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「来年の誓い」

話を聞く よく聴く
その話を 文字にする
話を 話のままで…

それは実は そうではない
話は 文字の「形」となるとき
話は そのままの話としての「形」ではない
そのままから変える 変わるのだ

音として聞いた話は 文字の姿に変わる
そのとき 別のものとなる

別のものが元の話と同じと見てよいのか
それが常に気にかかる

しかし 話を文字に変えて
それを伝えていく―
1人2人でなく 万人何十万人何百万人に伝える
その仕事を確かにぼくはしてきた
文字をつづるそのことに
価値があり より多くの人に 伝える届けるため
―との思いを気持ちの底にもって
仕事をしてきた―

思っている そう言い聞かせてきた
しかし
この数年 いや十年以上前にとっくにその前列から外れ
後ろのほうへ 行け

指をさされ それに従い
口を糊する生き方をしてきた

いらぬ人

言われてからの間も
最低限の職業意識は持ち合わせたろう

そしてそこから始まる
自分さがし

50代半ばすぎての それ
もちろんいまだに さがし中

いくつか道があるように見えたが
どれもこれもカラぶりで
1年続くこの詩作
ぼくにとっての新たなチャレンジ
それがどうにか毎日続き
それはそれでよい
ぼくにとって新たな文字との向き合い方

ぼくは
時々のニュースやら話題 もうけ話―それらを追いかけることこそ大切

カン違いしていた
詩作の世界に身を置き いくつかカラぶりをするうち それがカン違いだと分かった
そう思っている

さて
そろそろ迎える新年2022年
ひとつの誓いを立てよう

テレビを見ない
テレビ番組というものの 奴隷にならない
朝晩のニュースやら朝ドラ大河ドキュメンタリーからNHKスペシャルまで
それらを見ることが時流に遅れずにいられること
との幻想
それを捨てる
テレビを筆頭に情報を遮断してみる―
ただ 大相撲だけは見たいな


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