見出し画像

現実化しつつある過去記事での考察内容について①;インド&アフリカ編

皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。

今回は過去にした考察と現状の比較をして更なる考察を加えたいと思っていますが、その前に…

最近、四国は高知県の中央構造線の南で群発地震が起きているそうです。

今年後半の日本の運勢(有料記事の無料公開部分)で、宗教的なシンボルがある場所の災害を予測していますが、中央構造線沿いは重要な神社や神域が多い(阿蘇神社・剣山・淡路島・伊勢神宮・諏訪大社など)ので、心配ですね。

例えば地震自体はそれ程大きな揺れで無かったとしても、豪雨が続いて地盤が緩んでいると地崩れなどの被害が出る場合があります。

台風6号の進み方などを観ても分かるように、おかしな気象が続いていますので、当該地域にお住まいの方は(出来れば自治体の方でも)できる範囲で良いので何か対策をしておくと良いですね。

九州・八代海の水温が異常に高い。TSMCの工場が出来てから枯れた井戸が出ていると言うが、半導体製造には大量の水を必要とするそうだ。
八代海の高海水温はそれと関係あるのか?それとも近年活発化している火山活動のせいなのか?
いずれにせよ台風は海水温の高い場所では勢力が維持もしくは発展傾向で、しかも台風の通り道になり易いと言う。 台風6号の変な進み方にも関係あるのだろうか?

それでは今回の本題に入りましょうか。


インド🆚中国


下記リンクで書いた記事の内容が、いよいよ現実化に向けて動き出している様です。

その指標の一つが下記の記事。

アップル「脱中国」は達成間近。消えた中国の世界的輸出増、サプライヤーの9割がインド・ベトナム移転へ

中国が今置かれている状況に関しては、下記記事でも書いていますので、ここではインドの現状について取り上げていきたいと思います。

世界で今起きてること③;中国を取り巻く世界情勢編

インドにも問題はある


インドにも社会問題は存在しています。

カースト制度による様々な差別や人権問題…特に女性(お嫁さん)に対する名誉殺人などの問題は有名です。

法律的には既に違法とされているにも関わらず、伝統と称して人権侵害が横行する現実があります。

インドの8つの社会問題と、それがインド経済へ及ぼす悪影響 | エリアブルー

またインドはモディ首相が率いる与党の他に26もの野党が乱立しており、モディ政権への風当たりは強いようです。

メイク・イン・インディアの成果に夜明け?(インド) | 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ

ただしモディ政権のこうしたメイク・イン・インディアと言う政策方針で国内を経済的に強化しようとする政策は、国民からは一応支持されているようで、

反対勢力が強いとはいえ、モディ首相が率いる与党は今のところ政権を維持しています。

そして前回記事で触れた様に、中国は単独で宇宙開発計画に取り組み、既に宇宙ステーションを持っています。
けれども、実はインドも宇宙開発に名乗りを挙げているのです。

これまではIT立国であるが故に経常赤字が状態化している現実もあったのだそうですが、2030年を目処に、そこから脱却する計画の様ですね。

そういう意味では、中国の現状(反スパイ法)や未来を不安視して、サプライチェーンが中国からインドやベトナムにシフトして来ているというのは、インド経済にとっては追い風でしょう。

あくまでも独立独歩を目指すインド


つい最近のことですが、SNSである投稿に対し「インドはNATOに付きましたね」と言う書き込みを幾つか見たのですが、私は内心「そんなことは無いだろう」と思っていました。

数日後、(案の定と言いますか)下記の様な記事が出てましたね。

インド、米国からの提案を拒否「Natoプラスに参加するつもりはない」―中国メディア - ライブドアニュース

結論から言えば、連携はして行く意向のようです。けれども参加はしない…今はそう言うスタンスのようです。

理由は以下の記事(英文記事ですが、翻訳機能を使ってお読みください。)に、分かりやすく纏められています。

India at crossroads: NATO Plus invitation! Will It compromise sovereignty?

