見出し画像

紙の日記をやめた理由

大学生から一昨年くらいまでは、紙のノートに日記を書いていた。日記というにはまとまりのない文章、ちょっとしたひらめき、書き残しておきたい感情など。
B5のツバメノートがお気に入りで、20冊近く、書き溜めたノートを保管していた。

でも今、紙媒体で残しておく日記はない。
相変わらず、ものを書き始める時は紙の方が波動が合うような気がして、不要な紙に書きつけたりしている。でも、紙に書いた言葉を残すことはない。しばらく経って、ネット上のどこかに書くか、捨てたりして、手放している。

死後の著作権についての話を聞いた時、自分が書き残した紙切れたちのことを考えた。見られたくないもの、自分のために残しておきたいもの、いろいろある。

それでも、永久に手元に残しておくわけにはいかない、という思いは強くなった。20冊以上あったツバメノートは手放した。

noteに日々の日記を書くようになって、数週間。
人の目に触れることを意識された文章だから、ヘタなことは書かない(書けない)。noteが存続する限り、私の思いは(少なくともその上澄みは)宇宙に漂い続けるんだな、と少し感慨深くなる。

日記を公開すると、自分が消費されるような気持ちになって時々不安になる。それでも、気持ちや言葉は手放していくことが、今の自分には必要なのだという気がする。

noteは、私の言葉の墓場になるかもしれない、と思う。発されなかった言葉たち、届かなかった言葉たちの。

#日記 #note #死後の著作権 #今こんな気分 #ツバメノート #noteのつづけ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?