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旦那さんに発達「障害」は「特性」だと話したこと

旦那さんと歩くと、色んな発見がある。わたしが気付かない事にとてもよく気付くのだ。

彼は診断は受けていないが遺伝的にも特徴的にも不注意優勢型の発達障害である。

・ケアレスミスが多い
・気が散りやすくて、物事に集中することが苦手
・やりたいことや好きなことは積極的に取り組めるが、集中しすぎてしまう
・物をどこかに置いたか分からなくなってよく探す
・片付けや整理整頓が極端に苦手
・時間にとてもルーズ

本人は仕事でミスをしないようにとても頑張っていてかなりの心配性である。負い目に感じているのだと思う。

しかし一緒に歩いていると道の虫や人にとても凄く気がつく。恐らく視界に入る動くものに目を取られているのだと思う。私だったら気がつけないようなレベルで気付く。

本人には刺激レベルが多すぎて疲れるみたいだけど、わたしはその世界が少し見てみたいとも思う。

「障害」とつくからなんとなく認めづらいし負担になっているのかな、とも思うがわたしとしては「特性」「個性」として捉えてほしいと伝えた。

旦那さんは小さい頃から周りがみんな出来るのに自分は同じように出来なかった事の話をする。「普通」の説明だと理解できないから自分なりの解釈を重ねて、「出来ない」から「普通」になろうと沢山工夫をしてきたのだと。だから人の「出来ない」にもとても優しいし無理強いしない所がとても素敵だと思う。

旦那さんは小さい頃からゲームが大好きである。ゲームに関しては集中力がとてもあるしむしろゲーム中は他のことには耳も目も向けられない。

そして視界の中の動きに敏感だからFPSが上手なのだ。これを「障害」といわず「特性」と言うべきだと思う所以。

わたしは発達障害では無いけど旦那さんに敵わない事も沢山あるし、そもそもわたしだって計算が苦手だったり、細すぎて自分に疲れて嫌になる…なんてことは沢山あるのだ。

大人になって発達障害と気付いた、診断された人も少なくない世の中になってきたけど、そもそも物事には一長一短があると思っているしみんなどこか欠けてるものだから彼の抱えた「特性」を妻のわたしが補えば良い。

のんびり幸せに暮らせて行けるように同じ方向をむく方がよっぽど大事だよな、と改めて思った日である。



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