バスクラ認知度向上委員会/オーケストラ編① ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第一番 第二楽章冒頭
バスクラの認知度
こんにちは。
クラリネットも吹くバスクラリネット奏者、いわむらです^^
「バスクラリネットという楽器を知ってる人ー!」
(ちらほら手が上がる。その時によって違うけどざっと見て100中10〜20人くらいの割合
ある演奏会のMC時の光景です。
その時目の前に広がる光景をみて、わくわくします。
バスクラを初めて目にして、聴く人たちがこんなにいるなんて!私の演奏が初めて聴くバスクラの演奏だなんて!
めちゃめちゃ光栄じゃないですか!
ぜひ「バスクラっていいじゃん!」「黒くて大きくてかっこいい!」「渋い見た目なのにこんなに柔らかい音が出るんだ」「また聴きたい♩」と思ってもらいたい!
そう想って演奏しています^^
バスクラの魅力
バスクラの存在が一般的に多く知られているのは吹奏楽だと思います。
日本では特に、オーケストラを聴かなくても吹奏楽は聴くという人たちが一定数います。
小中高で部活動や市民団体で吹奏楽に触れてきた人
大学生や社会人の吹奏楽団体に所属している人
はたまた大人になってからずっとやってみたかった吹奏楽を始めた人
その他にも様々な人達が。
吹奏楽指導の現場ではバスクラが大好きな学生さん、社会人の方がいっぱいいます。
バスクラ萌えな方々。私もその1人です。
ここ何年かで「日本バスクラリネットコンクール」の開催や、バスクラリネットのみのアンサンブルグループもどんどん出てきて、バスクラ界盛り上がってきています!
(もりあがってるかーい!?)
ただ、指導の現場にいて感じるのは、吹奏楽しかやってきていない人は、吹奏楽曲以外のジャンルの曲を知らない人がほとんどです。
数人の生徒さんの「〇〇(曲名)好き?バスクラめっちゃかっこよくない?」と聞いた時のぽかーんとした表情が脳裏に焼きついています。
いわむらの心境としては「あー!バスクラの魅力の詰まった曲はたっくさんあるのに、同じバスクラ吹きなのに、知らないなんてもったいないなあ!」です。まじでもったいない。こんなに世界は広いのに、いまやネットでいつでもどこでもなんでも(盛)聴けるのに損してます。
みなさんが部活や仕事や勉強で忙しいのは重々承知しているつもりですので、私にできることをしようと思います。
少しでもバスクラ好きな方が、今ご自身が触れている曲以外の「バスクラの魅力」が見つけられるといいなという気持ちでこの記事を書きます。
オーケストラでのバスクラを知ってほしい!
バスクラ認知度向上委員会/オーケストラ編①
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第一番より第二楽章です。
「初回からなんてマイナーな曲を出してくるんだ!」という苦情は受けつけません。独断のみで決行しています。
正直バスクラの魅力を知ってもらうためには人名とか曲名とかとりあえずは覚えなくてOKです。
「いい!」と思ってもらえれば。敷居は低い方がいいでしょう。
この曲、協奏曲にしては全体で40分くらいあり長いのですが、二楽章の冒頭をぜひ聴いてください。分数書いてあるので、お手数ですが飛んでください。とにかく聴いてください。
一楽章が静かに、消え入りそうな音で終わり...
二楽章が始まります。
うって変わってスケルツォ。バスクラとフルートがオクターヴで主題を演奏します。
ヴァイオリン奏者は三浦文彰さんです。
めちゃくちゃうまい。かっこいい。硬派な感じがたまらんです。
圧倒的に語彙力がありませんが、基本的に十人十色で存分に「その人自身の表現」をしている人が好きです。
バスクラの音よりヴァイオリンとフルートの音の方が大きく耳に入ってくるでしょう。いいんです。そういう曲です。
フルートとオクターヴで動いている低い音、それがバスクラの音です。画面にはあまり映りません。それが普通です。
この部分、フルートのソロでも綺麗なのかもしれませんが、バスクラが入ることで立体感が際立ちます。
目立ちすぎず、柔らかすぎず、軽快なスケルツォ感を大切に。チェロでもヴィオラでもコールアングレでもファゴットでもない、バスクラがバスクラであるがゆえに選ばれたフレーズです。
こちらはアメリカの有名ヴァイオリン奏者ヒラリー・ハーンさん。
柔らかさとしなやかさがあって大好きです。
二楽章の終わりに一瞬微笑むのがみえて、演奏時の真剣な表情とのギャップがたまらんです。
楽譜上はこうなっています↓
これを1人でバスクラのパートだけを吹いてみました。
演奏するとさらに楽しい!!
ああ、たのしい。バスクラってなんでこんなに楽しいのでしょう。
振動がたまらんのですよね。胎教にいいと思う。知らんけど
吹奏楽にもいい曲たっくさんあります!
オーケストラにもたっくさんあります!
是非両方知っていただきたい!
バスクラ吹きさん、さあ次はあなたの番です!(いきなり)
自分がオーケストラの中で演奏している姿を想像して吹いてみましょう!
バスクラ吹いてみたい!と思った方は基礎から丁寧にレッスンいたします!
楽器を持っていない人は私が選定するので買ってください!
これにて「(勝手に)バスクラ認知度向上委員会/オーケストラ編① ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第一番 第二楽章冒頭」を終わります♩
次はなんの曲にしようかな〜
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「演奏を通して日々の成長を楽しむ」
音届(おとどけ)音楽教室 岩村麻里子
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