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「やりたい」を応援できたり、むかしあそびの達人と出会ったり。【月刊まちのこ2023年5月号】

こんにちは、まちのこ団です。月刊まちのこ・2023年5月号をお届けします!5月は5ヶ所にあそび場を届けたり、子どもたちと山登りしたり、本を読んだりしました。今月もたくさんのご縁と出会いをいただき、ありがとうございます。

一般社団法人まちのこ団
まちで育つ子どもたちの"原体験を豊かにすること"をミッションに活動をしています。 《主な事業》 ▶︎移動式あそび場づくり ▶︎拠点式場づくり(まちのこベース) ▶企画運営事業|防災/地域コーディネート等
https://lit.link/machinokodan

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5月の振り返り

2023年5月2日(火)
移動式あそび場@じょうづるはうす(常陸太田市)

GW最初の出動は、茨城県常陸太田市で開催の「じょうづる春まつり」でした。開催場所の「じょうづるはうす」は、常陸太田市に2018年にオープンした子育て支援施設。施設を運営している特定非営利活動法人結さんからお声がけいただき、あそびを届けてきました。

(「じょうづるはうす」)

真夏のように晴れ渡ったGWの中日。気温は20度を超える日でしたが、終始心地よい風が吹いていて過ごしやすいお天気でした。施設の中には、小さなマルシェと駄菓子屋さん、おもちゃすくいなどのミニ縁日ブースがありました。

(施設内には小さなマルシェ)

まちのこ団のあそび場は施設の外。夏季には噴水が出るという石畳のエリアと、その周囲の草地がある広場にあそび場をつくりました。

(円形の石畳エリア)

スタート時刻の少し前から一組、二組と小さな子ども連れのママが待機していて、始まると同時に施設の中へ。日差しが強かったので外あそびはあまりしないかな、と思っていたのですが、すぐににぎやかなあそび場になりました。

(大人気まちのこカート一周ツアー)

お越しの方は、普段から「じょうづるはうす」を利用している方が多く、スタッフの方が「〇〇ちゃん来たのね~」と声かけをされている様子が印象的でした。

常陸太田市は子育てしやすいまちをうたっていて、行政も力を入れているそうです。ただ、身近にアクセスできる居場所やあそび場はそこまで多くないとのこと。そういった中で地域の方々に頼りにされているじょうづるはうすはとても素敵な場所だなと思いました。

「じょうづるはうす」を運営している特定非営利活動法人結さんとは、今後もイベントをご一緒する予定です。詳しくはまちのこ団InstagramやじょうづるはうすHPをご覧ください。あそび場でお待ちしています。

(じょうづるはうすHP:https://kids313.com/ )

(スタッフの皆さんと。素敵な空間でした)

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5月3日(水・憲法記念日)
移動式あそび場@ショッピングセンターピサ―ロ(常陸大宮市)

GW、2ヵ所目の出動は、茨城県常陸大宮市にあるショッピングセンター「ピサーロ」。開催中の「ピサ―ロゴールデンウィークフェスタ!」にあそびを届けてきました。

(ショッピングセンター「ピサーロ」)

この日も夏のようなお天気。昨日と比べて風があまりなく、日差しの強さを感じる日でした。あそび場はお店と駐車場とをつなぐ、お買い物に来る人々の通り道に設けました。

キッチンカーも3台あり、設置してあったイスでご飯を食べながら、子どもたちがあそぶ様子を見守るご家族や、家族で買い物に来て、子どもとお父さんはあそび場であそび、その間にお母さんが買い物してくる、という姿も見られました。

(夏のような陽気でした)

一方で、イベントがあるということを知っていた方は少なく、買い物にきたらたまたまイベントをやっていたので楽しませてもらいました、という方がほとんどでした。

地元の方でも、休日は商業施設が充実している水戸市やひたちなか市へ行ってしまうことの方が多いとのこと。あそび場があるからピサーロに行こう!となれるように力をつけていきたいなと思いました。

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5月4日(木・みどりの日)
読書会@まちのこベースだいご(大子町)

