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「人類の無力」

ジョンソンが ショルツが
そしてバイデンも
ウクライナを救え
われらのブラザー&シスターだ

両手を広げ その支援を強く訴える
いよいよ 新世紀の大戦が 見えてきた感
奴ら 奴らども
絶対 自身の血は流さない
武器が売れ 工業産業が
ロシアを宿敵として
大回転 フル回転する
その時が来た

それぞれの国民世論を
大いにあおり
東の 北の 憎きロシア
その息の根を止めろ――
真剣 真実に 大国の首脳が言い出し
それら国民が同調するとして
われらは どうするのだ
国を守れ このままでどうなるか分からぬ
われらは ウクライナになるわけにいかない
アベさん サクライさんは
大衆に訴える
彼ら 彼女らは口だけである
決して銃を手に取ることはない
飛行機の操縦桿も握らない
戦地に送り出す子もいない方々だ
絶対安全地帯にいる
彼ら 彼女らが
眉を吊り上げ 国民に訴える
もうそれは目の前に来ている

そんなことを「想像」する自分は
古い ふるい人間なのか
戦争が止められないものであることを
我々は改めて目のあたりにした
今 考えることは
アベさん サクライさんが
たとえ銃を手に立ち上がったとして
彼ら 彼女らも
一発の弾の前では 無力
消えるしかない 弱い存在なのだ
それは――
プーチン 金正恩 そしてゼレンスキーとて同じ

そんなこと分かった上で
彼ら 彼女らは
カネのために
人びとをあおり
国をフル回転させていく

戦争と平和が循環する大きな輪を
断ち切れないままの人類

ひとつだけの願いは
自分と 自分の係累が巻き込まれないこと
丸腰だろうと
銃があろうと
一発の弾の前では
等しくみな無力
死ぬのだ 死しかない
国が その後も存在したとして
一発の弾の前では
みな死ぬ
そんなこと
分かっているのか お前ら

※写真はウクライナ議会に向けオンライン演説するジョンソン英首相=BBCより


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