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11月7日の朝ごはん

『パパラギ』エーリッヒ・ショイルマン
文明の利器で果実をすりつぶしたものと一緒に‥

なぜジュースをこんな回りくどい言い方をしたかといえば、この本がそういう本だから。
部族の酋長がヨーロッパの文明を自分たちなりの言葉で語ったものを、ドイツ人がまとめたもの。

「混迷の時代にこそ必要とされる不朽の叡智」と書かれているけど、まあここから反文明的に感化されたところでどうできるでもないし‥とは思う

ただ日々使っているものを原始的な要素の言葉で置き換えているという点では、ライター意欲をかきたてられるものが。

布団の描写が「腰布に包まれた鳥からむしった羽」とか‥お金の定義とか‥

あと隠すから、いやらしい目で異性を見るようになる、とかは先日の『スカートの下の劇場』でも言われていたことで。

日本はその文化を良い意味で極めていると思うので、あまり悲観しなくてもというのが本音。


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