日本の文化で人の良さを知った
先月、久しぶりに結婚式に参列してきました。
以前とは、世の中がガラッと変わっています。
パーティーテーブルには仕切りがあり、みんなマスク着用で参加しました。
◯大切な従兄弟(いとこ)
親族として参列しました。新郎=いとこです。
生まれた時から見守ってきた大切でかわいい存在。大切な女性ができたんだな、結婚するまでになったんだ♡と実感しました。
彼は年下なのに、随分と大人で、学ぶところも多く尊敬しています。
成熟度が高いというか、常に達観しているというか。
第一に、マイペースで、飾ろうとしないところ。
結婚式でもありのままで、自分を見せておりました。頭に出てきた少しの白髪を染めようともせず、そのままでした。(好きなポイント♡)
さらに、当日はモリモリ食べるわ飲むわで、こちらが驚くほど。
一般的に「結婚式では、新郎新婦はほとんど食事できない」と言われています。
・緊張感で食べているどころではないこと
・高級なコース料理なので、ナイフ&フォークで食べるのに時間がかかる
・参列者への挨拶やお色直しで終始忙しいこと
などが理由です。
ところが、私のいとこは、終始リラックスした雰囲気で料理をモリモリ食べ、ついには完食していました。
お酒も「焼酎の方がいい」と、一番近くの席の我々に声をかけたり。これには大笑い。「お酒、足りてなかったんだねー!気づかなくてごめん!」って。
駅ビルの25F、富士山の見える特等席の高砂、そこに高級なタキシードに身を包んだ彼が、いつもの通り。
コタツでみかんを食べているのと同じ顔でした。
飾らないって素敵だな〜とつくづく思いました。
自分はこのような場面では、できません。良く見せようと思ってしまいます。
白髪はあるなら染めたいし、より綺麗に見られたいし。
だから、正反対のいとこから学ぶことが多いのです。
◯他人の幸せを祈る
今回、久しぶりに結婚式に参加し、あぁこれ素敵だった、と気づいたことがあります。
乾杯の挨拶です。
「ご両家ならびに、ご列席の皆様の健康とご多幸を祈念いたしまして、乾杯!」
これは昔から言われている乾杯の音頭の定型文です。
よく考えたら、ここにいるみんなが幸せになればいい、そうなったらいい、と乾杯しているんですよね。
しかも、いかにも既に叶ったかのようにお祝いする「予祝」の要素があって、会場がいい雰囲気になります。そこもいいです。
以前は当たり前に聞き流していた挨拶が、とても大切なことに思えました。
自分の願いばかりではなく、他人の幸せをお互い願える人たち。
とても美しいと思います。
結婚式は、参加したこちらまでいい気分になる、最高のイベントだと改めて実感しました。
ここは、とても美しい国のようです。想像以上に。
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