にとっては慣れないことが多すぎて四苦八苦しております。

と同時に、今まで見えてた世界って、
文系にとっての常識の範囲内でしかなかったんだなあ。
なんと狭い視野だったのかと、思い知るわけです。

文系学問を最初に修めたのち、
理系要素のある学問を修めているこの出来事を通じて、
「外国語の習得も、このスタイルがいいはず」
と思ったので、
「早期英語教育に反対する理由」
と題して
考えたことを書き残していきます✍️

「年収と幸福度の関係」の話

◾️文系と理系 反応の違い

ここで面白い話を一つ。
「年収800万円を超えると、年収の増加具合と幸福度の度合いは比例しない」
という話を聞いたことがありますか?

この研究結果は、2010年にノーベル賞を受賞した
心理学者ダニエル・カーネマンと経済学者アンガス・ディートンによるものです。この研究では、年収と幸福度の関係について調査が行われました。

これによれば、
年収と幸福度には一定の相関がありますが、その効果は
年収が75,000ドル(当時の日本円でおおよそ800万円)を超えると鈍化する
ことが示されています。

年収が増えると日常の感情的な幸福度は増加しますが、
その効果は75,000ドルを超えると頭打ちになります。
つまり、収入が75,000ドルを超えた後は、
追加の収入が日常の感情的な幸福度に大きな影響を与えないということです。

(ちなみにこれが定説ではありますが、最近ではそれを覆すような論調もあるようです。今回はこの定説の是非を問うことが狙いではありませんが、記事を貼っておきます。)


この話を初めて聞いた文系の私は、
「すごい!そうなんだ!」という感想でした。
直感的に理解し、驚きを感じるわけです。

一方で、心理学を学び始め、
関数の概念を得始めた私は
この話を「要は対数関数なのか」と理解するわけです。

この説も心理学者と経済学者が唱えているものですから、
きっと対数関数のことを念頭に置いて研究がされたのでしょう。


◾️視点の違いがもたらす学びの深さ

こうした視点の違いは、
文理をまたいで学習したから初めて気づくことができた。


文系学問を通じて直感や感情に基づく理解を深め、
理系学問を通じてその理解をデータや理論で裏付ける。

このプロセスが学びの深さを増すんだろうな。


特に、20歳の頃よりも31歳の今の方が
社会に揉まれていろいろな経験をしているわけで。

その経験値と、
「それってこの学問でこう解説されているよ」
という学びのリンクが
もうね、くそおもろい!!!!

言語習得と文化理解の関係

◾️母国語と外国語の学びの順序

同じことは言語習得にも当てはまるんじゃないかと。

例えば、H2Oってありますよね。水の化学式。

日本語では温度によって
「氷」「水」「湯」とそれぞれ異なる単語がありますが、
英語では「ice」か「water」しかありません。
(hot waterのhotは形容詞なので、名詞ではwaterしかない。)

それはなぜか、これは推測でしかないんだけど
日本には湯船に浸かるという文化があり、
水とお湯とは異なる役割を持つものという認識、
お湯を大切に?するカルチャーがあるから
水とは違う「お湯」という名称を与えているのでは?
と考えることができます。

本当かどうかは知りません。
でも、こういう考え方ができるってことが大事だと思うんです。

母国語と、母国が持つカルチャーを理解した上で、
他の言語、他の国のカルチャーはどうなっているのだろう
という興味が湧くから面白いんです。
英語スキルだけに焦点を当てて、
日本語の習得もままならないまま英語を習得させても
面白さ、みたいなものは半減しちゃうんじゃないかな。

単なる言語の違いだけでなく、
文化や生活習慣の違いについても考えられるって
人生をとても豊かにするものだと思う。

◾️何でもかんでも、やりゃいいってもんじゃない

英語が大事だから、早くに英語学習を始めなきゃ。
とか
副業収入を得るのが大事だから、とりあえず何か始めなきゃ。
とか
短絡的な思考で行動しちゃう人の、なんと多いことか。

きっとその「英語が大事」「副業が大事」と発言している人は、
いろいろな経験や試行錯誤を経て、
その大事さに気づいたはずだよ。
その言葉づらだけを見て、浅はかな行動をしてしまわないように気をつけたい。


いや
このブログで言いたい結論、そこじゃない気がするけど
まあいいや、一旦これで公開してしまおう・・・
私はこれから仕事に行かねばならない・・・!

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