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「卒業します」
年に1度の 生存確認
今年も 何十枚かの年賀状が届く
宛名も 文面も印刷
添書きの一文もない
お義理のような はがきども
でも その向こうに相手の顔が浮かぶ
ネットでのメール SNSでの近況発信
年に1度の 存在アピール
その要は もうナシ
と
ぼくは思った
年賀状は還暦をもって
卒業―
そうつづったはがきを送った
ちょっと寂しさは感じる 感じはする
年賀状卒業―
つながっていた人たちとの
縁切り状か
と
その思いもよぎる
が しかし
自分の中では もうよい もうよいのだ
そんな時代ではない
と
そう「決断」した
それはもう 送ってしまった
2022年 最後の年賀状
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