ウクライナ侵攻以降、食糧危機の到来を主張する声が出ていますが、インド(世界最大の米輸出国とのこと)が米に輸出規制をかけた為、米の価格が高騰しているそうです。

要はインドはあくまでも「自国ファースト」なのです。自国を守り国益を守る為なら、米国であれ中国であれ、必要なことでは手を取り合うけれど、基本的に中立の立場を崩さない。

それがインドなのです。

インドで最も人気があると言われる神様「ガネーシャ」。


自我に目覚め始めたアフリカ


さて、次はアフリカの話題です。

今、世界で起きていることについて①;
食糧危機と地域紛争編

上記の記事で書いたコロナ禍に於ける様々な問題は、アフリカ諸国の一部にも「目覚め」を齎した様です。

「もう、たくさんだ‼︎」

そんな思いが、ニジェール軍の将校たちを動かしたようです。

西アフリカのニジェールでクーデター 背景を解説 - キャッチ!世界のトップニュース - NHK

以前にも喩えたことがあるけれど、欧米が経験も分別もある大人(中年〜壮年期?)だとするならば、アフリカ諸国(またはグローバルサウスと呼ばれる国や地域)は、思春期を迎えたばかりの子人(または“中人”=大人と子供の中間「こどな」)です。

要は「反抗期」を迎えたわけです。

ニジェールのクーデター:クーデターに対する最前線にいるナイジェリアの隣人|ルモンド(仏文)

昨今はこの「反抗期」を経験せずに成人してしまう人も多いと言いますが、一般的には大人になる為に必要な通過儀礼と言えます。

ただアフリカ諸国は、過去記事でも触れていた様にODAの影響なども有り、“庶民レベル”では中国に対しては良いイメージを持つ国が多いと言います。

政府レベルは欧米から「無茶苦茶な上司に苦しめられながらも、家族を養って行く為に上司にぺこぺこ頭を下げて働いているサラリーマン」のお父さん(お母さん)みたいなもの…この辺は日本も似た様なところがあるかも知れないですけれど…。

なので、喩えるならばニジェール(クーデターを起こした反政府軍側)がやってることは
「世間知らずで正義感に溢れた少年が、腐敗した会社や上司に親がぺこぺこしているのに反発してのアンチテーゼ…」
と、まさに反抗期なんですね。

ここで大人側が対応を間違えると、子供がグレて闇堕ちしてしまうキッカケを作ってしまいます。

ニジェール:アリ・ラミン・ゼインがクーデターによって首相に任命され、アメリカの使者は「難しい」議論を認めている|ルモンド(仏文)

アフリカの未来を左右する今後の中国事情


前々回記事でも書いたのですが、そのアフリカの庶民レベルで好感されている中国が、「中国が(未来の世界の)モデルケース」と持ち上げるWEF(世界経済フォーラム)や国連に基盤を置きマクロンと歩調を合わせ続けるなら、いずれロシアとは明確な対立軸を形成するようになるでしょう。

そうなった時、アフリカ諸国はどう言う立ち位置を取るのか?

中国に依存もしくは頼りたくても、当の中国の経済状態は「青息吐息」の状態。
中共が公的に出すデータには体面を保つ為の粉飾が多いのが常らしいのですが、その公的データですらマイナス基調だと言うことで、実態は相当悪いのだろうと言うのが、多くの中国通の方の見方です。

仏の差し伸べた手を取らなければ、現状では多くの外資系企業が脱中国を進めており、経済復興の将来像が見えない状態だと言われています。

と言うよりも、仏だけでは厳しいと言っても良いかも知れません。この様な藁をも縋る?状態ですから、中国は仏と手を切るなど、現状では有り得ないでしょう。

そんな国内状態を差し置いて中共政府がアフリカへの投資を続けたりするならば、(日本同様に「なぜ国内ではなく海外を優遇するのか?」と)中国国内の不満がさらに高まり、混乱が悪化する可能性があります。

中国は常に、外国からの侵略や攻撃ではなく、国民の蜂起やクーデターによって王朝や既存政府が倒されて来ました。

中共政府はそれが分かっていますので、国民の蜂起を抑える為に躍起になるのが常ですし、これまでは反日感情が抑制の為に利用されて来ました。

中国に経済的に依存するアフリカを、中共政府が支援し続ければ、そうした不満の吐け口にさらにアフリカが加わり、それでも収まらなければ中共政府に向かい、習近平政権が倒れる可能性もあります。

習近平にしてみたら、それは避けたいはず。

相関図

何処までアフリカに支援を続けるのか。
追い詰められて、中共にとっては不本意な台湾有事に手を出すのか?

でも台湾有事を起こしたら、(中国が内心反発している)米ネオコン(軍需産業)を喜ばす事になりますけどね?

常識的に考えれば何処に進んでも地獄の状態に陥っている習近平政権は、すでにこのゲームは詰んでいるわけです。

となると習近平はマクロンの差し伸べた手を離すことは出来ないーーー▶︎いずれロシアと対立してBRICsから離脱する方向に進むのかも?

