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勝手に離婚友の会とお金の話

結婚生活からの脱出を果たし、人生に再起動をかけた私だけれど、
今回の決断にあたりきっかけと追い風になったと人たちがいる。私はこの付き合いを「離婚友の会」と名付けて、離婚に係わる事象ことごとくについて彼女たちの経験を、結婚をやめるための判断基準としてものすごく参考にさせてもらったわけ。

一人は同じような個人事業主の仕事をしていて、腕もいいし若いので仕事量が半端なく、私の2、3倍は稼げる女性。離婚のときには貯金もあり、すでに支払いを終えた家を自分のものにしていた。すばらしい。

もう一人は元個人事業主の仕事仲間で扶養の範囲内で働いていたが、ある時違う業界で仕事をはじめ、そのまま正社員になっていた。離婚自体は夫に得な条件で言いくるめられてしまったみたいだけれど、自分が生きていくための安定収入は得ていた。

そして私。
私は個人事業主である程度の収入、加えて2年半前から週3の事務のパートのwワークで、昨年ついに思い描いていた自分一人が生活するには足りる収入にかなり近くなった。そして今年からは週4に勤務を増やし、厚生年金にも加入するパートになり、最低限の安定は見えてきた。

これが結婚をやめる決断に踏み切った一番大きな理由だ、きっと。

女性が一人で生きていくに足りる安定収入はやはり必要。でも安定の目安は難しい。専業主婦からこれだけの収入を得るまでに15年かかった。もちろん働き始めは離婚するつもりじゃなかったし、結婚するときに仕事はやめてくれと言われたから、在宅でできるコソコソお小遣い稼ぎからスタートだった。

夫は私が働くことをとても嫌がっていた。専業主婦がヒマすぎ資格を取ったら、仕事を始めるんじゃないかと恐れていた。私が収入を得たら家庭を飛び出すんじゃないかという不安だったのかも。結論から言うとその通り、私は働くのが好きで結婚と家庭生活中心の生活より仕事中心の生活に興味が深くなっていった。

しかしwワークで安定だと思っていたその収入、今年はコロナのおかげで個人事業主の仕事が10分の1程度に。特に2月から4月で一年の半分近くを稼ぐ業界なのに、これにはまいった。うわ、末っ子の学費が払えない。

危うく考えなしの向こう見ずなおまぬけ離婚になってしまうところだった。でも国の施策のおかげで大きく命拾いした。個人事業主として真面目に確定申告していて本当によかった。

今年のコロナ騒ぎは個人事業主の危うさと、雇用のありがたさを思い知らされた。好きな仕事でも個人事業主を続けていくことに心が揺らいだし、好きではない仕事でも生きるためには雇用は本当に頼りになると身をもって知った。

私はあと数年で60の大台に乗る。同世代の友人に離婚したい話を伝えると、驚きとともにみんな決まって心配してくれるのがお金の話だ。貯金あるの、生活していけるの、養育費どうするの、あと少しで年金もらえるのに、もったいない。

でも離婚友の会の人たちからは、こちらからは根掘り葉掘りいろいろ聞くことはあっても離婚するためのお金のアドバイスはあまりない。でも彼女たちの行動が真実。結婚から抜け出して生きていくにはお金問題には準備が必要だ。

養育費、慰謝料、財産分割、年金分割、離婚するまでと離婚した後にもお金の問題はついて回る。細かい私の選択肢はまた今度ね。




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一人暮らし、コロナ騒動、と人と会えないから、 人と接して元気をもらえてたのか!と今さらわかる。 雇用じゃない接客したい!話を聞きたい! そこで顔を見て話が聞けるカフェを開く決心をしました。 お気持ちは開店資金に使わせていただきます。