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「薄っぺらな言葉でなく」
スラスラと文字を綴ったり
ペラペラと言葉を吐いたところで
それが 薄っぺらな 透明なものであったなら
すぐに忘れ去られる
自分の気持ちを表現するものが
言葉しかないのであれば
それらは 虚しく 空しく むなしいもので
「言葉」を介せずとも 道具としなくとも
人
と
人を
つなぐのは 「感情」
声音でも 文字でもなく
ほしいのは 薄っぺらなそれらではなく
ほしいのは つながる 心
そう 思い 感じた
谷川俊太郎「詩人の墓」/絵・太田大八
を 読んで
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