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心躍るカスタネット、カスタネット

こんにちは。前回に引き続きカスタネットです。(マニアック!)


カスタネットの音色にドキドキ

みなさんはカスタネットを聴くとどう感じますか?
私はワクワクして心が躍り始めます。あのパリッとしながらも柔らかい音に、なんだか揺さぶられます。
曲を効果的に演出したり、ダンスの一部として表現したり、小さいのに存在感は抜群ですよね。しかも誰でも鳴らせるところが良いです!
子どもたちに聴かせる(見せる)と、みんなワクワクした表情で近寄ってくるんですよ。

小さいのにカスタネットの存在感

前回ご紹介したこちらの動画。振付は、最後に登場してくる鬼才振付家 Antonio Najarro(アントニオ・ナハーロ)氏です。
(彼はフィギュアスケートなどでも振付けしているので、演目をご覧になっている方も多いと思います。例えば、ハビエル・フェルナンデス、ステファン・ランビエールなど。最近ではディズニー最新作「Wish」(日本公開 2023年12月15日)でダンスシーンの振付け監修しています。楽しみですね!)

私はこの動画を見たとき、衝撃を受けました。
一般的にカスタネットを持って踊る時は、クラシック音楽を使うこともあり、見た目が派手にならないようカスタネットを隠すように持つ振付けになっています(目立たないけど、鳴らしてます!)。
この演目はカスタネットの存在感がハンパないです。4拍子のタンゴのリズムが「カスタネットの音と振付け」で魅惑的に表現されています。こんな独特で惹きつける振付けをするなんて、マエストロ・ナハーロ様すごすぎます。しかもちょっとマネしたくなるところがいいですよね。”なんかココできそう?”と。実際マネしましたが、難しかったです、、

https://youtu.be/oMgJI8q0Yeg?si=mAAysO0AkHp0Yuxp

女性が鳴らすと
雰囲気も変わるカスタネット

先の動画はメンズオンリーなので、カスタネットの音色も強くて勢いがありますよね。でも女性がカスタネットを鳴らすと、不思議とやさしい音色に聞こえてくるのです。
握力やカスタネットのサイズが違うためかもしれませんが、大きいサイズで強く叩く女性演奏家もいます。が、男性とではあきらかにカスタネットの音色が違います。加えてその人の性格なんかも音色に出ているように思います。その辺りが「楽器」なのでしょう。小さくてシンプルなのに不思議ですよよね。
カスタネットは「自分の音色」を練習で積み重ね、作り上げていくものかもしれないですね。

エレガントな女性たちが
カスタネットと共に踊る

最後に女性たちがカスタネットと共に踊る動画をご紹介します。「スペイン国立バレエ団」演目「Alento」(2017年)の紹介動画です。振付けはアントニオ・ナハーロ氏。エモーショナルな曲とダンスに、カスタネットが帆走して最後まで人を惹きつけます。ぜひご覧ください。エレガントで魅力的です!
カスタネット好きの私としては、今後もジャンルを越えた様々なシーンでカスタネットが見られるといいなと思います!

(4'15"頃から↓この画像のシーンです)

スペイン国立バレエ団「Alento」(2017)より


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