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「キリ新」電子版 2022年6月11日付(メルマガ 第147号)

 北海道札幌市からお届けしております。いよいよコロナ禍が落ち着きつつある中、遠方への出張も再開し始めました。今月は札幌キリスト教連合会様のお声がけを機に、帯広、室蘭にも足をのばして学校、教会、幼稚園で話をする機会をいただいています。地方教会の現実にも寄り添いつつ、全国、全世界共通の普遍的な課題にも迫っていきたいと願っております。今回も最後までお付き合いください。

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■ 最新号の紙面から

▼絵本『すべては神様が創られた』 牧師 奥田知志さん × 画家 黒田征太郎さん
 収益は「戦争被害者」の支援へ 〝人は殺し合うために創られたわけではない〟
 http://www.kirishin.com/2022/06/09/54617/

▼是枝作品「ベイビー・ブローカー」がエキュメニカル賞
 カンヌ映画祭
 http://christianpress.jp/babybroker-0529/

▼【訃報】 アンジェロ・ソダノ枢機卿逝去、元バチカン国務長官
 http://www.kirishin.com/2022/06/02/54549/

▼イスラム教徒アフガン難民が墓地不足で正教会の墓に
 http://www.kirishin.com/2022/06/11/54625/

▼【東アジアのリアル】
 「清朝末期、台湾の漢人有力者の反キリスト教」王 政文
 http://www.kirishin.com/2022/06/08/54591/

▼【宗教リテラシー向上委員会】
 「この世界は自分の考える物語を超えている」向井真人
 http://www.kirishin.com/2022/06/07/54583/

■ web限定

▼【書評】 『世俗の彼方のスピリチュアリティ』
 伊達聖伸、アブデヌール・ビダール 編
 http://www.kirishin.com/book/54571/

 フランスは歴史上さまざまな契機によってイスラームとの関係を深めてきた。現在フランス国内のムスリムは約600万人で、イスラームはカトリックに次ぐ第二の宗教となっている。記憶に新しいのは、2015年1月フランスの風刺新聞『シャルリ・エブド』の本社がムスリムの兄弟によって襲撃され、編集委員ほか13人が殺害された事件だ。この年の11月には「イスラーム国」がパリ市とその周辺にあるコンサートホールなど6カ所を無差別攻撃、129人が犠牲となった。この時、多くの人に読まれ世界中に拡散されたのがフランスのムスリム哲学者アブデヌール・ビダール氏の『イスラーム世界への公開書簡』(以下、『公開書簡』)だった。

■ 告知情報

▼『LGBTとキリスト教 20人のストーリー』重版出来記念トークライブ
 「マイノリティをめぐる当事者性とはなにか?」
 https://lgbtchristian.peatix.com/

 日本キリスト教団出版局刊の『LGBTとキリスト教 20人のストーリー』重版出来を記念して、監修者、執筆者を交えた対面&オンラインのハイブリッド企画を開催します。キリスト教出版界でもLGBTをめぐる書籍が相次いで出版される中、あらためて性的マイノリティ当事者の声に耳を傾けつつ、「非当事者」に何が求められているのかを探る。ハッシュタグは「#LGBTとキリスト教」をご活用ください。

 ・日時 7月8日(金)18時半~20時
 ・会場観覧 教文館3階ギャラリーステラ(東京都中央区銀座4-5-1)*会場参加は定員に限りがあります。
  オンライン観覧 Zoom ミーティング形式 *申し込まれた方には、終了後1週間のみ録画を共有します。
 ・参加方法 本サイト「チケットを申し込む」をクリックし、指示に従ってpeatixアカウントを取得後、
  申し込み手続きを完了してください。「オンライン観覧席」を申し込まれた方には追って視聴方法をご案内いたします
  (Zoomのダウンロードが必要です)。
  ・参加費 1,000円
 ・主催 キリスト新聞社
 ・協力 日本キリスト教団出版局、教文館キリスト教書部
 ・問合せ先 教文館(Tel 03-3561-8448)


