2024年のフリーランス

 今年、2023年もあとわずかとなりました。来年は2024年、辰年ですね。来年はどんな年になるのでしょうか。私はフリーランスのマッチング事業を運営しているので「2024年のフリーランス」について書いてみたいと思います。但し、予言や予測でなく雑感です。
 
 フリーランスと聞いて皆さんはどんな職種や働き方を想像するでしょうか。フリーランスにも様々な職種の方がいて、働き方も多様化しています。フリーランス協会が出している白書に詳しくありますので、ご興味ある方はどうぞ。
https://blog.freelance-jp.org/wp-content/uploads/2023/03/FreelanceSurvey2023.pdf
 
 また、フリーランスは年々増えています。最近もこんな記事を目にしました。
https://freedash.jp/freelance-huesugi/?utm_source=BenchmarkEmail&utm_campaign=Freelance202312&utm_medium=email
 
 フリーランスはすでに労働人口の4分の1とのこと。そう聞くととても多い気がします。
 弊社はフリーランスの中でもマーケターなどのデジタル人材の方と仕事をする機会が多いのですが、職種によって特性はあるようです。私自身はデジタル人材の他に、ライター、デザイナーなどのフリーランスとも仕事をした経験がありますが、デジタル人材はまた違った特性があります。一言で言うと、今っぽい感じがします。例えば、フリーランス希望者から良くお伺いする話として以下があります。
・会社に依存しない
・キャリア形成を考えて会社を選んできた
・若いうちに自分のスキルを外で試してみたい
・自由に働きたい
・出社は出来ればしたくない、業務はリモートで
・起業も視野に入れている
 フリーになる前に転職歴がある人がほとんどで、副業経験を経てフリーランスになった人も最近増えています。
 
 来年もフリーランスは増加し、いわゆる「フリーランス市場」は拡大していくと思われます。よくフリーランスって本当に食えるの?と聞かれることがありますが、私の周辺にいる方は十分な収入を得ているようです。会社員時代の年収を上回っている方が多い印象です。

 弊社では業務希望のフリーランス登録者も右肩上がりで増えています。最近は「フリーランス志望なのでまず副業を試したい」「フリーランスに転身する予定なので、登録したい」と就業中の会社員の方からの問合せが増えています。転職か、フリーランスかで悩んでいる人もいます。

 以前も書いたのですが、1年程前にある会合で会った大学生が「フリーランスってかっこいい」と言っていたのがすごく印象的だったのですが、特にデジタル系の方はある種の憧れを抱いてフリーランスに転身する人が多いようです。.
 
 さて、2024年のフリーランス市場ですが大きく拡大すると思います。辰年な感じで、グイっと拡大するのではないでしょうか。フリーランス人口は更に増え、フリーランスを活用する企業も増えます。
 
 拡大のスピードが速くなるか否かは企業側の意識変化だと考えます。フリーランスなどの外部人材をうまく使えるか、使おうと考えられるかです。中途採用でデジタル人材を採用するハードルは年々上がっています。採用ではない「別の手段」を考える企業が増えています。

 実際に会社員時代の倍や3倍などの収入を得ている方も知っていますが、「スーパーフリーランス」のような存在が世間で話題になるかも知れません。弊社で契約しているフリーランスの中には、海外在住の方もいます。また、地方在住の方も増えています。どこからでも仕事ができる環境が整ってきたので、今後ますます増えると思います。

 コロナ禍が落ち着き海外旅行に行く人も増えましたが、最近一緒に仕事をしている人が海外に行っていたことに気づかずにいたことがあります。ミーティングやコミュニケーションは普通に取れていたので、あとで聞いた時はびっくりしました。でも、できちゃうんですよね。

 来年はフリーランスにとって、フリーランスに関わる人達にとって、エキサイティングな1年になる、そうなるといいですね。

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