ま、あくまでも可能性のひとつにしか過ぎないですけどね。
(BRICsに残りたいなら、それこそ中共は習近平に対してクーデターを起こさなければならないでしょう…ただしそれが成功したからとて、今の中国がBRICsに残りロシアと共にやって行ける状態か否かはまた別の話と言うことになるのですが。)

となると恐らく、今アフリカを支援する余力とその可能性があるのは、ウクライナ侵攻により西側からの経済制裁としてSwiftから追い出された結果、露ルーブルを金本位制に戻し独自決済しているロシアと、オイルマネーの蓄えがある中東の産油国ぐらいなのではないでしょうか?

そして、そういった背景が見えた時、アフリカ諸国はどう立ち回るのか。

下手をすればアフリカがそのことに気付く前に、支援力がある国や地域を(搾取し続けたい側は)潰そうとするでしょう。

いや…もう潰しにかかっている(=露を挑発してウクライナに侵攻させ戦犯に仕立て上げ、停戦を妨害し泥沼化させている)のかも知れないですね。また、米バイデン政権は中東に米艦隊追加配備を決めています。(イランも露側。)

米軍、中東に戦闘機・艦船を追加配備 イランへ対処 - 日本経済新聞

因みにサウジアラビアが米国離れとかBRICsに接近とか言われていますが、それが中国との接近だけを示すなら、サウジアラビアは欧米側についたままだと言っても良いでしょう。

理由はこれまでに書いてきた通りです。
(仏を緒に、中国は近い将来、欧米側に飲み込まれる予定になっているのだろうと言うこと。)

他方、今回ニジェールのクーデターで仲介を果たそうと動き、結局思うような成果を得られなかったECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)。

彼らもニジェールのクーデター政権にしてみれば、西洋と言う理不尽な上司に、ぺこぺこ頭を下げながら働き続ける“サラリーマン父さん”でしかありません。

思春期や青年期には、世間知らず故の無鉄砲さによる「挫折が付きもの」ですが、恐らくそう言う経験を通して、少しずつ「世間や社会との付き合い方」と言うものを学んで行くのでしょう。

国ならそれは「外交交渉の在り方」と言うことになります。

かつて日本がアジアにしたことを、露や中東産油国はアフリカに出来るか?


親は子供を育てながら、自らも子に育てられると言います。

「教育勅語」という形で、宗教には頼らない精神的支柱をベースにした教育を、当時の日本統治下にあったアジアの国々にもたらしたのは他ならぬ戦前の日本、大日本帝国です。

色々な問題があって(例えば現代さながらの共産主義勢力の工作活動などで)、戦争せざるを得ない方向に引っ張られ、最終的に原爆を落とされ、大東亜戦争自体は敗戦に終わりました。

そして、そういう形で大日本帝国が描いていた「大東亜共栄圏構想」が頓挫したものの(順番は逆になってしまいましたが)日本統治下にあったアジア諸国は終戦と共に独立。

その後、日本統治下にあった全ての国が経済発展し、戦前の日本の意図はある意味において最終的に達成されたのです。

なので日本は「戦争そのものには負けたけれど、本質的な面では勝ったのだ」と主張する人もいます。

8月15日は終戦記念日ですが、敗戦と言わず終戦と言い続けるプライドがここにある…と言っても良いかも知れません。

アフリカ諸国が(第二次世界大戦後に独立後も)ずっと、欧州の植民地状態で搾取され続け、
(独立後に)学校制度も出来はしたが完全には機能せず、その結果貧困から抜け出せずに国内で紛争を抱えて来たのとは対照的ですよね。

このコラージュを作っていて思ったのですが、インドとニジェールの国旗って似てますね。(と言うか、ほぼ同じ?)何か言われがあるのかと検索してみましたが、残念ながら情報が出て来ませんでした。

子供の反抗期は親子共に精神的に自立する為のきっかけ


純粋な子供目線で観た腐敗した社会を、
大人は「世の中はそんなものだ」と諦観して
子供の純粋な気持ちを潰してしまうのでは無く、

子供に気付かされた時、自分たち大人はどう社会に対峙して「腐敗の除去」を行い、「社会の公平さ」を取り戻すのか?

