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規則正しい生活の苦しさ

長期休業、今年は休校期間もあり生活が乱れやすい環境ではある。

規則正しい生活は健康に生きる上で最も基本的なものであり、誰もが良いことと知っていながら、習慣化するまでが難しい。

何故なら私も完璧にできているわけではない。
一応23時就寝、5:30起床にしているが、note のネタを考えたり下書きしていると余裕で23時を過ぎる。
学生時代なんて夜行性のような生活をしていたこともあり、生活習慣に関する指導は心情的に強く言えない私だ。
それ以外にも躊躇する理由がいくつかある。

どこまで生活に踏み込んでいいんだろう

特に小学生、中学生の生活は保護者の影響を強く受けている。
朝子どもたちを起こしたり支度させたり登校させるのは保護者で、その苦労は想像するしかないが、きっと大変なはずだ。
保護者だって本当は子どもに早く寝て欲しいと思っているのではないだろうか、という前提に立つと、いろいろ想像する。
保護者の仕事が不規則なのかな、とか。
保護者もいっぱいいっぱいなのかな、とか。
兄弟がいるとさらに大変だよな、とか。

この多様化の時代、夜働いたり、シングルで仕事して家事育児したりと様々な事情がある。
そういう保護者に対して一方的に「早く寝かせてください」等と言うのは心情的に引っかかるのだ。


子どもたちは忙しい

部活が終わったら塾、帰ってきてから宿題、ご飯、お風呂…とやるべきことをやるだけで22時
を過ぎる。
しかもこれは要領が良い場合だ。
ゲーム等のやりたいことを先にやってしまうタイプや、時間の見通しを立てるのが苦手なタイプ、その日の宿題量や学習能力によってはどんどん睡眠時間が削られる。

やるべきことに追われて、寝る前の時間くらいしか好きなことができないのかもしれない。

 
勉強してるから寝不足はアリなのか?

ゲームやスマホが流行しだし、ゲーム依存やスマホ依存、生活の乱れが目立ってきた。
メディアの使用時間と睡眠時間の関連は深いが、だからといってメディアを悪者にはできない。
もう生活に浸透している物だから、付き合い方を各自で考え律していかないといけないのだ。


そして、睡眠とメディアの健康については分けて考える必要がある。

勉強や読書、仕事による寝不足は大目に見られる傾向があるが、果たして本当にそうなのか。
遊びや趣味による寝不足は勉強よりも良くないことなのか。

YOUTUBERが憧れの職業となっている現代、動画の視聴で寝不足になることは勉強と何が違うのだろうか。

価値観の多様化に伴って、今までの「社会通念」や「しつけ」といったものは通用しなくなると私は思っている。

私ができること

科学的根拠のある健康の知識を伝えると同時に、興味をもてるような工夫をすること

特に小学校段階では身近な健康課題から指導(授業)へ繋げることがポイントだが、中学でも高校でもその視点は有効だと思う。
健康は目に見えないし、元気なときは実感しにくい。そのため自分事として捉えるためには、まず私自身が健康のありがたみを知っておくのが大事だ。
病気になったときは困ったこと、後悔したこと、欲しかったこと、周りの反応等をメモしておこう。

科学的根拠の説明はいかにわかりやすく、面白く伝えるかが肝だと思っている。
テレビの健康番組はわかりやすいので、動画にしたり、探しておくといいのかも。
個人的に試したいのは漫才で、担任の先生や子どもたちと何か一緒に作り上げたら印象に残るんじゃないかと考えたり。
睡眠の質を上げるポイントを、歯磨き同様に歌にしてみようかとか。
今までの授業らしい授業ではなくて、もっと身近で楽しいものにしたい。
保健だよりもメルマガ配信みたいに、保護者向けの内容は月1でメールにするのはどうか。
したいことがあるのに、もっと効果的で楽しいアイデアを探してしまう。


note にまとめながら思ったこと。


気乗りしなくても自分にできるものを考えていくと、なんだかヤル気が湧いてくるということ。







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