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アクション:自民党女性局にアンケート結果と要望書を提出してきました!

先日、両立保護者の会として、
与党の女性局にアンケート結果と要望書提出してきました。

緊急事態宣言終了と合わせて保育園等の臨時休園が解除されて、
アンケートで不安やご苦労を共有して下さった多くのご家庭が安堵されていることと思います。

では、それで我々の活動も終了か・・と言うと、
やり残したことがあるのでは!?思い、

アンケート(以下ご参照)で頂いた貴重な声を活かすべく、仲間たちと申し入れのお時間を頂いてきました。

私が課題だなと思って今回要望をお伝えしたのは以下のポイントです。

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要望:(1) 第二波では保育園等の休園について慎重な判断を!

新しい感染症で正体がわからない中で、
いち早く大胆な決断をして命を守ることは最も重要なことです。

その意味で、第1波で保育園等の休園判断は必要だったのだろうと信じていますし、それ故に多くのご家庭が、大変苦労しながらも自分の役割を全うしようと懸命に数ヶ月を過ごしました。

しかし、新型コロナウィルス感染症の正体が徐々にわかってきた中、
政策判断は最新のエビデンスに基づいて行う必要があり、
また、今回のアンケートで明らかになったような副作用の影響の大きな施策については慎重に検討するべきだと考えます。

日本小児科学会は5月20日に現時点で「COVID-19 が学校や集団保育の現場でクラスターを起こして拡がっていく可能性は低い」「教育・保育・療育・医療福祉施設等の閉鎖が子どもの心身を脅かしており、小児に関してはCOVID-19 関連健康被害の方が問題と思われる。」と発表しました。

第二波が来た時、再び保育園等を休園する措置が必要か、
子供達への影響・保護者への影響を踏まえた上で、
政府には、エビデンスに基づいた賢明な判断を期待します。


要望:(2) 保育士さんの待遇は是非改善を!!!

今回、多くの保育士さんが感染リスクを不安に思いながらも、
緊急事態宣言下でも医療従事者や必要な方の保育を継続されました。

この期間は今まで以上に保育士さんと言う存在の重要性を
沢山の保護者が認識したことと思いますし、
アンケートでもこの点は多くの保護者がコメントを寄せました。

今回第二次補正予算で保育園に対しても1施設あたり50万円の補助金がついたようです。
政府がこの点を課題に感じて、進めてくださる方向には感謝です。
今回の予算では主に消毒液の購入などの対策の為に使われる費用を想定しているようですが、これが、きちんと長期的にも保育士さんと言う「未来を育てる重要なお仕事」の待遇改善につながることを期待します。


(3) 「ニューノーマル」に備えて、ベビーシッターさんを安心してお願いできるよう、英国DBSのような仕組みを!

今後も幸いな状況が続いて、保育園が休園しないとしても、例えばこれから秋になって風邪を引く季節がやってきます。

そんな時、多くの家庭が少しの咳や鼻水でも登園自粛したりする可能性は高いですよね。ニューノーマルでコロナと共に生きる時代では、今まで以上に「ベビーシッターさん」など、集団保育ができない場合の代替保育手段が重要になります。

しかし、今回のアンケートでは4%の方しかベビーシッタを活用していませんでした。

多くの方が「費用が・・」とコメントしていたことを鑑みると、
内閣府ベビーシッター制度が知られていない・使えない・使い勝手の悪い・・・などの執行面での課題があることも事実です。

さらに、今回は、最も深刻な内容として、「安全」面での懸念と要望をお伝えしました。

最近、マッチングアプリでの在宅勤務中に依頼したベビーシッターによるわいせつ事件が発覚しました。ショックを受けた保護者・不安を募らせた方も多いのではないかと思います。

保育に携わる人にはきちんとバック・グラウンド・チェックをして性犯罪などを起こした人を排除してほしい。

これは絶対に必要なことだと考えます。
英国DBSのような仕組みが日本にも必要、と訴えました。

詳しくはこちらのフローレンス前田さんのnoteを。


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自民党女性局からは三原じゅん子局長、
デジタル化から教育まで様々な政策の要になっている牧島かれん議員、
リモートワーク推進の立場から(そして子育て世代的には男性育休の推進でも知られている!)和田義明議員、
医師でありお子さんを育てる母親でもある国光あやの議員に話を聞いて頂きました。

それぞれの視点で「生の声」に耳を傾けていただき
与党としての取り組みをご紹介頂きながら、
力強いお言葉をいただきました。

特に、犯罪データに関しては皆さん課題意識はお持ちで、
例えば、データを補足するにあたって現状ある住民基本台帳の仕組み上の不備に対応しようとしていることのご紹介ありました。

また、今後の子育て世代を助けるだろう行政サービスのデジタル化で盛り上がりました。

国会閉会直後、皆様大変お忙しい中、耳を傾けてくださり力強い言葉かけてくださったことに感謝申し上げます。

***

日々を忙しく過ごしている子育て世代の声は
なかなか政府に届くのが難しいなといつも思っていますが、

今回、1,600以上の保護者の皆さんの声を頂いて、
少しでもお届けすべくアクションを起こしたわけですが、
こういった課題に向き合ってくださる議員の方々がいるということは
とても励みになることだと思います。

皆さん、諦めずに声をあげて、より良い方向に持っていきましょう!

記 : 向山

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