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「自己欺瞞」、「自己肯定」に遭遇

たすく、ランニングを終え、帰宅。
そこに、自己欺瞞が現れる。

自己欺瞞:あれ、随分と短いタスクだな。ランニングに行くからと言って、5分で帰ってきたぞ。 そうか、途中でタスク放棄して帰ってきたのか?それでこそ、たすく。心安らかになる自己欺瞞のお言葉あげましょうか?

たすく:誰かと思えば、自己欺瞞か。いらないね。ランニングのタスクは完了したよ。

自己欺瞞:たった5分だよ。それでランニングと呼べるのかい?

たすく:そうさ、そもそもランニングはどのくらい走れば、ランニングと呼べるんだい? 1km、10km? そんなの人により様々だろ。

もともと、ランニングは嫌いなんだよ。走っていても退屈で仕方がない。だけどね、健康のためには走る必要があるらしいんだな。だからのタスク化だ。しかし、嫌いなものは、嫌いだ。一向にやる気が起きない。

そこで新しい手法が自己肯定感だ。『習慣超大全』という本の中にある細分化による習慣化という知識を得て、ランニングを短い距離から始めることにしたんだ。

 憂鬱なタスクを実行し、それを継続的にこなして行くためにはまず、実行できるタスクにしなければならない。走れもしない、できもしないタスクをこなそうと思っても、煩悩の誘いに乗ってしまうのは目に見えている。

ランニングなど、継続的に行わなければならないタスクは習慣化しなければならない。

いかに実行しやすくするか? その秘訣は細分化なんだよ。 ランニングで言えば、初めから走れもしない距離ではなく、時間ではなく、俺の決めたタスクの距離は100m。

自己欺瞞:ひゃく、ヒャクメートル!? 100mって、短距離競走じゃないか? それでランニングと言えるのかい?

たすく:あー言えるね。 ランニングするためには、着替える、靴を履く、表に出る、走る、というプロセスになっている。

そのプロセスで靴を履く。ということでランニングOKとするという人もいるという。 途中で止めたのではなく、初めからランニングとしてのタスクとしてあるというところが重要だ。 諦めて自己欺瞞の助けを借りなくてすむ。 そう、自信を持ってタスク完遂とする。

例え、小さくてもタスク完遂、そうすれば、やったという実感になる。
これが自己肯定感というやつだ。自己欺瞞は自分を騙すが、自己肯定は自分のしたことに納得する感情。これが大事だと思う。 いつも、自己欺瞞の言葉を借りてその場は納得したつもりでも、いつまでも自己欺瞞し続けることはできないからね。

さらに、靴を履いたんから、走ってみよう。走りだしたんだから、100mと言わずもう少し、距離を伸ばして見ようというそういうマインドになってくるものなのさ。 タスクの内容にもよるが、俺はこの方法で習慣化に成功したことが幾つかあるのさ。

それにね、自己肯定感を高めることで得られるのは、単なる満足感だけじゃないんだよ。継続的にタスクをこなしていく中で、少しずつ自信がついてくるんだ。これが積み重なると、自己効力感が育まれるんだ。自己効力感っていうのは、自分が何かを達成できるっていう確信のことだ。

自己欺瞞:なるほど、それでランニングが続けられるようになったわけか。

たすく:そうさ。最初はたった100mでもね、100m走れなければ、1kmは走れないからね。自己肯定感があるから、続けられる。

自己欺瞞:ランニングが嫌いは克服できるのかい?

たすく:まあ、嫌いなのは変わらないけど、自分のペースでやってるからね。嫌いなことを少しずつでもこなしていくことで、逆に楽しさを見つけることができるかもしれない。実際、最近はもっと走ってみようという気になっているからね。

自己欺瞞:ほう、それは意外だな。

たすく:自己肯定感を高めることで、何事も前向きに取り組めるようになるんだ。ランニングに限らず、他のタスクにも応用できるよ。大切なのは、無理なく、自分のペースで進めること。自己欺瞞に頼らず、自己肯定感を持って取り組むことで、どんなタスクもクリアできるようになるんだ。

自己欺瞞:なるほど、残念だな。自己肯定感ってやつ、侮れないね。新たなライバル出現か。

たすく:そうさ、自分を信じて少しずつ前に進むことが大切なんだよ。これからも自己欺瞞の声で一時的な満足感に浸らず、自分のペースで進んでいくよ。

参考図書

たすく:『習慣超大全』(英語:Atomic Habits)は、ジェームズ・クリアによって書かれた書籍で、習慣の形成と改善に関する科学的アプローチを提供しています。この本は、微小な変化や改善がいかに大きな結果をもたらすかを強調し、持続可能な習慣を作るための具体的な方法を紹介しています。習慣化という本は数々ありますが、この本を一冊読めば習慣化の極意はカバーされていると言えるでしょう。




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