見出し画像

【提供終了しました(2023.9更新)】気候変動を本格的に、楽しく学ぶためのワークショップ「Climate Fresk」の提供を始めます!

気候変動を本格的に、楽しく学ぶためのワークショップ「Climate Fresk」の提供は、2023年9月をもって終了いたしました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは!社会課題解決に特化した人材育成と企画・PR支援を行う会社、morning after cutting my hair, Inc.です。

ここ数年、毎年のように異常気象が報じられ、気候変動について誰もが考えなくてはならない時代が到来してしまったように感じています。しかしながら、あまりの問題の大きさに圧倒されたり、実感が湧かなかったり、「自分にはどうしようもできない」というような無力感に陥ったり、なんだかよくわからなくなってしまったりしてる方も多いのではないでしょうか?

この度私たちは、気候変動の全容をたったの3時間で、科学的に、視覚的に、協働的に、そして楽しく学べるワークショップ、「 Climate Fresk(クライメート・フレスク)」の提供を開始しました!

このnoteでは、ワークショップの概要や提供方法などClimate Fresk の詳細をお伝えさせていただきます。

【ワークショップに関するお問い合わせはこちらから】


1. Climate Fresk とは


Climate Fresk は、気候変動の全容その複雑さを学び、参加者それぞれが解決策について考えるためのワークショップです。参加者は少人数のグループを構成し、ファシリテーターに導かれながら様々なワークを体験していきます。

Climate Fresk の沿革
2015年にフランスで開発され、2018年にそれを広めるための組織が発足
2022年8月現在、40の言語に翻訳され全世界で45万人以上が参加
日本には2019年に持ち込まれ、Climate Fresk Japan が普及に努めている
(現在日本語可能なファシリテーターは5人に満たず、大変貴重な機会です!)

Climate Fresk HP

ワークショップは主に3つパートで構成されています。前半90分をかけて行う「気候変動を学ぶ」のパートでは、参加者は協力して42枚のカード因果関係の順に並べます。

後半では「感情の整理をする」のパートで気候変動について考えた時に感じる感情について整理をするとともに、最終的には「行動へ移す」のパートで、自分(たち)には何ができるだろうかという問いへの答えを探していくことになります。

こんな方におすすめ!
気候変動について楽しく学びたい方
今後の気候変動に対するアクションについてヒントを得たい方
気候変動に関して自分のコミュニティで話をする機会を作りたい方
気候変動について自分のコミュニティで共通認識を形成したい方

2. Climate Fresk の特徴:
科学的、視覚的、協働的で楽しい!


1) 科学的である

気候変動に関してさまざまなレベルの情報を目に/耳にする機会は日々増えています。しかし、なにしろ気候変動の問題が非常に多岐に渡る事象に関係し、複雑な因果関係の上に成り立っているため、なかなかその情報の精査や整理さえ難しくなっているというのが現状です。

Climate Fresk で用いられる42枚のカードは、すべてIPCC(気候変動に関する政府間パネル)のデータに基づくもので、これらを「疑うことのできない前提」として扱います。非常にシンプルです。それらを因果関係の順に再構成することで、チームの中で気候変動に関する共通の知識の土台を形成することができます。

IPCC
IPCCは195の参加国から数千人の科学者を召集し、何万本という科学論文を基に、気候変動の科学的根拠となるレポートを作成しています。このレポートは数年おきに出されていますが、ワークショップの内容もそれに応じて更新されます。
IPCCは2007年に国連平和賞も受賞しています。

2) 視覚的である

Climate Fresk の「Fresk」という言葉は、英語ではfresco(フレスコ)と表記されます。もとは特定の壁画の技法、またはその技法を用いて描かれた壁画を指す言葉です。ラファエロの『アテナイの学童』などというとなんとなくわかる方もいらっしゃるかもしれません。

ワークショップを通じて参加者は一つの「壁画(フレスコ画)」を作るというのがこのタイトルの意味です。参加者は42枚のカードを因果関係の順に並べた後、思うままに絵を描いたり、関係を示す線を引いたり、言葉を書き入れたり、タイトルを付けたりできる時間が設けられています。

こうしたプロセスによって、気候変動を学ぶプロセスを楽しいものにすると同時に、参加者が作品に手を加えていくことで「自分のもの」に変え気候変動と自身との繋がりを形成していくことが期待されています。

3) 協働的である

ワークショップではチームビルディングの手法を取り入れています。参加者一人ひとりが、自分の知識や経験を語りながら、チーム全体で「共有知」を形成していくことを目指します。

前半では、カードによる科学的データに加えて参加者が日頃目にするさまざまな断片的な情報や経験をみんなで共有していくことで、より鮮やかに、具体的に「気候変動」を再構成していきます。

後半では、全員で気候変動について考えた時に感じる感情を言葉にし、整理していきます。このワークを通して自他の境遇や心境を理解します。最終段階では解決策に関する議論をしますが、ここでも一人で考えるのではなく参加者みんなで考えることで、よりよい解決策に辿り着けるようにしています。

4) 楽しい!

気候変動が複雑で深刻で喫緊の課題であることに変わりはありませんが、それでもこの問題を楽しく学ぶことは可能でしょうか?その答えを見つけるためにぜひこのワークショップに参加してみてください!

3. ワークショップ概要


ワークショップスケジュール (目安)

15分 イントロダクション
90分 気候変動を理解する
10分 創作する
15分 感情の整理をする
40分 行動へ移す
10分 まとめ
(計3時間)

開催条件

形態:オンライン
オンラインホワイトボードサービス「MURAL」とオンラインミーティングサービス「zoom」を用います。参加にはそれぞれのサービスのアカウントは必要ありません。
参加可能人数:8人/ 回
1日に2回まで開催することができます。

開催費用

【ワークショップに関するお問い合わせはこちらから】

4. なぜ今この事業をはじめるのか


毎年のように異常気象がニュースになり、今年の夏はパキスタンの洪水で国土の約3分の1が水没しました。今後も今のままの社会システムが持続するならば、世界の平均気温は上がり続け、さらに多くの人が困難を抱えることになります。私たちはすぐにでも対策を取らなければならないのですが、そのためにはまず気候変動についての話をすることから始めなければなりません。

一人でできることは小さくても、例えば、あなたの組織でならどうでしょうか?もっと大きな変化が起こせると思いませんか?

このワークショップが、これから何かを変えていきたい一人ひとりに届けばいいなと思っています。

Consulting for Social challenges with Love. based in TOKYO & SHIGA, JAPAN. ///// 世の中にある「課題」に挑む人たちの想いを伝え、感動と共感の力で、『人の心が動き続ける社会』をつくる。