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「キリ新」電子版 2021年11月11日付(メルマガ 第128号)

 選挙が終わって早々、各党が掲げていた「給付金」をめぐり議論が交わされています。そもそも財源は国民の税金であり、政治家から「支給」されるお金を「ありがたく」受け取るという構図には違和感しか覚えませんが、ともあれ新たな「クーポン」を創設するなどという無駄遣いは「天下の愚策」ではないでしょうか。今回も最後までお付き合いください。

*電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダウンロードできます。

■ 最新号の紙面から

▼神学校座談会「コロナ禍で伝道者養成~日本宣教の明日をどう描く?」
 前編 大阪聖書学院×関西聖書学院×お茶の水聖書学院
http://www.kirishin.com/2021/11/11/51452/

▼バチカンと日本100年プロジェクト
 文化交流パートナー募集
https://christianpress.jp/vatican100-1021/

▼【衆院選】クリスチャンの遠藤良太氏
 比例復活 初出馬で初当選
https://christianpress.jp/senkyo1101/

▼元朝日新聞記者・植村隆氏の闘いを記録した『標的』
 カトリック正平協が推薦映画に
http://www.kirishin.com/2021/11/05/51371/

▼【東アジアのリアル】
 「台湾のプロテスタント宣教初期の平埔族」王 政文
http://www.kirishin.com/2021/11/07/51406/

▼【宗教リテラシー向上委員会】
 「忍び寄る「新使徒運動」の恐怖!?(1)」川島堅二
http://www.kirishin.com/2021/11/06/51381/


■ web限定

▼【映画評】 香港の心のゆくえ
 『我が心の香港』『理大囲城』『花椒の味』『リンボ』
http://www.kirishin.com/2021/11/06/51385/

 今年10月27日、香港の行政府である香港立法会において、映画に関し過去へ遡った検閲処罰を可能とする条例改正案が可決された。香港では今年6月にも国家安全維持法に基づく検閲の方針が示され関係者に衝撃が走ったばかりだが、中国当局による香港映画への締めつけは留まるところを知らない。こうした流れに対し、表現の自由を尊重する観点などから香港映画の未来を危ぶむ声は大きい。危機を憂う心情に対しては共感を覚えつつも、外野でただ嘆いて済ませることを良としない立場から、ここでは直近の実作に即して香港映画すなわち香港電影の今後を展望したい。


▼【書評】 『私の親鸞 孤独に寄りそうひと』 五木寛之
http://www.kirishin.com/book/51419/

 親鸞の生涯の半分は誤解との戦いだった。他力という弥陀の本願が自分たちを守ってくれるのだから何をしてもいいという「本願誇り」や、業が深く罪深い悪人ほど深い慈悲に救われるのだから、いっそ悪い行いをした方がいいのだという「造悪説」。親鸞はそれらを批判するものの、そういった考えに走った者を除名処分にすることには疑問を呈した。五木氏はそんな親鸞に「優しさ」を感じたと語る。


■ 告知情報

▼日めくりアドヴェントカレンダー
 飯田岳、後藤由起、齋藤篤、吉岡恵生
http://www.kirishin.com/book/51352/

 やさしいイラストとみ言葉、注目の若手牧師たちのメッセージを通して、アドヴェントを味わう、日めくり方式の新しいアドヴェントカレンダーが新発売。メッセージだけでなく、イラストからでもクリスマスを豊かに味わうことのできる、子どもから、大人まで楽しめる工夫の詰まったカレンダーです。

 アドヴェントの始まる12月1日から、アドヴェント最終日の公現日(顕現日・エピファニー)までの37日間を、旧約聖書のメシア預言から、ヨハネ、イエスの誕生物語、そしてイエスの洗礼までの、聖書に散りばめられたクリスマスストーリーを追いながら、生活の場にイエス・キリスト誕生の喜びを届けます。

 【メッセージ】
 ▼飯田岳(いいだ・たかし)
  1975年愛知県生まれ、東京都育ち。北海道大学大学院修士課程修了。インマヌエル聖宣神学院卒業。アズサ・パシフィック大学大学院修士課程修了。ノースリッジ・フリーメソジスト教会(アメリカ)、東京フリー・メソジスト教団桜ヶ丘教会を経て、現在、東京フリー・メソジスト教団南大沢チャペル牧師。
著訳書:N・T・ライト著『イエスの挑戦』(訳・いのちのことば社)、『新版・教会歴による説教集 イースターへの旅路』(共著・キリスト新聞社)

