曲木あきこ

自分の気持ちがこの年になってようやく理解できてきました。 新しい人生の歩き方についてお…

曲木あきこ

自分の気持ちがこの年になってようやく理解できてきました。 新しい人生の歩き方についてお話ししていきます。

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あえて結婚をやめるということ

雇用機会均等法施行の前年入社という、 前時代最後の女子社員としての入社が私のOL(死語)生活の始まりでした。 そんな自分と同世代の女性は、 大卒であっても会社に入って四、五年のうちに寿退社して、 だいたい2人ぐらい子ども産んで育てて、 趣味の習い事したり、子どもに手がかからなくなったらパート始めたり、 っていう生活の人、多いんではないかな。 今は存在がレアになりつつある「専業主婦」が多いのもこの世代。 今の話題の中心は子どものことから親の介護と孫とペットの話。 お連れ様と

    • そしてついにひとり暮らしとサヨウナラ

      家出して離婚して、もとの家に戻ってはや1ヶ月半、ついに一人暮らしの部屋をたたむ日が近づいた。 次男が夜買い物に行きたいというので、やさしく車を出してあげるよい母をアピールしつつ、荷物の引っ越しを手伝ってもらうことにした。 引っ越した時はカート一個分(ピカチュウ1匹分ぐらい)の荷物だったけど、 布団買い雑貨買い洋服買い、いちいち元の家から荷物持ってくるの面倒だったし、ちょうど冬のバーゲンだったし、とにかく荷物が増えた。 はじめは元夫の要望もあり1日おきに本宅に通ってたけど

      • 「強いね」は強くあってほしい人へのエールだと考えてみる

        この前も書いたけど、私に対する世間の評価は「強い女」だ。相手が男でも目上でも、「チガウ!」と思ったら、言いたいことは口にしてしまうし、議論にもなる。離婚したくて部屋を借り家出したときも「強い」と言われたし、たぶん今まで生きてきた中で私を一言で表すために、5本の指に入るぐらいよく使われる言葉だ。 文字にすると目が三角に釣り上がって体全体から湯気と炎が出ているオンナ、と思ってしまうかもしれないけれど、普段はくだらないこと考えてへらへらしているから、何でいつも笑ってるのと突っ込ま

        • 「いっちゃん」はどこまでもつづく

          小学校2年生の時、男子と女子は敵対し「チビ」だの「ブス」だの「デブ」だの、お決まりのお品のない言葉で呼び合っていた。昭和の小学生にありがちな風景だ。すると先生が学級会のときにみんなにそれぞれあだ名をつけて、コテハンで呼び合いましょう、と提案してきたもんだから、学級会はクラス全員のあだ名付け会に変わった。 先生同席のもと、みんなで話し合って決めた名前は絶対だった。 男子は大体苗字の頭を取って「てらちゃん」とか「さっくん」みたいな感じだったと思うけど、女子は比較的「まみちゃん」

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        あえて結婚をやめるということ

          一番強いもの

          昔テレビで秋野暢子さんが「女には強い女と、ものすごく強い女、の二とおりしかいない」と言っていたのをみて、えらく共感した覚えがある。そしてたぶん私は世間のみなさまから「ものすごく強い女」と思われている。 例えばベタに「虫が苦手なの~」とかいうと、「え、あなたでも苦手なものがあったの?」と返される。ということは相手は私のことを苦手なものなどない無敵の人間、サイボーグ、鉄仮面、人にあらず的な輩だと思っているということだ。 そんなわけあるかい。 確かに私は「ソレハチガウ!」と思

          一番強いもの

          一緒に住むには「6」と「4」は違いすぎる

          離婚前提の家出をしてはや5ヶ月、家出先から本宅に戻って1ヶ月ぐらいたったかなあ。駅前に借りていた家出部屋は、JRの駅まで徒歩4分程度と便利がよすぎて、酔っ払って帰ってきたときのためにキープしておきたかったのだが、このコロナ騒ぎで収入が減ってしまったので、しぶしぶ手放すことを決めた。 そして部屋じまいのために荷物を片付けながら、なんだか目まぐるしい半年だったなと振り返ってみる。 一人暮らしをして大きく違いを感じたのは洗濯と食事作りにかける時間だ。1人なら洗濯は週に1回で済む

          一緒に住むには「6」と「4」は違いすぎる

          この年ではじめての一人暮らしって

          結婚生活終了を決意したけど、一番の難関は夫にどうやって離婚します宣言をするか。これが本当に難しい。積年の不満は蓄積しているものの、「離婚したいです」の一言は重くて、言うに言えない日々が続く。 でもね、どうしても新年の行事は一緒にやりたくなかったんだ。おせち作って夫の実家の作り方のお雑煮食べる儀式が、とっても嫌だった。 そもそも自分が思っているお雑煮の風体ではないわけ。結婚するって相手の生活スタイルを受け入れることだと思うけど、何十年いてもこのお雑煮の作り方も味付けもどうして

          この年ではじめての一人暮らしって

          子どもはどっちの味方?

          なんだか花粉症を発症するときのたとえみたいだけど、少しずつコップに水がたまりいつかを溢れるように、離婚したいなあ、という考えが止まらなくなったころ。離婚友の会の人たちや、ママ友時代から付き合いの友だちには、自分の気持ちをじわじわと相談をしていたんだけど、みんな子どもがいる人生なので、どう転んでも子どもの話は避けられないわけ。 すでに離婚している友の会の一人は、元夫が営業でとても弁がたつ方らしく、離婚協議する中で高校生ぐらいの息子たちは父方に残る決断をした上に、離婚後も母とは

          子どもはどっちの味方?

          勝手に離婚友の会とお金の話

          結婚生活からの脱出を果たし、人生に再起動をかけた私だけれど、 今回の決断にあたりきっかけと追い風になったと人たちがいる。私はこの付き合いを「離婚友の会」と名付けて、離婚に係わる事象ことごとくについて彼女たちの経験を、結婚をやめるための判断基準としてものすごく参考にさせてもらったわけ。 一人は同じような個人事業主の仕事をしていて、腕もいいし若いので仕事量が半端なく、私の2、3倍は稼げる女性。離婚のときには貯金もあり、すでに支払いを終えた家を自分のものにしていた。すばらしい。

          勝手に離婚友の会とお金の話