
著書「つながりの力で自分の人生を生きる~成人発達理論を実践する5つの旅~」を理論的背景とした実践プログラムが9月にスタートします。
7月上旬に、
拙書「つながりの力で自分の人生を生きる~成人発達理論を実践する5つの旅~」がAmazonにて出版を開始し致しました。
沢山の方々が、想いを込めた拡散やコメントをしてくださり、
そこから生まれる読書会や共同セミナーなどの繋がりに、
本当に有難さを感じています。
さて、9月からこの本を理論的背景にした
実践的プログラム「Career Design Program」の第2期を開催します。
すごい自分に成ろうとして、がむしゃらに頑張っていた
小学校の時は硬式野球、中学校、高校時代は部活と勉強の両立、大学生の時はソーシャルなプロジェクト、リクルートの時はパラレルキャリア、独立起業の時は社会起業。
取り組む活動は種々変わっていますが、
その活動の根底の動機は、
「より理想的な自分になりたい」
「世の中のものさしですごい自分になりたい」
というものでした。
現状の自分は、不完全だと否定し、
「世の中的には、きっとこういう人がすごい人だろう」
「きっと周りの人は、こういう人を求めているだろう」
と、自分が思っている理想・完璧な存在に、
歯を食いしばって、成ろうとする努力は、
それを通じて獲得した能力はあれど、、
常に、理想と現状のGAPの苦しさと共に居ました。
その苦しさを、自分の中で押し込めて
無理して頑張っていたから、時には、
努力や自己研鑽を、身の回りの人に強要してしまうくらいでした。
心許せる繋がりができ、等身大の自分に優しくなってくると、ユニークな取り組みが生まれてくる
しかし、とても有難い事に、
僕がBemateと呼んでいる
「その人が何ができるか、どんな結果を出したという、機能的な部分に注目する関係ではなく、その人が何を感じているか、どういった価値観を持っているかといった、その人の存在を感じ、尊重する関係」が身の回りに増えた結果、
自分の中にある
内発的動機や、ギフトに目が行くようになり、
今では、
「人材系の仕事を3か月お休みして、料理人修行したり」
「料理×人材で、他の人にはできないであろうユニークなプロジェクトが生まれたり」と、
他でもない、自分にしかできないユニークな仕事をさせてもらっているなぁと感じています。
そして、
その人にしかない唯一無二の個性が十二分に発揮される仕事
(これをいわゆる天職というのでしょうか?)
世の中にまだ未発掘な天職って、
めちゃくちゃいっぱいあると思うのですよね。
自分の知り合いには、議論でご飯を食べている人や、理念作りで言葉を食べている人、冒険でご飯食べてる人など、既にユニークな人たちがいますが、
これからの時代、
私だけの天職、私だけの生業はもっとたくさんあってもいいと思うのです。
一人一人が唯一無二の個性を十二分に発揮し、
没頭(フロー)から来る、クリエイティブな天職がいっぱいある社会。
生活者として、職業人として、とてもワクワクします。
では、どうしたらいいのか?
技術的課題を支援するHow Toは、あるが、適応課題を支援する理論と器が足りない
ハーバードでリーダーシップを教えられているハイフェッツによると
世の中には、技術的な課題と適応課題の2つあると言われています。
技術的問題は、かなり複雑で重要な場合もあるが、すでに解決策が分かっており、既存の知識で実行可能である。高度な専門知識、組織内の既存の構造、手続き、実行方法によって解決できる。
適応課題は、人々の優先事項、信念、習慣、忠誠心を変えなければ対処できない。発見を導くような高度な専門性だけでなく、ある凝り固まった手法を排除し、失うことを許容し、改めて成功するための力を生み出さなければ前に進められないのだ。
昨今、アクセラレーションプログラムを初めとした
数々の個人の挑戦を支える仕組みや、様々なノウハウ・思考フレームワークは出回っていますが、
「自分の価値観や信念に従って生きる」といった自己主導的な生き方は、
技術的課題ではなく、適応課題です。
ティール組織の実現の難しさもここにあります。
適応課題に向き合う上で必要なのは、
僕がInner Interigenceと呼んでいる、自分の価値観、信念、認識、感情等といった自分の内面を見る力です。
いわゆる、これらの人の器、人間力的な部分の成長を
技術的な課題の成長と対比して、垂直的成長というのですが、
この垂直的成長に関する
理論への理解、適切な支援を受けられる支援環境が
圧倒的に足りていないと思います。
理由の1つとして、
以下に詳しく述べているのですが、
社会文化的背景として、評価や比較が
ゆりかごから、墓場まで浸透している事が大きく影響していると思います。
私は、今世の中にある文化土壌とは異なる、
人の可能性をエンパワメントする文化を持ったコミュニティを
作っていきたい。
そんな想いから開く「Career Design Program」ですので、
ピンときた方は、是非、その世界観を体験できる「体験ワークショップ」にぜひご参加ください。
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