まちのこ団、私設図書館の運営もしています。大子町に「まちのこベースだいご」という拠点式のあそび場があり、そこで「だいごまちライブラリー」という本のある居場所を運営しています。

(だいごまちライブラリー本棚)

月に1度、読書会を開催していて、今回は第4回。参加者は、前回に引き続きシェア本棚「言葉の海」のオーナー半澤さんと、まちのこ団が運営するスペースを見てみたかったと来てくださった男性。

まちのこベースだいごの好きな場所で読書したり、天気が良かったので隣にある十二所神社の百段階段をのぼってみたりしました。

(「まちのこベースだいご」内で読書したり)
(百段階段をのぼったり)

後半は、読んだ本のシェアタイム。今回の参加者は、質問上手・聴き上手の方々。本についての話、もっと深い話、学びの多いひとときでした。

(読んだ本。『読書の森で寝転んで』『聞く技術』『ゴリラの森、言葉の海』)

次回の読書会は、6月20日(火)12:00~の予定です。詳しくは「だいごまちライブラリー」公式Instagramをご覧ください。(こちら【Insta】)

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5月5日(金・こどもの日)
まちのこ登山部!~こどものまちメンバーで山に登ろう~@御岩山(日立市)

こどもの日は、「こどものまち・ひたち」のみんなと山登りに行ってきました。登山をしたいという子どもたちからの発案で企画していた回。本当は3月の春休みに予定していましたが、雨天のため断念。今回はそのリベンジデイでした。

(※「こどものまち・ひたち」
こどもたちだけでまちをつくるという取り組みで、発祥はドイツ・ミュンヘン。茨城県日立市の子どもたちと一緒に企画、2022年4月に第1回、10月に第2回を開催。当日の様子は下記リンクからご覧いただけます。
第1回:https://note.com/machinokodan/n/n454cf98ad4e1
第2回: https://note.com/machinokodan/n/nd84a0ad76510  )

登る山は、「御岩山」。みなさん日立市在住ですが、御岩神社には来たことがなかったという方、そして御岩山には登ったことがないという方がほとんどで、子どもはもちろん、親御さんもこの機会にと楽しみにしてくれていました。

(御岩山入口)

神社の前で集合写真を撮り、お参りをして登山道へ。

(おじゃまします)

元気な子どもたちが先頭を行き、大人たちが息を切らしながらついていくという図。

(気持ちのいい森林浴)

無事に山頂に到着。記念撮影&やまびこ大会をしました。「団長なんだからやってよ!」という子どもの無茶ぶりに応え、全力のやまびこ。まだ山頂に到着していなかった親御さんの耳にも届いたらしく、みんなで笑いました。

(いいお天気。いい眺め)

無事に下山。お疲れさまでした!

今回、久しぶりに子どもたちと会って話をする中で、「こどものまち」がないと定期的に接する大人が学校や塾などの「先生」か「親」くらいしかいないようで、ある種の物足りなさのようなものを抱えているな、と感じました。

「こどものまち・ひたち」がまたできるように、大人、頑張ります。

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5月6日(土)「水郷フォレスタ!」
移動式あそび場@茨城県水郷県民の森(潮来市)

GW最後の出動は、初出動!潮来市。おじゃまします。『いばらき子育て支援フォーラム』でご縁をいただいた『NPO法人わくわくネット65』さんからご紹介いただき、潮来市商工会青年部が主催の「水郷フォレスタ!」というイベントに出動してきました。

(「水郷フォレスタ!」フライヤー)

会場は広い芝生のエリア。ステージエリアや飲食店テント・キッチンカー・物販エリア、あそび場エリアがあり、広々とした芝生で思い思いに過ごせるような空間でした。

(広々とした芝生エリア)
(あそび場)

あそび場エリアには、まちのこ団の他に、むかしあそびを出前している「遊びの楽校」という活動をしてる方がおり、その方と一緒にあそび場エリアを盛り上げました。

(むかしあそびの達人「遊びの楽校」さん)
(大変お世話になりました)

