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空き家の購入について。(気になる価格)

「田舎暮らしに憧れているわけでもないのに買った家」
なのですが、ポケットマネーで買うようなものでもなく、ましてやポケットにそれほどのお金があるわけではありません。
購入に至るまでを少しお話ししたいと思います。購入理由はこちら

2016年末から養父市大屋町和田という、養父市の中でも田舎に属する地区でジビエ事業を開始し、そちらの方は築150年というとんでもない古民家を改装し
「宝塚ジビエ工房」という名前でジビエ専門の食肉処理業及び販売業をしています。ちなみに家賃は¥7000/月
そこで働いている猟師の住まいはお風呂・トイレともに家屋の外にあり、冬ともなると命がけでトイレやお風呂に入らなくてはいけません。

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トイレは仕方がないとしても、お風呂に浴槽はあるのですが水漏れが激しく、長時間浸かることができません。
猟師曰く「ゆっくりと湯船に浸かりたーい」
それが彼の口癖でした。

そんな中、徒歩5分のところに今回購入した物件が養父市の「空き家バンク」に登録されました。
持ち主夫婦が高齢となり、元気なうちに娘さんのところに行くとのこと。
当初は800万円で掲載されていましたが、いよいよ引越しが決まり早期に売却したいということで500万円にまで下げて売却を希望されていました。

こういった田舎の相場はまったくわからず、物件が安いか高いかも買う人次第です。購入を決めてから一応、持ち主に値段交渉しましたが返事は
これだけ下げたので(800万円→500万円)
「売れなくてもいい」
売主さんにヘソを曲げられては元も子もないので、農地法第3条申請費用の20万円だけ値引きしていただき、契約が決まりました。
(この費用については一般的には売主が負担するものとの事です。)

ここでこれから田舎で物件購入を予定されている方にアドバイス。
物件に農地が含まれる場合は農地法第3条申請が終わっているかどうかを確認する必要があります。これがないと所有権移転ができません。
それと申請は会社名義(農業法人を除く)ではできないので要注意です。
という事もあり、個人名義で契約、購入に至りました。
以下が今回、購入した内容となっています。

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*緑の部分は「農地」
① 地 目 :宅地  208・26㎡ 
②種 類 居宅構 造 木造瓦葺2階 1階 133・88㎡ 2階 60・12㎡
③ 地 目 :宅地 66・11㎡
④地 目: 畑 13㎡ ⑤ 地 目: 畑69㎡ ⑥ 地 目: 畑237㎡
⑥種 類 :車庫 鉄骨造 32・24㎡
⑦種 類 :物置構 造 木造  14・82㎡

「平成7年築の日本家屋」とその前の「畑(約100坪)」「車庫」「倉庫」がついています。

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都会では到底考えられない価格なのですが、そこは養父市の外れ
近所の人たちには「よくその値段で買ったね」と笑われています。

また、うちの猟師のための「お風呂」としてはかなり高額なお風呂です。

気になる固定資産税ですが、さすが田舎です、ほぼ建物だけの固定資産税で
年間¥67,000程度(こちらは今年コロナの影響で軽減されます。)
電気代や水道代などの固定費はかかりますが、維持するのはそれほどの
負担となりません。

とはいえ、田舎の一軒家ですからメンテナンスを含め、色々と費用がかさんで来るかもなんて思っていた矢先に先日、寒波のため水道管が破裂していたようで、ほとんど使ってないのですが水道代の請求が¥8,000超え!
何か対策を考えなくては。。。。。

購入してからまだ4ヶ月程度、これからかかる費用なども報告していきたいと思います。

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