ポスト真実とウェブインスタレーション

「マスゴミ批判」がこの国にとって「百害あって一利なし」である理由

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50470

ウェブインスタレーションは、

まさにこの「ポスト真実」を表層化したものです。

詳しい美術的構造は今後言説しようと考えていますが、

「ウェブアート宣言」でも記述しているように、

ディスプレイというものを媒介した、

虚像と実像のバインディングが一つの特徴で、

ディスプレイ越しの文章や言葉、

それらの真実性と虚偽性の二重の転倒を問題にしています。

つまるところ、

私のウェブインスタレーションは、

IT(インフォメーションテクノロジー)での、

壮大なるアイロニーなのですね。

このアートを改めて、

ITA(インフォメーションテクノロジーアート)、

以上のように今回の言説で定義したい。

これが私が模索してきた情報空間で完結するアートです。

つまり、

情報空間で芸術家が生成され、

情報空間でその情報的芸術家が情報的芸術を創作し、

その情報空間で産まれた芸術を、

ディスプレイ越しに、生身の皆様が干渉する。

これはまさに情報空間で全てが完結する。

世界初の芸術です。

美学者母

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