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都内の隠れ家的間借りカレー屋と私:つぼみのかおり@飯田橋

こんにちは。
都内在住、スパイスカレー大好きなマドイと申します。

2回連続で大阪のスパイスカレー店について書きましたが、今回は久しぶりに、東京のスパイスカレー店の話をします。

とある仕事で外出した帰り道。時刻はお昼頃。
ちょうど飯田橋の近くだったので、以前Instagramでチェックしていた、飯田橋付近のスパイスカレー店へ行こう!と思い立ちました。

そのお店は「つぼみのかおり」さん。スパイスカレー店によくある、間借り営業をしているお店です。
間借り営業というのは、お店の営業時間外に店舗を間借りして営業するスタイルのことを言います。
よくあるのが、営業時間が夜のバーや飲み屋さんなどが、飲食店に昼だけ店舗を貸すという形式。ランチタイムは飲食店にとっては稼ぎ時ですし、店舗を持っている側も、使わない昼の時間帯に家賃が発生すれば利益が出て助かるので、Win-Winな関係となります。

そしてつぼみのかおりさんも、上記のようなランチタイムのみ営業の間借り店です。(日曜は定休日)
夜はニンニク料理専門店「Hajime No Ippo」さんが営業しているそうです。

飲食店をいちから始める際、ネックになるのは店舗の家賃と聞きます。間借りスタイルが広まって、様々な人が新たにチャレンジできるのはとてもよいことだなと思います。
そうして、新たなカレーを美味しく頂けるチャンスが増えれば、もう最高ですね。

話は戻りまして。飯田橋をウロウロしながらお店を探すこと数分。少々風変わりな紫色っぽい外観の建物を発見しました。手書きの看板が目立っています。いそいそと店内へ入ると、すでに何人かの先客が。
店内はカントリーな雰囲気。カウンター席、テーブル席があり、こじんまりとしつつ、落ち着く雰囲気です。

壁際の小さめテーブル席に通され、早速メニューを確認していると、店主さんらしき女性が声をかけてきました。
「日替わりカレーは品切れです」とのこと。
食べてみたかったな~!と思いながらも、定番のチキンカレー&あさりカレーのあいがけを注文。そうして少し経ってから、なぜかまた店主さんが話しかけてきました。何かと思えば……。
カレーを盛り付ける配分を見誤ったらしく、1食分なら日替わりカレーが出せるとのこと!これ幸いと、早速日替わりカレー&チキンカレーに注文を変更しました。あさりカレーも気になったのですが、やはり日替わりの魅力には抗えません。ちなみに、日替わりカレーはマッサマンカレー。チキンカレーはトマトベースです。
注文してからしばらくして、お待ちかねのあいがけカレーとご対面。
副菜が綺麗に並び、マッサマンカレーが器に盛られて置かれた様は、大人のお子様ランチといった風情。さらに、ライスの中心には温玉がデフォルトで載っていて、ワクワク感が高まります。今回の副菜は、ひじき、にんじん、紫キャベツ、豆苗、ポテサラでした。

ちなみに、つぼみのかおりさんの副菜は「ま・ご・わ・や・さ・し・い」を合言葉に作られているらしく、それぞれが食材の頭文字になっているのだとか。(「ま」が豆類、「ご」はごま、「わ」は海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚、「し」は椎茸・木の子、「い」は芋)
そして、スパイスカレーには小麦粉、バター不使用で、徹底したこだわりが感じられます。
ひと口食べると、日替わりのマッサマンカレーはピリ辛で本格的!そして具材としてレンコンが入っていて、かなり意外性がありました。
しかも結構大きくカットされていて、レンコン好きとしては嬉しい!
副菜のひじきとあわせて、和風テイストが取り入れられている感じです。

チキンカレーはマイルドな中にも、しっかりスパイスの香りが。トマトの酸味も効いていて、食が進みます。そして途中からは温玉を割り混ぜて食べる!カレーと卵って最高の組み合わせですよね。スパイシーさに卵の濃厚な甘さが加わってたまりません。
さらに、種類豊富な副菜たちは、口の中を新鮮にリセットする役割を担ってくれます。カレーと副菜を繰り返し夢中で食べているうちに、あっという間に完食!

今回食べそこねたあさりカレーも気になるし、他の日替わりカレーも気になる。それに、店内のあの落ち着く雰囲気がとても良いので、再訪したいリストにまたひとつお店が加わったのでした。

■カレーのつぼみさん:https://www.instagram.com/omadonosuke/
■挿絵担当:ぺんぺんちゃん https://twitter.com/penpenta_0101

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