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つるぐらし始めます~都留移住の理由~

ここ数年で「移住」はどんどん身近なものになったなあと思う。

どこか地方に移住するというのは、昔と比べて珍しくないものになりつつある。

かくいう自分自身も、今回の都留移住は2回目の移住。

はじめての移住地であった金谷(千葉県富津市)で、多くのことを経験したからこそ、移住のリアルな実態がどんなものか、その良さも大変さも、他の人よりかは知っているつもりである。

あのときの移住は、ご縁であり、20代で勢いがあったからこそ、できたもの。

今考えれば、けっこう無茶をしていたなあと思う(だからこそ、人より良い経験ができた)。

2回目の移住だからこそ、今は俯瞰的に見ることができているなあと感じる。

だからこそ、つるぐらしを始めて一週間。
都留に移住した理由を記しておきたいと思う。


移住の決め手は人か?土地か?

以前、金谷で暮らしていたときのこと。

「この町に住んでいる理由は何か?」
「この町の”人”が好きだからなのか?”土地”が好きだからなのか?」

という議論の場面に出くわしたことがある。

それ以来、移住の決め手となる「人か土地か」の答えを自分もずっと考えてきた。

ただ、1年ほど各地を転々として思うのは、「人」も「土地」も、どちらも大事だということ。

結局のところ、暮らし続けるのには、どちらが欠けていてもつらいなと感じた。

だからこそ、都留に移住した理由を

・「土地」という要素
・「人」という要素

この2つから、まとめてみたいと思う。

都留って、どんなところ?

さて、その前に、都留はどんなところか軽く説明しておきます。

都留市 所在地

・山梨県の東側(甲府より東側)。
・バスを使えば、新宿まで90分くらい(東京に割と近い!)
・大月市より少し南。
・河口湖や富士山より少し北(北東)。
・リニアモーターカーの開発?で有名な場所。
・盆地にあって、住宅街が広がっている地方都市。
・住宅街だが、車で少し走らせると、自然が豊か。

正直、まだまだ都留のことは全然知らなくて、これだけだと都留に住んでいる人に怒られそう…

まだまだ行けてない場所も多いので、実際に訪れてみたり、調べてみたりしながら、これから少しずつ詳しくなっていきます。

では、都留に移住した理由を書いていきます。


移住の理由~「土地」編~

①コーヒーを学ぶのに良い環境がある

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今回の移住は、「自分の得意なこと、好きなことを追究していきたい」という意図が背景にあります。

自分の好きなものであるコーヒーとアウトドア。

そして、都留には、いくつかのカフェ、喫茶店があります。

生きる伝説的なお店と言われるバンカム
スペシャルティコーヒー豆を扱うLUMBER ROOM COFFEE

自分の味覚を磨くという意味でも、美味しい珈琲屋が近くにあるというのは、とてもありがたいことです。

各地を転々としているときは、コーヒー道具を持ち運ぶわけにはいかず、それがつらかった!

現在、オンラインサロンでコーヒーを独学しているのですが、拠点も決まったということで、カッピング(コーヒー豆の風味の評価)も始めたいと思います。


②アウトドアを満喫する環境が身近にある
都留は住宅街ですが、近場に山が多く、少し遠出すれば自然も豊かです。キャンプ場も近くにあるよう。

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実際、住んでみて、周辺に山が見えるのは、山好きとしてはとても気持ちがいい!

日本アルプスなどの標高の高い山に行って、本格的に登山するには車が必要ですが、出かけやすい環境に近づいているのは間違いないです。

千葉に住んでいた時は、標高の高い山が近くになくて、それが少し寂しかった。

移住してすぐには登山に行くのは難しいですが、暖かい季節になったら、ちょこちょこと山に登りたいと思います。


③東京に近い
現在リモートワークで仕事をしているものの、一部、東京に出向く仕事もあります。

行ったり来たりの手間があるものの、東京での仕事の方がやはり売上(収入)が大きい。

そういう意味で、都留は東京に近いエリアなので、出向きやすいというのが一つの特徴です(ちなみに、実家が埼玉にあるので、東京にいるときはそこに滞在します)。

いずれはリモートワークでの仕事を大きくしていくか、逆に、地方だからこそできる仕事にチャレンジしたいものの。

今は、自分の仕事づくりをして、足元を固めるべく奮闘したいと思います。


④コワーキングスペースがある
都留には、teraco.と呼ばれるコワーキングスペースがあります。

teraco.写真

リモートワークは自宅で仕事ができるものの、それだけだと自宅にずっと引き篭もることになりがちです。

たまに自宅以外で仕事がしたいと思っても、毎回カフェに行くのは、つらいものがあります。

そういう点で、集中して作業ができ、定期的に通うことのできるコワーキングスペースがあるというのは、フリーランスとしてはありがたいこと。

自宅での作業も多くなりますが、定期的にteraco.に通いながら、仕事をしていきたいと思います。


移住の理由~「人」編~

①コワーキングコミュニティがあること
「土地」編の④と重なりますが、コワーキングスペースteraco.やその周辺には多くの人が関わっていて、いくつかのコミュニティがあります。近くには、複数のシェアハウスもあります。