 ▼後藤由起(ごとう・ゆき)
  1977年京都府生まれ。京都大学法学部卒業、日本ルーテル神学校卒業、Luther Seminary(Congregational Mission and Leadership)修了。日本福音ルーテル教会牧師。室園教会(小国教会兼任)、新霊山教会(掛川菊川教会兼任)牧師を経て、現在、本郷教会牧師・本郷学生センター主事。青山学院大学、ルーテル学院大学、日本ルーテル神学校非常勤講師。

 ▼齋藤篤(さいとう・あつし)
  1976年福島県生まれ。慶応義塾大学、日本聖書神学校卒業。日本基督教団岩本教会、ケルン・ボン日本語キリスト教会(ドイツ)を経て、現在、日本基督教団深沢教会牧師。

 ▼吉岡恵生(よしおか・やすたか)
  1985年横浜市生まれ。同志社大学神学部大学院修士課程修了。日本基督教団霊南坂教会、シカモア組合教会(アメリカ)を経て、現在、日本基督教団高槻日吉台教会牧師。
著書:『立ち上がれ!』(キリスト新聞社)、『新版・教会歴による説教集 イースターへの旅路』(共著・キリスト新聞社)

 【イラスト】
 ▼yme graphics(三輪義也:みわ・よしや)


▼若松英輔オンライン特別講演会
 「愛とうめきと沈黙と―危機の時代に読む『聖書』」
https://20211128seishokouenkai.peatix.com/

 今日、世界と日本では様々な危機が到来しています。日本聖書協会は若松英輔氏を招き、オンライン特別講演会を企画しました。待降節第一主日の夕べ、皆様が聖書を読むことにおいて、新たな思いへと開かれるよい機会となることと願っています。

 ・日時 11月28日(日)19:30~21:00
 ・会場 オンライン
 ・講師 若松英輔(わかまつ・えいすけ)批評家・随筆家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授
 ・主催 日本聖書協会


▼いのちのことば社内の礼拝「ワードチャペル」でメッセージ
https://youtu.be/cbPxROS_ntU

 いのちのことば社で毎週1回スタッフ・職員向けに行われる小礼拝で松谷編集長招かれ、ローマ人への手紙12章3~8節(新改訳2017)から「ひよってるひまある?」と題してメッセージを語りました。32年前の「らみい」にイラストの投書が採用された思い出や、「いのフェス」草創期の裏話、業界の直面するさまざまな課題についてなど。ダイジェスト版で公開しています。

 ▼約40分のフルバージョンはメンバーシップ限定で公開
https://youtu.be/yhlPYIx1ULg


▼10周年感謝祭「いのフェス」オンライン2021
 「クリぼっちなんていわせない!!」
https://inofest2021.peatix.com/

 東日本大震災のあった2011年秋。記念すべき第1回「いのり☆フェスティバル」(略称=いのフェス)が開催されて早10年。世界4カ国(アメリカ、イギリス、イスラエル、南アフリカ)をつないだ昨年の「いのフェス」に引き続き、今年もオンラインでさらに2時間延長し8時間の生配信が決定!! 出演ゲストは総勢8組20人超。クリスマス当日の夕方から深夜にかけて、「クリぼっち」もそうでない人も、今年の鬱憤をすべて吹き飛ばす「エンタメ×キリスト教」の決定版にご参集ください!!! 10年分の感謝を込めて、今回は全企画が無料でご視聴いただけます。当日、スパチャ、コメントでの声援をよろしくお願いいたします。

*YouTubeライブ(https://youtu.be/hF9pu_vP254)で公開。アーカイブは後日、メンバーシップ限定で公開します。

 ・日時 2021年12月25日(土)午後3時~11時
 ・開催方法 YouTubeライブ
 ・プログラム
  15:00 開幕~オープニングライブ『オカリナ牧師の聖書ゆるり散歩』出版記念 久保木聡オンステージ
  16:00 「えきゅぷろ」プレゼンツ企画「オールエキュいニッポン」
  17:30 日本聖書協会プレゼンツ「ひふみん図書カード争奪!聖書トリビアクイズ大会」
  18:00 牧師さん&お坊さんと語る“いのフェス”マンガ夜話
  19:00 聖書系Vtuber「羊たちの夕べ」企画「聖書解釈はディナーのあとで」
  20:00 ねおちせいしょとゆかいな仲間たちによる「イケボ聖書朗読会」
  20:40 「伝道宣隊キョウカイジャー」追加戦士の集い「突撃!ギョーカイ裏の裏」
  21:40 月刊誌『ムー』編集部と語るオカルトとキリスト教の狭間
 ・主催 いのフェス2021実行委員会
 ・協力 イクトゥスプロジェクト
 ・協賛 キリスト新聞社、日本聖書協会


