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小説のこと

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思い付きのままに、小説について考えていることを書いていきます。 どういう内容になるのかは、自分でもわかりません。
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2019年6月の記事一覧

秒間で面白い小説という矛盾

 ネットの普及によって作品の発表の仕方も、受容の仕方もかなり変化してきました。  少し前…

茜あゆむ
5年前
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一日分の進化~ワープ進化はあり得ない~

 今日も今日とて、ネタに困っています。  ぼくは自分が書いた文章を読み返すのが好きです。…

茜あゆむ
5年前
2

手触りを確かめる。

 六日目にして、書くことがなくなりました。  まあ、気張らずに雑談でもします。  最近、…

茜あゆむ
5年前
2

今の自分を越える読み

 まるでインフレ漫画のようで嫌気がさすけれども、昨日書いた記事の内容も、結局は小説を説明…

茜あゆむ
5年前
2

未分化・塊・カオス理論

 突然だけれど、ぼくは未分化という言葉が好きだ。  古事記の冒頭で「天地いまだ分かたれず…

茜あゆむ
5年前
5

文体模写の遺伝子

 これは半年ほど前、夏目漱石の「三四郎」を読み返した時のことなのだけれど、森見登美彦さん…

茜あゆむ
5年前
3

情報の乗った、重たいパンチ

 小説に限らず、作品を見ている時に、目が滑るという経験をしたことはないだろうか? 目が滑るというと抽象的に過ぎるかもしれない。つまりは、作品を楽しんでみていたのに、あるシーンに入った途端、スマホの通知が気になったり、外の物音が耳に入ったりなど、作品への没入感が失われることを、ぼくは言いたい。  昨日ホラー作品について語ったのだけれど、その時、見ていた作品に「23:59」という中国のホラー映画があった。内容はとある島にある軍学校で、島の亡霊に新兵たちが取り憑かれる、という言っ

ホラーでありがちな「そんなことある訳ないだろう」について

 最近、オール読物新人賞に送るための小説について考えていた。  自分の実年齢よりもオール…

茜あゆむ
5年前
3