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「アフリカン・カンフー・ナチス」

東条とヒトラーが手を握り
アフリカ・ガーナで
帝国再興を図る
という ドイツ人が監督した映画

80年近く前
歴史の中にある 棘 とげ
それに向き合う人間が
今もいる

まったくの おふざけ映画 おバカ映画

だが そのモチーフを 東条 ヒトラーにとっている
というのは ある意味 立派 エライ

とことんふざけた映画をつくる
その過程で浮かんだだけのモチーフ
そう見てもよかろう
しかし
今生きている 今を生きている
すべての人間は 過去の歴史
この先に作られる 未来という歴史に
責任を感じないといけない

そんなこと構うこたぁねぇ!

その考えで どれだけの人々の
命が消え 血が流されたのか
それへの 思いを
今を生きる われわれは 向き合い 考え続けなければならない

事実を 過去の知りうる事実を
それに迫り その「核心」に迫る作業を積み重ねていくのだ
それは 歴史家あるいはジャーナリストといった記録する人々だけの 仕事ではない
それらに 思いをはせることが大切なのだ

映画 ドキュメンタリーといった映像作品 ルポ 小説といった手段もよい音楽や絵画だってよい 表現の形はいろいろだ

自分には 音楽も絵も小説も 本来の本職であるルポもちょっと難しい

だから
詩という形で
歴史に向き合う
書けることを 書き残す

それが数少ない
今を生きる一人としての
ぼくの ひとつの使命

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