オンラインで「雰囲気」を伝える
先日、新卒の内定者イベントをオンラインで実施しました。そこでイベントの休憩時間に社員同士で雑談をしてみました。これは良いなと思ったのでそのことについて書きます。
雰囲気を感じとるタイミング
「雰囲気が良いなと思いました」
承諾理由、辞退理由としても学生からよく聞く言葉です。
雰囲気:その場やそこにいる人たちが自然に作り出している気分。また、ある人が周囲に感じさせる特別な気分。 goo国語辞書
学生が「雰囲気」をどのようなところで感じ取るのかというと、学生に向けられるコミュニケーションよりも、会社見学や合同企業説明会でみられる社員同士のコミュニケーションの中で感じることが多いそうです。
しかし、ほとんどの選考フローがオンラインになった今、この社員同士のコミュニケーションをするタイミングは無くなりました。
オンラインイベントの休憩中に雑談をしてみる
そこで、今回20名ほど参加してくれたオンラインイベントの休憩時間に、イベントに参加してる社員同士で雑談をしてみました。普段からよく雑談をしてるメンバーなので、普段通りに。。
ちなみに普段のイベントでは、休憩時間は全員カメラオフ・ミュートにして、休憩終了時間を画面に映していました。
イベント終了後のヒアリングでは「参加して会社の雰囲気が伝わりました」と感想をもらえました・・ほっ・・^^
今回結果的に、オフラインでやっていたことをオンラインでそのままやったことで、雰囲気を伝えられたのですが、そもそも「雰囲気を伝える」ってどういうことなんでしょう?
感情の波及が雰囲気を生み出す
「ミラーニューロン」と「情意伝染」について紹介します。
イライラしている人の近くにいると気持ちが沈んだり、明るい人の近くにいると気持ちが前向きになったりなど、人の感情は無意識に伝染していて、これを心理学では「情意伝染」というそうです。
この情動伝染は「ミラーニューロン」という神経細胞の働きによるもので、他人の行動や表情をみることで、自分の脳が同じ動きをするのだそうです。
下記わかりやすいサイトです。
「雰囲気」が伝わる、ということはこの情意伝染によるものなのかなと思いました。「雰囲気」とは、コミュニケーションにより創発された社員の感情で、それが情意伝染により学生に伝わっていったのかなと思いました。
しかし、この情意伝染は神経細胞の働きなので伝わりにくい人もいるとか。
またそれも面白いなぁ。
ほとんどの選考がオンラインになった今、意識して「雰囲気を伝える」機会を作っていかなければなと思いました。結果、受け手が「良い雰囲気」だと思ってくれたら嬉しいなと思います。