「遊びの楽校」の方が、団長やまちのこ団の活動にとても感心してくれて、おれたちみたいなもうリタイアした人間だからやれると思っていたけれど、若い者たちが本気で取り組んでいることがあると知れてよかった、使ってくれ。と、手づくりのコマ回し台とベーゴマ回し台、そして古代ゴマ(!)などを譲ってくださいました。

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5月14日(日)「LOHAS YOGA FES」
移動式あそび場@さくら宇宙公園(高萩市)

さくら宇宙公園、正式名称=高萩市衛星通信記念公園。大きなパラボラアンテナが特徴的な公園です。このアンテナは実は、この国で初の衛星中継を担った受信アンテナだそうです。

(大きなパラボラアンテナ)

この公園で開催された、ヨガとマルシェが一体となったフェス「LOHAS YOGA FES」にあそび場を届けてきました。

(「LOHAS YOGA FES」フライヤー)

縦長の広い公園。公園内入ってすぐにはキッチンカーが並び、その隣にあそび場、その先にマルシェが開かれ、さらに奥にヨガエリアが用意されていました。当日の天気は、曇り。たまに太陽が顔をのぞかせる時間帯もあり、暑くもなく寒くもなく程よい気温でした。

(ヨガエリアの様子)

今回の出動で感じたのは、イベントでの出動は、イベント出店者の子どもたちの居場所としてのまちのこ団があるということ。そして、誰かのやりたいを応援できるということ。

出店者の親御さんから、「まちのこ団のところで子どもたちを受け入れてもらえたおかげで、安心して出店が出来ました」と嬉しいお言葉をいただき、改めて存在意義を感じることができました。

(まちのこ団スタッフズ)

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2023年5月26日(金)
「まちのこベースひたちなか」の日

今年度最初の「まちのこベースひたちなか」の日でした。おやつの時間に近くのコンビニまで駄菓子を買いにお出かけしたりしました。

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2023年5月27日(土)
移動式あそび場@里美ふれあい館イベント広場(常陸太田市)

5月最後の出動は、常陸太田市で開催のイベント「ひたちおおた里山祭 フォレストエコーin里美」。毎年「さとみ春の味覚祭」として行われていたものが、コロナ禍を挟んで今回リニューアル。食と演奏、その他ワークショップなどが楽しめるイベントでした。(HPはこちら:https://kippoku.com/detail/431/news/news-32582.html

(広々とした会場・設営中)

中央のイス・テーブルスペースを囲むように、周囲を食や縁日的なブース、ステージなどでぐるりと囲ったレイアウトで、あそび場はその一角に布陣しました。

(あそび場)

今回あそび場は、お祭りの「里山」「フォレスト」というテーマに合わせてセッティングしました。巨大ジェンガをメインにしたいとお話も伺っていたので、みちあそび、昔あそび、巨大あそび(巨大ジェンガ&びーころ)、静のあそび(ハンモック)という設計にしてみました。

(暑いくらいのお天気でした)

今回は、日立で出会った子どもたちや親子がふらっとあそびに来てくれた出動ともなり、一緒にあそんだり、近況を話したりと、まちのこ団があそび場で見たい景色の一つである、「あそび場」を軸とした繋がりや再会の場の実現が出来たように感じました。

(日立兄弟。いつもありがとね!)
(今回ご縁を繋いでいただいた岡崎さん。いつもお世話になっております!)

「また来たい」が100%!あそび場アンケート

5月6日(土)の「水郷フォレスタ!」にて、アンケート調査を実施しました。まちのこ団のあそび場に初めて来た方が【77.5%】リピートの方が【22.5%】。項目では、「また来たい」が【62.5%】 「近所であれば来たい」が【37.5%】と、合計100%の方がまた来たいという感想を持ってくださっていました。

まちのこ団は拠点が茨城県北部の大子町であることもあり、南部への出動回数はまだまだ少なく、また潮来市への出動は今回が初めだったのですが、【22.5%】の方がリピートという嬉しい結果になりました。

6月のあそび場予定

6月もたくさんあそびを届けます!あそび場でお待ちしています。

(6月のまちのこ団スケジュール)

最後までお読みいただきありがとうございました!次号は7月10日に公開予定です!

(写真=まちのこ団/文=サトウミキ

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