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再び、大阪のスパイスカレーと私:アジアンキッチンオオツカレー@大阪南森町

こんにちは。
都内在住、スパイスカレー大好きなマドイと申します。

今回は、再びの大阪遠征をした際に食べたスパイスカレーをご紹介したいと思います。
スパイスカレーにハマってから二度目の来阪です。
実は妹が関西在住なので、訪ねるハードルは他地方より低いのです。

今回ご紹介するお店は、スパイスカレーにさほど興味のない、京都在住の妹を引き連れて行きました。
行くハードルが低めとは言いながらも、そうしょっちゅう行けるわけでもない大阪。
店選びに失敗し、残念なお腹いっぱい状態にはなりたくはないわけです。
なので、お店探しも自然と慎重にならざるを得ません。

Instagramでカレー写真を見つめながら、信頼するカレー系インフルエンサーの方が出している情報を眺めながら、行ける範囲の地域に絞って頭を捻った結果……。

アジアンキッチンオオツカレーさんへ向かうことに!
決め手は、和風テイストな見た目と評判の良さ。
今までの店レポでも書いてきましたが、私は和風テイストなカレーが結構好きなんですよ。

地下鉄南森町駅からちょっと歩き、無事に到着。
しかし店前を見た瞬間、若干の戸惑いが生じました。
カレーの写真や味の評判ばかり気にしていたので、お店の様子などはあまりチェックしていなかったのですが、店前の立て看板には……。

「偏屈な店主の店です」
「お断り:タバコ臭い人、クチャラー、食事をしてる人の隣で鼻をかむ、通路に荷物を置く、携帯での通話」
「甘口カレーはありません。この先のCoCo壱へどうぞ」
など、パンチの効いた文言がずらり。

見た瞬間は面食らいましたが、書いてある内容は当たり前のマナーばかり。
私は鼻炎持ちなので、鼻かみ禁止はちょっとドキドキしましたが、それ以外は禁止されても特に困りはしません。
(掲示の仕方や、CoCo壱をすすめている辺りは少々独特だけれど)

ちなみに。オオツカレーを訪れてからしばらく、いくつかスパイスカレー店を訪れた際……。
「カレーの香りを大切にしたいので、強い香水をつけてこないで欲しい」と宣言しているお店をチラホラ見かけました。
「カレー屋さん=余計な香りに気をつける」の図式は、結構メジャーな共通認識みたいです。

意を決して、妹ともに、内心恐る恐る入店。
カウンターとテーブル席がある明るい店内は、カフェっぽい雰囲気。

メニューを見ると、一番人気は2種あいがけカレーとのこと。
A:ポークキーマの薬膳カレー
B:肉といろいろ野菜のグリーンカレー
C:今週のカレー
上記のABCから好きなカレーを選べる方式で、今週のカレーはカボチャのチキンキーマ。
妹はカレーに対して特にこだわりがない&肉が好きなので、1日5食限定の黒毛和牛のレアカツカレーが気になる様子。
悩んでいると「白湯スープで炊くビリヤニ・カレーセット」という文字が。
ライスをデフォルトの玄米からビリヤニにした上で、そこに好きなカレーをかけられる、というメニューらしい。
土曜日限定、さらに1日10食限定。
「限定」という言葉に弱いので、悩んだ末に注文を決定。
かけるカレーは、私はA&C、妹はBを注文することに。

注文後も、外の看板が頭に浮かんで若干そわそわ。
けれど、注意を受けたり、店に怖い雰囲気が充満して落ち着かない……などということもなく。

そうこうしているうちに、まずやってきたのはビリヤニ・カレーセットについてきたミニ薬膳スープ。
このスープ、単品でメニュー上部に目立つように記載されていたので、若干気になっていたのでした。
ひと口飲むと……美味い、美味すぎる!
例えるなら、参鶏湯っぽい?
鶏出汁の味が凄くしっかりしていて、飲むのが止まらない。
毎朝このスープで一日を始めたいレベルです。
スープに感動しているうちに、注文していたカレーとのご対面。

パッと見、色鮮やかではないのですが、具材がとっても多くて楽しげです。
そして具の内容がちょっと珍しい。
ポークキーマには、コンニャクやゴボウ!
そしてアチャール的にナムルが添えられていたりと、ひと口食べるごとに新鮮な驚きがやってきます。
甘口ではないけれど、痺れるほどの辛さでもなく、スパイスと出汁の効いた食べやすい味。
カボチャのチキンキーマも、とろっと優しい味わいでスプーンが進みます。
しかもライスがビリヤニなので、カレーとの組み合わせでまた楽しめる!
ビリヤニも、カレーと同じく、出汁がしっかり効いた深い味わいです。

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そして、妹が頼んだ黒毛和牛のレアカツカレーにかけたグリーンカレーにも、まさかの食材が。
それはなんと……わかめ!
グリーンカレーにわかめって、斬新としか言いようがないのに、味が喧嘩をしていないのが不思議でした。
具材は不思議なのに、味はしっかりと美味しい本格派。
トリックアート的な感覚に陥ります。
乗っているレアカツも、食べごたえ十分で大満足。
ちなみにお米は玄米なので、その点でも食べごたえあり。

最初は店頭の看板で面食らいましたが、実際味わってみると、どのメニューも出汁の効いた優しい味わいで、さらに使われている食材も健康的で、心遣いの塊のようなお店だったと思います。
やはり何事も、実際に味わってみないとわからないものだなと、教訓を得たお店でした。

■オオツカレーさん:https://kaien-tai.net/aboutus/
■挿絵担当:ぺんぺんちゃん:https://twitter.com/penpenta_0101

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