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老いることは進化か退化か
過去の自分ができていたことにビックリすることがある。
最近実感したのは保健室の来室対応なのだけれど、以前は1日平均20〜30人を対応していた。でも今は1日平均10人くらいなのにヒーヒー言っている。
先日は給食のカレーで胃もたれを経験し、かなりショックを受けた。20代の頃なんてお椀に溢れるくらいのカレーとライスをペロリと食べられたのに。
これが衰え・老いというものなのだろうか。
私よりも年配でエネルギッシュな方もいる。
だから全てを年のせいにするわけではないが、少しずつ現実を受け止めていく感覚。
じゃないと、無理をしてしまう。
無理をすると回復に時間がかかったり、周りに迷惑をかけるかもしれない。
だからこそ、若い時に頑張っておいて良かったのだ。と思うことにする。
言われたことは何でも「やります!」って言ったり、気になることは調べたり勉強会に参加したり。人付き合いも誘われるまま参加した。
仕事も【やるべきこと】【やりたいもの】両方手を抜かなかった。
今は「やります!」という前に周りを見るようになった。若手が経験する機会を積極的に奪いたくないからだ。
気が合わない人との付き合いは最小限にして、気が合う人との時間を増やした。
仕事量は減らしている。
これは【やりたいこと】よりも【やるべきこと】に注視していることと【やるべきこと】もICTを使って作業を減らしているからだ。
反対に、救急処置のアップデートには時間をかけるようになった。毎月発行される雑紙の救急処置の記事は、自分の救急手当の本に書き写している。
カウンセリングの本も増えた。アウトプットしながら日々の仕事で実践中だ。
あと読書を意識的にしている。今までは専門書ばかり読んでいたけれど、一般図書も増えてきた。おススメの本を教えてくれる司書さんのおかげだ。
老いることで、より洗練され、深化させたい。
他人から見たら退化かもしれないけど、私自身は進化だと思っている。
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