▼講演&対談「コロナ後のセカイで地域シャカイに建てられたキョウカイとして歩む」
 http://ptix.at/Fh0pJa

 キリスト新聞社としては初となる北海道帯広地区での出張企画を開催します。すでにコロナ禍以前から限界集落と化していた日本のキリスト教界。150年以上の歴史をもちながら、「福音」のメッセージが伝わらない現実と向き合い、その真の理由を考察します。後半は、参加した帯広地区の牧師たちを交えて、地方教会が直面する課題を共有しつつ、コロナ後の新しいセカイ・シャカイ・キョウカイのあり方を一緒に模索しましょう。牧師も信徒も、信徒ではない方も奮ってご参加、ご発言ください。

 ・日時:6月11日(土)午後2時~4時
 ・会場:日本メノナイト帯広キリスト教会(北海道帯広市西7条南17丁目)
  オンラインでの参加/録画アーカイブの視聴も可
 ・参加費:1,000円
 ・主催 キリスト新聞社
 ・申し込み:http://ptix.at/Fh0pJa
 ・問い合わせ:Tel 03-5579-2432(キリスト新聞社・松谷)


▼トーマス・レーマー著『ヤバい神』出版記念トークライブ
 「旧約聖書の神がヤバいってマジ!?」
 https://yabaikami.peatix.com/

 トーマス・レーマー著『ヤバい神 不都合な記事による旧約聖書入門』(新教出版社)の出版を記念して、訳者の白田浩一氏と、気鋭の旧約学者・日高貴士耶氏を招いたトークライブを開催。世間で抱かれているキリスト教や聖書のイメージとはかけ離れた、「マジでヤバい」旧約聖書の神の実態について深掘りする。当日は著者であるトーマス・レーマーからのコメントも動画でお送りする予定。

 ▼『ヤバい神』(新教出版社)
  https://shop-kyobunkwan.com/4400119084.html

  旧約聖書には、神が横暴で残酷で好戦的だという印象を与える記述が少なくない。アブラハムに愛息イサクを捧げよと命じるなんて、たとえ試みだとしても、あんまりではないか。そんな箇所をどう解釈すべきなのか? 多くの人が疑問を抱くテキストを旧約聖書学の第一人者が取り上げ、それらの表現の意味と理由を考察し、神の真の「人柄」に迫った、目からウロコの異色の書。

  ・日時:6月25日(土)午後4時~6時
  ・主催:キリスト新聞社
  ・協力:新教出版社
  ・オンラインによる配信 YouTubeライブでどなたでもご視聴いただけます。
   https://youtu.be/4O3Gh9aPmag
  ・参加費無料/申込不要
  ・問い合わせ:Tel 03-5579-2432(キリスト新聞社・松谷)


▼「敏腕」編集者に訊け!「シゴトは地味だが面白い~キリスト教の本との出会い」
 @銀座・教文館(2017年2月4日収録、音源のみ)公開
 https://youtu.be/wVPVSafSQyE

 かれこれ5年前の2017年に銀座の老舗・教文館3階で開催した編集者によるトークイベント(音源のみ)を公開しました。出版界をめぐる状況は今も変化の只中にあります。

 ・日時 2017年2月4日(土)
 ・会場 教文館3階ギャラリーステラ
 ・ゲスト
  高木誠一(教文館出版部 編集者) 『朝の道しるべ』『自由への指針』『オックスフォード キリスト教辞典』担当
  土肥研一(日本キリスト教団出版局 編集者) 『北国の伝道』『牧師とは何か』『旧約聖書神学用語辞典』担当


▼「Ministry」最終号、発売中
 https://shop-kyobunkwan.com/4873958040.html

 お待たせしておりました「Ministry」最終号となる第50号が発売となりました。特集は「コロナ後のセカイ、教会のミライ」。最後を飾るにふさわしい懐かしの執筆陣や特別企画も満載です。ラインナップは以下の通り。

 ・特集 コロナ後のセカイ、教会のミライ
     実態調査アンケート分析 中道基夫/越川弘英

 ・最終号特別企画
  ミニスト世代の牧師に聞いた!わたしの愛読漫画(バイブル)
  こちらミニスト編集部すごろく NORIKO
  共に戦った同志からMinistryへの送辞+弔辞 吉林 優/藤掛 明/根田祥一/水谷 潔
 ・電脳牧師に訊くIT活用術 小野 輝

