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■「詩の教室」に参加した

「文学」と「作家」への道(31)
「詩人の独り言」改

◇自作詩を朗読した

本を読んだり、講演を聞いたりし、過去にオブザーバー参加だけしていた、詩人先生のオンライン「詩の教室」に初めて作品を投稿。ズームを使って約3時間にわたり、参加者の朗読を聞いたり、チャットで意見・感想を伝えたりした。

過去3年通うカルチャーセンターの「現代詩実作講座」とは違い、「詩の教室」は主宰の先生が直接運営するため、非常に良心的な価格で参加できる。noteを通じて知り、現在フォローしている人も何人か参加していた。

参加者の30本を超え、中には長い詩もあるのを先生がすべて読み、それについて感想を述べるという形式で、作品を参加者が直接朗読してもよいので、僕も自作を朗読した。今年3月に一度noteにアップし、6月にも再掲した「トミオの犬」である。

先生は、「胸が苦しくなるような内容を淡々と書いているが、さまざまなことを考えさせられた。文体がよく機能している」と褒められた一方、作品中の
『今 首を落とされ
皮をはがれ 身だけ
肉塊になって売られる
それがあの犬だ』
という部分については、「具体的にここまで書かなくてよいのではないか」と指摘された。

昔は野犬狩りとかがあったが、この詩の時代はさらに昔で、衛生面で犬が狩られるのとはまた違う話。そのあたりの、残酷さを描写したい気があったのだが…。もちろん、そうした点について僕から説明はしなかった。詩そのもののモチーフは、妻の父(今88歳)から今年聞いた話である。

◇大先生とも親しい先生の教室


「詩の教室」の先生は、「現代詩実作講座」の大先生とも長く親交もあるようだが、現代詩人としてはそれぞれに違う味わいのある方である。

初めて、詩を読んでもらったが、しばらく参加し続けたい、と思った次第だ。

先生はnote、Xでは今年夏ごろからかなりの量の投稿をされていて、普通に書いている文章も詩的であり、いちいち感心して読んでいる…。

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