大人側に求められているのは、そう言う視点と行動です。公平さを求めて(或いは我が子を護る為に)「駆け引き」ないしは「戦っている姿」を子供に見せる必要があるわけです。

この場合の大人とは、政治的に言うなら「国家政府(政治家)」や「役人」と言うことになります。

外交レベルで言うなら、上記+国を動かす力がある「国際金融資本」や「グローバル大企業」と言うことになります。

勿論、都市伝説や陰謀論の世界ではさらにその上がいる…とも言われています。

私たち庶民にできることは「政府レベル」「外交レベル」に様々なツールを使って働きかけることくらいでしょうか。

YouTubeなど観ると、NATO🆚BRICsについては、ポジショントーク的な主張が比較的目立つ様なので、冷静にかつ客観的に見て考える必要がある様に思います。

こうした先進国🆚グローバルサウスの問題は子育てにも喩えられるので、案外ガチに子育ての経験がある主婦層の目線がある方が、問題解決に役立つかも知れませんね。

(大日本帝国は、当時アジアに西洋列強と対峙する為に必要な、対等に組める様な独立国が無かったので、将来同盟を組める様な国造り=子育てから始めたのです。

ですから西洋が戦前まで植民地に対して行わなかった学校教育を現地に取り入れ、教育を現地の人に与えたのです。

つまり大日本帝国は、戦前に日本統治下にあったアジア諸国にとって、子供が成人する前にこの世を去らなければならなかった親みたいなものです。)

そういう意味では、子供が成人した主婦層にも政治・経済に関心を持って欲しいところです。政治ネタは難しいからと、芸能ゴシップネタにしか興味を示さない人もまだまだ多いですから。

ロシアは第二の大日本帝国になるのか?


翻って見て、ロシアはどうなのか?

例えば敗戦革命でプーチン体制なり現在の政治体制なりが崩れたあと、アフリカ諸国が独力でも経済発展して行ける様な教育体制の支援(人作り)や国造りの支援は、これまでして来たのか?

私達が知っているのはロシアはアフリカ各国と軍事協定を結んでおり、プリゴジン率いるワグネルを通して基本的には政府軍側に付いて、ISILなどのテロ組織や反政府軍を抑える役割を果たしながら、鉱物資源の権益を拡大していると言うだけで、

ロシアが穀物などでアフリカ支援をすることはあっても、欧米の搾取からの独立&経済発展に必要な支援をしていると言う話はググっても出て来ません。
(ただしソ連時代は、アフリカ諸国独立の支援をしていたそうです。)

と言うわけで、残念ながら、この件については情報が少な過ぎます。

私達が今、ネット上で得ることができる情報だけでは、アフリカ諸国の本当の意味での独立が可能になる様な支援がロシアからなされていたと言う話は無かったのです。

勿論、ロシアが勝戦して中国が離脱した後のBRICsを率いて行く可能性もあります。

でもそのシナリオに進むには、米ネオコン(と内心嫌気しながらも米に付き合っている欧州)のウクライナ推しがしつこ過ぎますからね。
(このまま行ったら、ウクライナには人がいなくなって、領土内に押し寄せて来た海外勢力による領土の奪い合いになってしまう危険性も。)

現状では、ロシア勝者のシナリオに進む可能性は、それほど高くはない様に思います。

じゃあ、無理矢理ウクライナを勝者にするか▶︎これも前述の通り難しそう。
となると停戦協議で引き分けの状態にするか、或いは拗れてリアルの第三次世界大戦に進んでしまうか?

そのどちらかしかない様に思えます。
(じゃないと、この戦争を仕掛けた黒幕が納得しない。)

結局はアフリカがロシアにとって、大日本帝国にとってのアジアの様になるのか否かが、アフリカの経済発展の鍵になるのでしょう。

ですが、現状ではそれは厳しい様に思います。

結局は日本が長い眠りから覚めて日本を取り戻すことが出来なければ、世界が真の平和に向けて発展していく為のステップには踏み出せないーーーということなのかも知れませんね。


今回はこれで終わりです。

最後までお付き合い頂きました皆様には、大変ありがとうございました。

このアカウントでは政経占い(原則として有料)と、時事ネタのエッセイ(無料)をお届けしています。

次回は「2023年の運勢(後半編)〜世界はどうなる」をお届けする予定です。
昨今は春分の日を宇宙元旦と呼ぶことがあるようですが、秋分前後〜春分の少し前くらいまでの運勢を中心に観て行きます。

良かったら、また次回も会いにきて下さいね。

そして「良いな」と思った記事にはスキをポチッとお願い致します。

【本文中のリンク以外の参考資料】

インド首相、BRICSサミット出席はオンラインの公算=関係筋 | ロイター

BRICS外相会議が南アで開始、西側から離れた世界秩序の再均衡を呼びかけ - BBCニュース

なぜ一部のニジェール国民はフランスを追い出し、ロシアを歓迎したいのか - BBCニュース

ニジェール軍事政権が領空を閉鎖 近隣国による大統領復権要求、期限過ぎる - BBCニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/79db53966ee079d9c99d6264fba31664e56f0cf1


【その他関連記事】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?