▼「賀川豊彦オンライン資料集」申込受付中
https://kagawa-doc.net/

 キリスト新聞社は賀川豊彦記念松沢資料館の協力により、賀川豊彦が執筆した書籍、コラム、その他関連資料を網羅した「賀川豊彦オンライン資料集」を共同開発し、来月3日に公開します。賀川が実践していた社会事業などに関する学術研究の進展へ貢献すること、また多くの方々に賀川豊彦の業績への理解を深めていただくことを目的としています。

 ▼初期公開時の掲載内容
  賀川豊彦の主な著作物(全150種類)全文書PDF、賀川豊彦がキリスト新聞に1946年~生前最期まで不定期の連載「不尽油壺」の全回分、その他キリスト新聞に執筆した原稿類。

 ▼利用方法と利用額
  ① 下記フォームからお申込みください。お振込み先情報など詳細をメールでお知らせします。
   https://kagawa-doc.net/#form
  ② 指定口座への振込を確認後、IDとパスワードを発行し、URLと共にお知らせします。
  ③ URLにアクセスし、ログインのうえ、10月3日からご利用いただけます。

 法人/団体(大学図書館、研究機関等) 年額50,000円(税別) ※同時アクセス制限:3
 個人                 年額10,000円(税別) ※同時アクセス制限:1


▼「オンライン献金.com」サイトを公開、試用教会募集中
https://cl-kenkin.com/

 キリスト新聞社では、何らかの理由で教会に足を運べない皆様に手軽かつ安心して献金ができるサービスを共同開発中です。すでに複数の教会で試験的に運用を始めていただいており、本サービスへの登録教会を募っております。ご質問、ご要望などがございましたらお気軽にご連絡ください。

 ▼お問い合わせは下記の特設フォームから。
https://bit.ly/3kLvsmu

 ▼【参考】「コロナ禍における持続可能な教会会計」相談会
https://youtu.be/HvHpm5HB6_s


▼松谷編集長の出演情報・講演実績をまとめました。講演の依頼は shinkichi1109@gmail.com まで。
http://www.kirishin.com/2019/09/18/29392/

 ▼『若者とキリスト教』(2014年、キリスト新聞社)の記事を抜粋して紹介
  新世代エヴァンジェリストの憂鬱
https://note.com/macchan1109/n/ndb6ed36a743c

 ▼礼拝メッセージ「推しが尊い~キリストオタクの正しい愛し方」
  日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会(2020年11月29日)
https://youtu.be/8BHVpWk4Mg0

 ▼過去の執筆記事、講演資料をnoteで公開中。
 ・教会の発信がイマイチ刺さらない本当の理由
https://note.com/macchan1109/n/na521029f1c1d
 ・なぜ「イエスぱねえマジ神すぎてワロタww」はバズったのか。
https://note.com/macchan1109/n/n38e33ffdb702

 ▼Revyaslife「牧師の日常」の吉岡恵生牧師とYouTubeで対談しました。
https://youtu.be/rkKsgLjp97A

 ▼毎月第四土曜日 ヨス&シンジの連続公開ゼミ「世界はもっと生きやすい!」開講中。
https://yosushinji.peatix.com/

  ▼紹介記事「オンラインイベント『世界はもっと生きやすい!』について」
https://yossense.com/world-is-more-livable/


▼その他のメディア掲載記事については以下↓
 共同通信「ときを結ぶ」 紙面刷新も精神は生きる https://bit.ly/38HEGrE
 withnews 宗教っているの?自分探し中の僧侶と、サブカルなキリスト教徒が激論 https://bit.ly/2UnoyHh
 BLOGOS 隠れオタクに届け…、元マンガ家志望の社長が語るアツい思い http://blogos.com/article/325160/
 Youtube 「What Being a Christian Is Like In Japan」 https://youtu.be/PLvWDYb2ORI
 日刊サイゾー 「プリキュアにはかなわない」という現実を超えて http://exci.to/3dQNE8b
 CGNTV https://www.youtube.com/watch?v=sQBBgqwe5FY
 編集長ブログ(Twitterまとめ) http://macchan1109.livedoor.blog/


■ 論壇2.0/編集後記

▼「論壇2.0」 ディヴァン・スクルマン(台湾基督長老教会牧師)

カムイノミ(神への祈り)

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