Twitterでの指導は社会的に悪ではない

あるFbの投稿を見ていたら「陸上界ではTwitterで中高生に指導している残念な輩がいる」と書いている人がいた。それに対する賛同のコメントの多さ。これには正直疑問符だった。私の考えは「こういうことをいう奴らこそ陸上界をダメにする」と思っている。

そもそもの話で私の根本的な見方を説明しておくと「陸上競技の競技力向上を推進したい」そのためには「陸上競技を支援する人が必要」そして、「もっと、陸上競技をメジャーなものにし競技人口、観戦者人口を増やす必要がある」という風に思っている。競技力向上にはどうしてもお金が必要で熱意だけでは変わらないのだ。そのお金を生み出すには陸上競技に対して「おもしろい」「楽しい」「好き」「もう一度見たい」なんて感じる人を1人でも多く増やす必要がある。

その考え方を元にすると「陸上が好きな中高生」が「陸上が好きな指導者(大人だけを指しているものではない)」にアドバイスをもらって自分を成長させようと思っている人が多いことは陸上競技に対する肯定的なイメージを持つ人が多いこととイコールになるのではないか?そう思っている。

Twitterでの指導を悪という人たちの考えでは「普通に指導していても難しいのにTwitterのアドバイスだけで強くなれるはずがない」だとか「こういう輩が選手をダメにする」だとかいうわけです。じゃあ私の考えはそれに反して「Twitterの指導でも強い選手になれます!!」というわけではない。私のところにも月に5件ほど(昔は20件ほど来てた時もありました)動画を送って来てアドバイスを求めてくる人たちがいるのだが正直これだけで強くなれるとは全く思っていない。ましてや動画に対しての返答がテキストであるためこれを理解しイメージづけるのは相当レベルが高い。これに関してはコーチング等の本にもあるけども言葉、文章ではなかなか人は理解することはできず一番は視覚情報というのは有名な話だ。そういうのを理解しているかしていないか質問してくる人たちはどんな人なのかは正直知らないがそれでも何かのきっかけになればと思ってアドバイスを続けている。(たまに返信忘れてます。ごめんなさい)あと、私も指導を初めて3年ぐらい経つけどもやはり終わってからしばらく経って動画で分析するよりも目の前ですぐアドバイスしてもう一度動きをしてみる方が効果は高い気がする。

SNSで様々な理論を話し合ったり討論することは割と良いことだと思っている。むしろ、そういう場所はSNS(掲示板)ができるまでマイナースポーツではあまり起きなかったことなのだ。SNSの発達によって「集まれる場所」ができたわけだ。先ほども書いたようにSNSでのアドバイスはうまくいかないこともあるし、真逆のアドバイスをいう人もいる。でもプロ野球中継を見ながらこの選手はあーでこーでと野次を飛ばすおっちゃんたちもいるわけでスポーツを面白いと思う人が増えればそういう自分勝手なことをいう人も増えるものなのだ。

まとめ①陸上競技に肯定的な意見を持つ人が増えることはまわりまわって競技力向上につながる②SNSのアドバイスだけで強くなれるとは思ってないが無意味ではない③スポーツはメジャーになればなるほどくだらないことをいう人いる。でもそれは仕方がないこと

僕的にはTwitterでアドバイスをすること自体にNOというのではなく、そのアドバイスをもっと効果的なものにしようとしない人にNOというべきなのでは?と思いますけどね

高跳びおじさん川辺

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