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料理に現人生の60%を捧ぐ

いつもは知恵として役に立ちそうな”記事”を書いているつもりですが、

今日は自分の心持ちをそのまま残そうと”日記調”でいきます。

これまでコーチング、組織開発、研修といった人材の領域を自分の職能としていきましたが、新たに料理人としての職能を育むことを去年の8月に決めた。

決めたといっても、CRAZYのダイニングスタッフでは週1、シェアハウスでの料理も週2~3食程度なので、おそらく20%位。

人の領域の仕事も非常にやりがいも学びがいもあるので、
それは抑えずに、更に頑張るという120%モードでやってきたのだと思う。

年末年始頃のタイミングで、料理に60%を決めた自分だが、

短期的に収益が急減するだろうと思われたので
1月は、大きな不安や恐れが奥底に渦巻き、必死に行動で埋めては体を壊し、身体を休ませ、また動いては壊しを繰り返していた。

今振り返ってみると、不安や恐れをないものにしようとしていたこと
自分達の身を守るために稼ぐという事を受け入れられてなかったこと
が大きかったのかもしれない。

苦しかった1月を経て、
2月は、いよいよ料理に60%が始まる。
自分の住んでいる北鎌倉の茶飯事さんで、週に3~4日お世話になるのだが、
明日から初勤務だ。

初勤務を前日に控えた今の自分の心持ち。
あるのは、楽しみと感謝だ。

人は、無意識に意味を求める生き物だと思う
「この事業はどういう社会的価値があるのか」
「私は何を世に残したのか」

そういった分かりやすい結果や成果、実績等といった
”意味”が人々をエンパワーする

かくいう自分も良くビジョンや人材領域の仕事のやりがいを
意味を通じて良く語っていた。

もちろん、料理に60%注ぐことに
意味を語ろうと思うといくらでも語れるのだけど、
今回は意味で決めたんじゃない気がする。

意味ではなく、料理するという行為自身が
純粋に楽しい

例えお金もらえなくても、気力がなくなっているときも
料理するという事は自分の近くにいた。

だから、今回は意味じゃなくて、その先にある何かのためじゃなくて
純粋に料理をするという今の行為を楽しんでいきたいと思う。

あと、もう1つ、楽しいじゃなくて、楽しみな事もある。
それは自分の体がどう変わっていくのかを観察すること。

一昨年位から体はずっと1つのテーマになっているが、
手にはその人やその人の仕事が滲み出ると思う。

料理人の手は、結構手の皮がぶあつく、かなり手をつかっている印象。
今の僕の手は柔らかい(笑)

この僕の手がどのように変わっていくかそれも楽しみだ。

あとあと、気になっていることもある。
自分の作った料理に対して、みんながほぼ同じ感想を持つ。
「優しい味」がする。

優しいって何なんだ(笑)と思うのだけど
みんな口をそろえて同じ感想を言うのだ(笑)

最近言語化されてきたのは、
1つ1つの食材や、季節、お客さん、空間等、すべての命を大切にする事かなぁなんて考えているけど、

折角茶飯事さんで、ご一緒させてもらうのだから、
それは一旦片隅に置こう。

最後にあるのは、パートナーへの感謝。
ライフシフトでも、人生の4ステージの変化がある中で、
パートナーで支えあうみたいな話があるけど、

自分に起こっている変化を割りとリアルタイムに
りえこに話させてもらって、今年は「稼ぐ」を目標にすると言ってくれた。

彼女にとっての稼ぐは、彼女自身にとってもチャレンジングな言葉のように感じた。

その言葉がなかったら、
そもそも背負える以上に責任を背負おうとしがちな自分は

ただ、楽しいから料理に60%注ぐという選択はできなかったと思う。
夫婦は、相互に影響しあいながら支えあい、成長していくのだなぁ。

今手元には、そんなりえこが買ってきてくれた
料理用の汚れてもいいズボンと、明日からの勤務に向けて購入した「有次」の薄刃包丁。

スタートダッシュを共にする道具だが、
使いつぶすつもりでやるつもりです。

色んな思いも抱えつつ、
やっぱり、楽しみだ。


【告知情報】
2月23日に、この人材領域の職能に加えて、新たに料理の職能に60%注ぐという選択について、話すイベント/オンライン放送やります。
そこでは初めて見て今どう?的な話がされるかなぁと思っています。

大谷翔平じゃないですが、これからの時代は1つの専門職能のみでなく、
2つ、3つと職能を持ち、それらを組み合わせて希少価値を生んでいきたい
人が増えてくるんじゃないかなぁと思っているので、
そういう方は是非^^


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