 ・あの偉人と教会の知られざる関係「グリム兄弟」 ましう
 ・「論壇2.0」プレイバック
 ・となりの異教徒「第3章 あなたは異教徒、私は異教徒」
 ・特報!神学最前線「キリストは再び来られます!」「いつ、どこに?」 発題者・塚田重太郎
 ・こころを育む 医療系チャプレンの働きから
  思い出すこころ――悔悟と赦し、新生のはじまり 浜本京子
 ・ドイツ・プロテスタントにおける典礼の現在
  「創造の季節」のための典礼 橋本祐樹
 ・聖書ラノベ「超常バトルで読み解く神学序説!」 ヤドナシ
 ・フォトエッセイ「シスターの類まれな日常」 田川ささの
 ・新・空想神学読本
  最終回に寄せて 波勢邦生
  『イカゲーム』で生まれ変わる 河島文成
 ・シネマ黙想 『MEMORIA メモリア』


▼「賀川豊彦オンライン資料集」申込受付中
 https://kagawa-doc.net/

 キリスト新聞社は賀川豊彦記念松沢資料館の協力により、賀川豊彦が執筆した書籍、コラム、その他関連資料を網羅した「賀川豊彦オンライン資料集」を共同開発し、公開中。賀川が実践していた社会事業などに関する学術研究の進展へ貢献すること、また多くの方々に賀川豊彦の業績への理解を深めていただくことを目的としています。

 ▼初期公開時の掲載内容
  賀川豊彦の主な著作物(全150種類)全文書PDF、賀川豊彦がキリスト新聞に1946年~生前最期まで不定期の連載「不尽油壺」の全回分、その他キリスト新聞に執筆した原稿類。

 ▼利用方法と利用額
  ① 下記フォームからお申込みください。お振込み先情報など詳細をメールでお知らせします。
   https://kagawa-doc.net/#form
  ② 指定口座への振込を確認後、IDとパスワードを発行し、URLと共にお知らせします。
  ③ URLにアクセスし、ログインのうえ、10月3日からご利用いただけます。

 法人/団体(大学図書館、研究機関等) 年額50,000円(税別) ※同時アクセス制限:3
 個人                 年額10,000円(税別) ※同時アクセス制限:1


▼松谷編集長の出演情報・講演実績をまとめました。講演の依頼は shinkichi1109@gmail.com まで。
 http://www.kirishin.com/2019/09/18/29392/

 ▼キリスト教放送局 日本FEBC制作の新番組「FEBC Sprout!」出演回
  https://youtube.com/playlist?list=PLIu-pTftRZua6zoC6y8qRBes12m7Msy1j

 ▼日本福音ルーテル教会東教区主催 宣教フォーラム講演
  「浮き彫りになった教会の限界と可能性」
  https://t.co/v1zzW7SK7z?amp=1

 ▼礼拝メッセージ「推しが尊い~キリストオタクの正しい愛し方」
  日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会(2020年11月29日)
  https://youtu.be/8BHVpWk4Mg0

 ▼Revyaslife「牧師の日常」の吉岡恵生牧師とYouTubeで対談しました。
  https://youtu.be/rkKsgLjp97A


▼その他のメディア掲載記事については以下↓
 共同通信「ときを結ぶ」 紙面刷新も精神は生きる https://bit.ly/38HEGrE
 withnews 宗教っているの?自分探し中の僧侶と、サブカルなキリスト教徒が激論 https://bit.ly/2UnoyHh
 BLOGOS 隠れオタクに届け…、元マンガ家志望の社長が語るアツい思い http://blogos.com/article/325160/
 Youtube 「What Being a Christian Is Like In Japan」 https://youtu.be/PLvWDYb2ORI
 日刊サイゾー 「プリキュアにはかなわない」という現実を超えて http://exci.to/3dQNE8b
 CGNTV https://www.youtube.com/watch?v=sQBBgqwe5FY
 編集長ブログ(Twitterまとめ) http://macchan1109.livedoor.blog/

■ 「論壇2.0」/編集後記

▼「論壇2.0」 寺尾寿芳(上智大学教員)

主権国家の復活?

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