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子どもはどっちの味方?

なんだか花粉症を発症するときのたとえみたいだけど、少しずつコップに水がたまりいつかを溢れるように、離婚したいなあ、という考えが止まらなくなったころ。離婚友の会の人たちや、ママ友時代から付き合いの友だちには、自分の気持ちをじわじわと相談をしていたんだけど、みんな子どもがいる人生なので、どう転んでも子どもの話は避けられないわけ。

すでに離婚している友の会の一人は、元夫が営業でとても弁がたつ方らしく、離婚協議する中で高校生ぐらいの息子たちは父方に残る決断をした上に、離婚後も母とはいまだに一言も口をきいていないのだそう。

それってありえないし、母をやってきた身としては耐えられないことだ。

男の子ってお母さんのこと守ってくれる存在かと思ってたので、よそさまの話とはいえ結構ショック受けたんだ。

後日談によると、弁の立つ夫が彼女が浮気してるらしいと子どもに吹き込み、子どもたちが鵜呑みにしてしまったことと、大学を卒業するためには収入のある父親と暮らすほうがよい、という子どもなりの判断だったらしい。
それが真実ではなかったことが離婚後に明らかになったけれど、子どもたちも引っ込みがつかずいまだに彼女に連絡していないそう。そんな悲しい事態は招きたくない。

そこでちょっと順序が違うかもしれないけど、夫に切り出す前に子どもたちに離婚したいけどどう思うって、聞いてみた。

うちはね、一番下の子でさえ19歳で、もうほとんど大人の入り口。あまり驚かずに聞いてくれるかなと思ったんだけど、それでも子どもたちは子どもたちなりに衝撃だったみたいだ。

次男に言われたのは、おとうさんとおばあちゃんが出て行って、二人で寂しく暮らすのは見るに堪えないから、あなたは強いし一人でも生きていけるんだからお母さんが家を出ればいいと思う、との言葉。

なるほど、一理も二理もあるその言葉。
しっかり受け止めた私は、50半ば過ぎて生まれて初めて一人暮らしをすることを決めた。


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