名作ドラマを再び

ドラマを見る目的は何だろうなと考えました。

ドキドキしたい
ワクワクしたい
笑いたい

かつてドラマをよく見ていた私は、これらの感情を味わいたくて見ていたように思います。

○名作ドラマ

大好きだったドラマ「101回目のプロポーズ」を30年ぶりに見ました。

浅野温子さん、武田鉄矢さん出演の名作ドラマです。

武田鉄矢さん演じる星野達郎が、浅野温子さん演じる矢吹薫に一目惚れするラブストーリーです。

当時子供だった私は、純粋に星野さん(武田鉄矢さん)の恋を応援していました。

しかし、一緒に見ていた両親は
星野さんの恋は叶うわけない
と何度も何度も私に言っていたことを思い出しました。

〇衝撃的なキャスティング

当時、月曜9時といえばトレンディドラマ。
『街から人が消える』と言われるほど大人気でした。

3ヶ月ごと変わるのですが、どれも見なければ話題についていけないほど。

イケメン。
美人。
そんな“トレンディ“な人たちで作られていたドラマ。

そんな中で放送された「101回目のプロポーズ」。
武田鉄矢さんのキャスティングは、子供ながらに衝撃でした。

すでに金八先生などで成功していたベテランの俳優さんで、「全然トレンディじゃない(←今思えばすみません)」と感じていました。

さらに、お見合いを100回も失敗している冴えない中年男性の設定

しかしながら、このドラマの良さはこのキャスティングと設定だったと思います。


〇期待をいい意味で裏切る

美女と野獣?にしても、この二人って。
どうなの。

“こんなラブストーリーが成立するわけない“

視聴者はみんなそう思っていたのでしょう。

だから、うちの父も母も
「アンタがそんなに星野さんを応援したって、無理」
「あの二人がくっつくわけない」と言っていたのだと思います。

最終的に二人の心が通じ合うのですが、それはまさに視聴者への裏切りでした。良い意味での裏切り。

星野さんの恋が叶った。
まさかね。

本当に心打たれるものでした。
30年経っても良いものは良い!と感じる名作です。

◯泣いてばかり?

あるとき英会話学校のアメリカ人女性の先生が
「日本人女性は、ドラマの中で泣いてばかりいる」
「日本にはそんなドラマしかない。つまんない」と言っていました。

それを聞いた時の腹のたったこと!(笑)

そんな感情の繊細さがわからないなら、見なくていし!
泣くシーンを描くのにだって理由がある!!と。

確かに、改めて「101回目のプロポーズ」を見ると、浅野温子さんが毎回涙を流していて、泣きすぎかもしれないと思いましたが、それもあのドラマの良さです。

泣くシーンにも共感できるからドラマは面白いのです。

そして、共感できる泣くシーンがない海外ドラマは見たくない、と今も昔も思います。

〇まとめ

ドラマには、感情が詰まっています。

これまでたくさんのドラマによって喜怒哀楽、いろんな感受性を育ててもらったと思っています。

ドキドキ、ワクワク、楽しさ、笑い。

そこに至るまでに、苦しさや悲しみもあるから、ドラマは面白いのです。

人生と一緒ですね!

心がカサカサになったら、またドラマを見たいと思います。



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