巨匠達の強烈な熱を感じる東京藝大美術館の「買上展」
5月1日は月曜日ですが都内の美術館は開館しており、仕事が休みだったので気になっていた展覧会に行きました。
東京藝術大学大学美術館の「買上展」です。
正直言ってそれほど期待していませんでしたが、溢れんばかりの才能を感じさせる巨匠達のデビュー作品に唸ってしまいました。恐れを知らない若者の作品らしい強烈なエネルギーを感じました。「俺の作品に文句を言ってみろ!」というような感じです。
巨匠たちの作品は地下の展示室の展示されています。
展示室に入ると直ぐに横山大観の作品。企画の「つかみ」は満点です。
スマホのMagnifier機能を使って細部まで見ました。
自画像もいくつかあります。青木繁の作品には名前の横に何か書いてありましたが、読めませんでした。
高村光太郎が制作したブロンズ像には先生達も瞠目したのではないでしょうか。
建築物もあります。
作曲作品。オケ用の譜面が置いてあり、自由に中を見ることができます。といっても私は楽譜を読めないのですが。。。
最も印象に残ったのは東山魁夷の「スケート」(撮影禁止)。よく知られている魁夷の作品とは作風が異なり、ブリューゲルの「雪中の狩人」を思いだし、ほのぼのとしました。「卒業作品はこんなだったのね」と微笑んでしまいました。
昼も近い時間だったので、オークラが運営している美術館のカフェか、東京都美術館の精養軒の海苔弁でも食べに行こうかと思っていると、平日なので学食が開いていました。この美術館には何度も来ていますが、学食が開いているのは初めてでした。折角なのでカレーを食べましたが美味かったです。
若々しい素晴らしい作品と学食のカレーで若返ったような気分になりました。
5月7日までの会期ですが、お勧めの展覧会です。
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