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海を背で撫ぜる


お盆をちょっと過ぎたくらい、時差で夏休みを設けて、沖縄県は宮古島に行ってきました。

もうね、「海が綺麗」の、その一辺倒でした。
今回は旅路と、海を淡々と載せるだけ。


朝の8時くらいに家を出て羽田へ。
あまり飛行機に縁のない人生だったものの、去年北海道に行ったり、友達を見送りに空港まで行ったりして、存外慣れてきたものです。
第2ターミナル以外行けないけど。

羽の真横の席。メカい!


沖縄に到着し、予約してた観光タクシーに乗った。

今回の旅行はひたすらゆっくりする!という強い意志があったので、観光らしい観光はこれだけ。名所なる橋やスポットに連れていってもらった。

伊良部大橋


直近、これとまるきり同じ絵を見た。

8月頭に行った、国立新美術館で開催しているテート美術館展。≪ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡≫の、その光。

絵を見た時、ずいぶん光線というか、ビームみたいな描き方をするな、まんが的で勇気あるな、と思ったけど、海を目の前にして納得した。障害物が一切ない場所で見る、燦々とした太陽光は確かに直線的で力強くて、「降る」とか「降り注ぐ」といった表現が正しい。ジョン・ブレットが見た海や光は、150年の時が経っても、変わらなかったみたい。
美術ってこういうのがあるから好きなんだ。


人に慣れすぎている
船と同じ形


2日目からは、それはもうずっと海にいた。

浮かんでは海を眺め、浜に上がっては海を眺め、いくら見ていても飽きなかった。ブイに乗る水鳥を間近に見て、「生まれ変わったら鳥になりたいとか言っていたけど、かなり贅沢な願いだったんだな…」と思った。


サップをやったり、雪塩のアイスを食べたり、美味しいご飯やお酒を頂いたりしたんだけど、全然記録に残してないな。ほんとに海しか見てなくて…。今度からは撮っておこう。いずれ消しちゃうとしてもだ。



あまりにもリゾートビーチのフリー素材みたいな写真ばっかり撮れるので、最後の方は特にシャッターを切らなかった。奇跡みたいな美しさの自然物を目の前にすると、ホテルとかって本当にただの人工建造物で、こんな風に海ないし陸を、利用させてもらっていて大丈夫ですか…?という気になった。


それくらい、ずっと遠くまで美しい青色で、見惚れてしまう透明度でした。


沖縄の雲はずっとこの形


以上、3泊4日の夏休みでした。
帰宅してからは、本がきちんと読めたり、五感が鋭くなっていたりして、きちんとリラックスできたんだな、と思ったり。よいおやすみを取りました。

宮古島、また絶対行きます。
綺麗な海が、どうか保たれますように。

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