迎え入れてくれるコミュニティがあること。
切磋琢磨できる仲間がいること。

フリーランスというものは、けっこう孤独な働き方でもあるので、似たような状況の仲間たちと、努力を重ねていきます。

また、住んでから一週間が経ってみて思うのは、teraco.周辺には、フリーランスに限らず色々なタイプの人が存在していて、それぞれの生き方で生きている。

自分が、がっつりフリーランスタイプというわけでもないので、その点も安心しています。


②金谷に由縁のある人と再会できるかも
teraco.では、金谷でも開催していた、いなフリ(現:ワークキャリア)をやっているからこそ、金谷で出逢った友達の出入りもあります。

実際、最近は、金谷に住んでいた人が、都留に移住していたりします。

拠点を置くからこそ、自分のやるべきことに集中したいからこそ、あちこちに逢いに行くことはできないけれど。

都留に居たら、金谷で出逢った友達。全員ではないけど、一部の人にはまた会えるだろうと思います。


③注目の「なら夫婦」
なんだかんだ書いてきたけれど、これが一番の大きな理由。

今まで書いてきたのは「条件」であって、他のまちで探そうと思えば探せるだろうから。

そもそもが、都留に移住を決めたきっかけとして、都留の地域おこし協力隊であり、teraco.のコミュニティマネージャーである、ならみおさんに声をかけられたから。

今年の5月に、ニュージーランドに帰ってきたときのnoteで「長野・山梨を中心に、自分の拠点を探していくつもり」と書きました。

このnoteを見てくれた、みおさんが、

「よかったら、しばらく都留に滞在しませんか?」

と声をかけてくれたのが、きっかけです。


でもね。

実は、この前から都留に移住することは視野に入れてたんです。
実際、金谷の友達に、「ワーホリから帰ったら、都留に住もうかと思っている」って言ってました。

それは、条件面からというのもありますが、ある記事を読んだから。

たしかtwitterで、みおさん関連の投稿か何かを見付けて。
そのまま、みおさんのブログ記事を何気なく遡っていったんです。

そしたら、こんな文章が目に入ってきた。

目新しい名産品をつくるとか、ブランディングするとか、観光プロモーションとか、そういうことではなくて。 ほんとうに、ただただシンプルに「このまちが好き」と心から思える人たちを どれだけ増やしていくことができるのだろう。

それこそが「まちおこし」の本質なんじゃないかと、考えつつ動いている日々。

参照:都留を、第2のふるさとに。これが私たちの考える「まちおこし」の本質。|ならみおダイアリー

この言葉を読んだときに、何だかとても気になってしまって。

自分も似たような考えを持っていたから。
それに、金谷に住んでいたときに、こういうタイプの人がいなかった、というのもあると思います。

ただただシンプルに「このまちが好き」と心から思える人たちを どれだけ増やしていくことができるのだろう。

彼女がつくる、まちおこし、まちづくり。
どんな生態系のあるコミュニティを育んでいくのか。

その景色を垣間見てみたいなあと思ってしまったわけです。


あと、みおさんの旦那氏である、だいすけ氏(自分は、ならっちと呼んでる)

彼とは、まだ結婚もしていない、6年前に出逢っていて。

自分が金谷にいた前後の数年は、あまり会う機会もなく、気が付いたら結婚していて、気が付いたら「金谷界隈の人とつながってるなー」という感じだったのですが。

最近は、「自家焙煎コーヒー屋」(自家焙煎の珈琲豆のネット販売)を始めたりしているようです。

6年前に出逢った頃も、東京でワンデイカフェを開いたりしていて、遊びに行ったこともあります。だからこそ、今後の動きも楽しみにしています。


そんな、なら夫妻も、来年の2月にはお子さんを授かります。
夫婦間で色んな葛藤があったり、直面したりすることがあるようですが。

陰ながら、2人(いや、3人)の幸せを心から願っています。


最後に

2回目の移住。都留への移住。

まだまだスタートラインに立ったばかりで、都留について知らないことも多くて、今後のことを色々考える日々です。

自分は、このまちにいて、何ができるのだろうか?

分からないことだらけですが、このまちに住みながら、学ぶべきこと、やるべきことはきっとありそう。

都留での生活に慣なれながら、少しずつ、自分の暮らしと仕事づくりをしていこうと思います。

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つるぐらし、始めます!



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