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チーママになって1年、街中スナックとコミナス活動の親和性に確信!!

自己紹介

武智彩(たけち あや)さんプロフィール
愛媛県松山市出身。学生時代より国際協力、特に国際保健医療分野の仕事に興味があり、大学卒業後、塾講師を経て青年海外協力隊に参加し、バングラデシュ/ザンビアの保健医療に関わる活動に従事。
帰国後は日本の医療についてもっと知りたいと思うようになり、
病院事務職(広報)として働いてます。
「人とつながり、まちを元気にする」をコンセプトとしたコミュニティナース(https://community-nurse.jp/)の活動に出会い、医療職とは違った形でまちを元気にする活動を街中スナックで発見!!



チーママになって1年が経ちましたが、1年どうでしたか?

イベント企画担当からスタートしましたが、まち歩きを始めとしたイベントだけでなくここ数か月はお店でチーママとして立つことも増えてきました。今思えばいろんなことを経験した1年だったと思います。
学生時代から興味を持っていた国際協力や青年海外協力隊での活動経験が、在日中国コミュニティとのイベント企画にもつながりましたし、かねてよりやってみたかったコミュニティナースの交流会も主催することができました。
飲食の経験が皆無だったので、できるか不安なところもありましたが、最近はお客さんからも「堂々とお店に立っている」と言われるまでになれたのは嬉しいです。

去年の半分はイベントメインでやってましたが、イベントを企画、開催してみてどうでしたか?

街歩きやおでかけイベントは、街の中にどんな面白い場所があるのか探すところからのスタートですが、私は街中スナックに関わるまで西尾久周辺地域についてほとんど知りませんでした。いろいろ調べてみたり、実際に下見で訪れてみたりすることでまちについて詳しくなっていったと思います。
プライベートだと一人遊びが好きなので(笑)みんなでワイワイ楽しむことがなかなか思いつかないのが毎回ネックですが、どんなイベントに参加したい!と思ってもらえるか、探したり考えたりするのも面白いですね。
参加された方が「楽しかった」と言ってくださると、この企画をやってよかったと嬉しくなります。


ゴミ拾い&街歩き

印象に残っているイベントはありますか?

今年の1月に行ったコミュニティナースの交流会です。街中スナックに携わる中で、街中スナックとコミュニティナースはシンクロする部分が多いと感じていたので、ぜひコミュニティナースとして活動している人、活動したい人に街中スナックに来てほしいという思いがずっとありました。イベントではコミュニティナースとは何かを説明する機会があったのですが、これまで「コミュニティナースって何?」と聞かれても、うまく説明できてなかったのたま、自分の中でのコミュニティナースの解像度を上げていく必要がありました。
イベントを通して自分のこれまでの活動がどうコミュニティナースとつながっていたのか、改めて理解が深まり、「コミュニティナースって何?」と聞かれてもある程度自信をもって答えられるようになったと思います。このイベントがきっかけで通常の営業時間に来てくださった方もいたのが嬉しかったです。
この交流会はまたやってみたいと思っています。



また、やってみて難しかったことなどありますか?

イベントによって人が集まるときもあれば、参加者が少ないときもあるので、どんな企画だと参加したい!と思ってもらえるのか毎回悩みます。また、街中スナックに来るのはイベントが初めてという方もいらっしゃいます。通常のスナックの時間とは違い、初めての来られる方とゆっくりコミュニケーションを取る時間がないので、常連さんは他の参加者の方と一緒に楽しんでいただけているか気にかけながらイベントを進行していくのがまだまだ難しいと感じることはあります。

あやさんはコミュニティーナースの活動もしていると思いますが、コミュニティーナースのことも簡単に教えてください。

”ナース”という言葉が入っているので、看護師が街の中で何か健康を推進していくような活動が連想されると思いますが、コミュニティナースとは「『毎日の嬉しいや楽しい』『心身の健康になること』を地域の人たちと一緒に作っていく活動」を表します。職業や資格ではなく「あり方」なので、活動のスタイルは人によって全く違いますし、看護師など医療職に限らず、まちの人々を元気にしたい!という思いで活動していればそれはもう立派な「コミュニティナース活動」となるわけです。


コミュニティナースとしてチーママとの相性などどうでしたか?

「まちに世代を超えた仲良しをつくる」をコンセプトとした街中スナックと「街の人たちを元気にする」コミュニティナースの活動は、目指すものがとても似ていると感じています。
地域の人々の健康に関わる活動というと、どうしても「健康相談」や「血圧などの健康チェック」が連想されてしまいます。
しかし、先ほども説明したようにコミュニティナースの活動はそれだけに限定されず、全く違ったアプローチをしているコミュニティナースもたくさんいます。
街中スナックでも同じように、「健康相談」や「健康チェック」を謳った活動は行っていません。
ここでは、お客さんとの何気ない会話の中に健康に関する悩み・不安などがみえることがあります。「痛み」など身体的なものに限らず、「孤独」などのこころに関する不安の”つぶやき”を見つけ、それを会話の中で少しでも和らげることができればそれはコミュニティナースとしての在り方であると思っています。
いわゆる健康イベントとは異なり、ここはお店ですので、通ってくださる中でお客さんとの関係性ができたり、まちの人たちと継続的なつながりがもてることもコミュニティナースとの相性の良さだと感じています。

最後にこれから街中スナックに携わりたいと考えている方々に一言お願いします。
若者・現役・シニアの三世代交流を目的とした街中スナックですが、世代だけでなく、お客さん一人ひとりのバックグラウンドも様々なので、日常生活や仕事では出会えない方とたくさん出会えることも魅力だと思います。自分の住む街や地域を元気にしたいと考えているけど、何から始めていいのかわからないという方は、まずは街中スナックに来てお店の雰囲気を感じていただければと思います。面白そう!と思ったらぜひ一緒に働きましょう♪


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