二次試験トップ画像

電験二次試験の完全攻略|戦略・コツ・勉強方法まとめ

お疲れ様です。

電験研究をし続けている桜庭裕介です。

「電験3種完全攻略手順」の電子書籍を出版してから、出版社の記事の年間連載をスタートもし、2019年の試験対策記事で「試験問題」をピンポイントで的中させることに成功しました。

電験1種は20年以上(昭和分も含めると30年近く)、電験2種も20年以上・・・の過去問を分析した成果を発揮できて良かったです。


先日の話なのですが
下記の2点について記事を配信しました。

①電験の一次試験と二次試験では何が違うのか??

②電験3種と二次試験では何が違うのか??

非常に電験の本質をつくような内容だったこともあり、反響があり、多くの方に読んで頂くことができました。


資格学校の必要性すら揺らいでしまう内容ではありましたが、それだけ勉強をする方にとって、役立つ情報だったとも読み取れます。

※反響があった記事はこちら


このたび、自分の経験と知識に基づいて
「電験二次試験の攻略」をテーマに記事にすることにしました。


電験二次試験の完全攻略|戦略・コツ・勉強方法

画像1

電験の二次試験は「非常に難易度の高い試験」であることに異論唱える者はいないでしょう。

そのぐらいの超難関試験です。


攻略のポイントは大きく分けて3つ。

攻略ポイント①
「ルールを知る」

攻略ポイント
コツを押さえた戦略を立てる」

攻略ポイント③
「勉強方法を決める」


これらのポイントのうち、どれか一つでも押さえそこなうと、膨大な勉強量が増大すると思っておいて下さい。


有名な電験講座にでも参加すると、話が聞けると思いますが、個人差があるので当然断言はしないものの・・・

「電験2種合格までの勉強時間は1000時間、いやそれ以上か」

「自分は3年かかったよ」

「5年かかりました」


大学や大学院を卒業している方ですら、そのぐらいの時間を費やしているというのが事実としてある。一発で受かりましたという人の方が圧倒的に低い試験が「電験」なのです。


これから挑戦する壁の高さは理解して頂けたと思います。それでは「戦略」の話・・の前に試験のルールを確認しておきましょう。


①電験二次試験のルールをまず知る

画像2

まずは試験科目を確認しておこう。

二次試験は「電力・管理」と「機械・制御」の2科目の試験。

要は、一次試験で言う「電力科目」と「機械科目」がさらに形を変えて登場するということだ。


続いて、非常に重要な配点を説明する。

2科目の配点と合格点の関係

ここを正しく理解できていなくて、戦略や勉強方法がズレてしまう人がいますので注意しましょう。


「2科目で180点満点の試験」
「電力管理は120点満点」
「機械制御は60点満点」
「各科目で平均点以上を取らないといけない」


つまり、苦手な機械・制御で10点といった点数を取った瞬間にゲームオーバーということ。

10点!笑 などと油断はできません。

なぜなら、機械・制御の試験問題は「4問中2問を選択して解く」というルールだからです。

制御が全くできなかったぞ・・・さて、同期機を解くか!と計算し始めた途端、全身が震えてしまうなどということは簡単に起こります。


戦略や勉強方法のステップで説明しますが、苦手科目があることは非常にリスクがあるので、絶対に「全く解けない分野」を作ってはいけません。


電力・管理の試験範囲【6問中4問解く】

「発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む)の設計及び運用並びに電気施設管理に関するもの」

と定められています。

最近では電験2種も難化してきており、電験1種の問題が形を変えて出題されることがあります。


試験範囲は「全分野」と認識しておくと良いでしょう。※計算問題は特定の範囲から出題されるので、論説問題よりは的を絞りやすい


機械・制御の試験範囲【4問中2問解く】

「電気機器、パワーエレクトロニクス、自動制御及びメカトロニクスに関するもの」

と定められています。

一次試験の試験範囲と概ね同じですが、計算問題が中心となります。


※パワエレと自動制御は確実に毎年出題されていることも知っておくといいでしょう。


②コツを押さえた戦略を立てる

画像3

ここの出来が試験の合否を分けると言っても過言ではありません。


重要なコツを下記の記事にまとめました。


中でも「適切な問題を浴びること」というコツが重要です。

さらに、下記の3項目についても、勉強方法に落とし込む。

①機械制御は電力管理と違って、勉強範囲を絞り込めるので、7割8割の点を取る

②電力科目の計算問題は概ね決まった問題が出題されるので、絶対に点を取る

③電力科目の論説問題は、出題範囲が広すぎて狙いうちは難しいが、中間点を狙えるようにキーワードを押さえる

これらを考慮して、勉強方法を作成すれば、点数が安定して取れるようになります。


逆に、こういった絞りこみを行うことができなければ、勉強時間は余計にかかる上に、点が取れないといった負のスパイラルに陥ることになります。

自分も含めて、多くの方がこの失敗を繰り返してきました。

「計算問題は出題数も少ないし、面倒だから・・・」という理由で、試験本番で大きな失点をしてしまうといった失敗。

計算問題を全て捨てるのではなく、点が取れる範囲は取れるようにトレーニングをし、論説問題は日頃のインプットで情報収集して、最低限キーワードで攻めることができるようにするのです。


③勉強方法を決める

「過去問をたくさん解くこと」が前提になります。(細かく言うと、工夫が必要です。そうじゃないと、めっちゃ時間がかかる)

※「②コツを押さえた戦略を立てる」でも記載しましたが、点の取れる範囲での知識習得が第一優先にすることを忘れてはいけません。

電力・管理について

電験二次試験画像

計算問題と論説問題をきっちりと分けた学習をする。

闇雲に過去問を解いていてはダメ。


まずは計算問題から簡単に概要を説明していきます。(詳しい解説については、別サイトにてじっくり解説します。)

計算問題の勉強方法【電力・管理】

質問をさせて下さい。(答えが見えます)


①計算問題はどの問題が多く出題されていますか??

