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■今、理解不能のニュース

マスコミってナニ?(65)ニュースの存在を考える 「マスコミへの道」改

◇宝島さん夫妻死体遺棄事件で思うこと

東京・上野で複数の飲食店を経営していた中国系らしい夫妻の遺体が栃木・那須で見つかった事件。
連休前からずっと、テレビ、新聞が大きく報じ続けている。

半月以上前か、近所の中国人のママがやっているバーに何年かぶりに行った時、ママが「あの2人は中国人なんだよ」と漏らした。
新聞、テレビでは2人の素性はほとんど報じられていなかったが、早い段階でネットでも2人は中国人、と書かれていたようだ。
在日の中国人ネットワークでは事件発覚直後からその情報は拡散されていたのだろうが、僕は初めから中国人サークル内での事件でしかない、と思っていた。
6日になって、夫妻の娘と内縁関係にある男が逮捕され、それが主犯格、と報じられた。
この男が中国系かどうかは不明だが、事件にかかわったのは夫妻に極めて近い人物であることがほぼ確定した、と言っていいだろう。

殺人の多くが、親子きょうだいなど親族間で発生するのだから、不思議な事件とは思えず、どうしてここまで大新聞、大テレビ局も力を入れて報じているのかな、と思い続けている。

マスコミもネットも中国人、外国人は危ない――という印象操作をしたいのだろうか。
社会性―多くの人に事件・事象の背景を伝え、類似事件の再発を防ぐ―が決して高いとは思えない事件だろう。普通の人がかかわりをもつことはない「外の世界」で起きたことのなのだから。いつまでマスコミ各社はこの事件に力を注ぎ続けるのか、と思う。
僕のマスコミへの感性も鈍感になっている、といったほうが早いのだろうか。
小池とエジプトルートの闇でも取材してくれ。

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