②その問題は細かい分野まで特定できますか??

③その分野は公式を押さえておけば、点が取れそうですか??

10年ぐらいの傾向を見ていると「水力発電分野の計算」が簡単に点が取れることに気が付きませんか??

電験3種の問題とそんなに難易度も変わりがありません。


「水力発電分野の計算」を早急に押さえるべきなのです。


ここは100%点が取れるまで問題を解きましょう。10年間分くらい遡って問題を集めましょう。さらに電験3種の問題も解きましょう。(電験2種受験者は欲を言えば、電験1種の問題も解こう。)


さらに言うと
「変圧器の負荷容量の問題」
「充電電流に関する問題」



これらも簡単に解ける「パターン化された問題」です。まだいくつかあります。(その問題集を出してしまいたいぐらいです)

※地絡、短絡計算は難しいので、むやみに手を出さないこと


論説問題の勉強方法【電力・管理】

論説問題は過去問を10年間分インプットして下さい。悩む必要はないです。

「知っているか」「知らないか」でしかないので、どんどん吸収して下さい。

ザッピングでもいいです。知識をとにかく詰め込んで下さい。

気付くことがあると思います。


「同じような問題が出ていること」に。


それは非常に有り難いことです。出題確率の高い問題だということです。必ず覚えて下さい。


一通り終えたら、次は「解説読み」


それをループ学習します。


何度も何度も見かけて、その情報を覚えてしまうのです。隙間時間を利用して、10年間分の解説まで脳内にインプットすることができたら、試験本番で点が取れます。

PROJECT「過去問の高頻度インプット」

論説問題対策に非常に有効な資料を作るプロジェクトを開始しました。平成15年から平成12年を狙いうちしています。(理由はお察しの通りです)

徹底的に考え抜いて、重要ポイントを強調した資料を作りあげています。赤字、太字は絶対に吸収して下さい。点が伸びます。

学習者の多くはこの年度の学習をしていません。だからこそ、狙い目でもあるのです。

しかも、この年度の問題は網羅的に知識を試す問題が多いので絶対に学習しておくべきなのです。


機械・制御について

二次試験機械

電力・管理に比べて、やるべきことが非常にわかりやすい科目。


試験問題を見ていくと

・直流機
・同期機
・誘導機
・変圧器


この計算問題に関しては、電験2種であれば、電験3種の問題とそこまで違いはないことに気が付きます。電験1種でも簡単な年度はすぐに解くことができます。

公式を整理しておき、問題文から値を抜き出せれば、正解を導くことが可能。


一方で、パワーエレクトロニクス。これはくそ難しい。本当にわからないと思います。(いい教科書がないので、選択して解こうとする人はあまりいないと言われています。)


しかし、自動制御に関しては「フィードバック制御」や「ボード線図」といった出題問題がある程度わかる問題。※ラプラス変換の問題は勉強時間を別途確保しておく必要がある。(ラプラス変換は学び方さえ気をつければすぐ習得できるものだ。もし、学生時代にラプラス変換が得意だった学生はかなり有利)

論説問題は出題されないので集中して計算問題に向き合おう。


オススメの勉強方法としては「1つの分野毎集中して取り組む勉強方法」


いろいろやると、混乱して習得速度が遅くなるので、今週は誘導機、来週は同期機といったように区切ってしまえば、めちゃくちゃ勉強効率は高めることができる。


問題集・参考書に悩んだ時に読む記事

この記事で紹介した問題集が良いでしょう。

※別途、体裁を整えた記事を配信します。けつろは変わりません。電気書院がいいのは間違いありません。

まとめ

以上「電験二次試験の完全攻略|合格できる戦略・コツ・勉強方法」の記事となります。

この記事には、自分の全ての経験と知識を詰め込みました。


「点を取る」ということを掲げて、自分はプロジェクトを運営していますが、全ては閲覧者の合格のためです。


点を取れる問題が増えてくれば、どんどん自信も湧いてきますし、勉強自体も楽しくなります。

個人の勉強が上手くいく好循環を創り出すためには、解ける問題を増やすことが必要なのです。


自分はプロジェクトでそこを担います。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

8
高専から大学へ編入し就職。発電系統の研究に携わる。本NOTEでは、電気系資格「電気主任技術者(第1~3種)」の攻略に役立つ資料を作成しており、わかりにくい部分を徹底的に調べて情報提供します。調べる為に多くの時間を要した部分を有料記事とさせて頂いております。多くの方の役に立ちたい。

この記事が入っているマガジン

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。