ドラクエⅪの語られてない話  妄想考察3

古代プワチャット王国とメダル女学院の関係性について考えら前に全ての街がどのような文化なのかを整理したいと思う。さらにはどこの庇護のもとにあるのか。

四名家のデルカダール、ユグノア、サマディー、クレイモラン、これらは前回考察した。

ルーラで飛べる順に考えていきたいと思う。

イシの村 デルカダールの付近だが、どこにも属していない集落。信仰対象は巨大な神の石と言われる岩。たぶん、岩を信仰するカルトな集団が移り住んだのが始まりであり、外界との親交も極力抑えるのが習わしになっている。農業と牧畜で自給自足な閉鎖的な文化だと思われる。

デルカダール ロトゼタシア最大の軍事国家であり経済力も最大で、魔物の危険性も最も低い。作中ではユグノアがないため、圧倒的な国力を持つ。市民を三階級に分けて支配しているが、貧困街より上は恵まれた生活をしていると思われる。

ホムラ 他の地域とは全く異なる文化圏。詳しくは妄想考察2参照

サマディー 砂漠にある国。四大国では最も発言件が無さそうな国である。パンとサーカスを字で行く国であり、王宮の広場はだだっ広く、巨大な競馬場が住宅地を圧迫している。そして頻繁にサーカス団を呼ぶ。砂漠の中のオアシスとして、観光業をメインにしていると考えられる。そして富はかなり独占しているように見える。

ダーハルーネの街 貿易都市でどこににも属していないと考えられる。主人公たちは足を運ばないが、海の向こう側にはさらに街が広がっている描写があるので、かなり大きい。陸地からの道は一つだけにして、大きく海に開けている。商人達の組合がかなりの力を持ち、様々な国への援助もしていると思われる。町長が最高権力者であるが、組合の力による民主的かつ相互監視社会による平和が確立されているのだろう。

ネルセンの宿屋 バンデルフォン地方に唯一残っている一軒家。正直危険極まりない。周りにはモンスターがいるにも関わらず、普通に生活している。現在ユグノアもないため経営している意味がわからない。ただ、ここの本棚にバンデルフォンのアーサー王の話が載っている。デルカダールからグロッタに向かう際の中継地点としての価値はあるか。

グロッタ ドーム型の城塞都市、街の特大イベントとしては武闘大会を開いていたが、最終的にはカジノになる。この閉鎖的な空間は元々は魔物と戦奴、又は罪人を戦わすコロシアムだったのではないかと推測する。ローマのようにそこから戦士がヒーローが生まれたりしたのだと思う。グレイグの石像は16年前のユグノアでの活躍を讃えて作ったと、グレイグ本人が言っている。だが、結果はユグノアは壊滅。その功績を称えるだろうか?ここはもう少し想像が必要だと思う。グロッタの街の歴史を想像してみよう。バンデルフォン建国後に出来た牢獄が始まり。ユグノアの政治犯や、奴隷を投獄して、お互い殺し合わせたり、魔物を使った処刑をしていた場所。それを見世物にすることでバンデルフォンは収益を上げていたと思われる。そして勝ち続ける奴隷にはバンデルフォンの戦士になれる夢もあった。彼らを利用してバンデルフォンは軍事力を拡大していった。そしてそれは興行として大成功し、経済力も上がっていった。ユグノアは危機感を感じ、コロシアムを解体。武闘大会を行う事を命じ、賞金などの負担を指示した。その後、グロッタには自治権を与え、現在の街となったのではないだろうか。グレイグの石像はユグノアの滅びた日に来賓として来ていたグロッタの町長の命を救ったとかだろう。

ユグノア 廃墟から考えると、かなり広い街だったと思われる。ロトゼタシアではデルカダールの次か、同等の経済力があったと考えられる。ウルノーガが簡単には滅ぼせないほどの力があったのではないだろう。あのタイミングでウルノーガが攻撃した理由は別途考察しようと思う。ユグノアについても前回書いたので、割愛。

ソルティコの街 リゾート地。メダル女学園が近い事から直営のホテルまである。そしてここの権力者はジェーゴ。騎士道を重んじ人々に慕われている。そしてシルビアの父。なぜリゾートを騎士が任されているか。ここは海峡の門の管理を任されているからである。内海と外海を繋ぐ唯一の海峡であり、内海側の門番。ここを閉じる事を利益とするのはダーハルーネである。しかしダーハルーネは漁業組合的なものに過ぎないので、騎士がいるとは思えない。そのため一番近い国で資源の乏しい土地であるサマディーに協力を求めたと考えられる。サマディーの騎士に海峡の門を守らせ、そこで得れた利益をサマディーに還元するという経済圏が出来たのだ。だが、なぜそこまでする必要があったのか。それはクレイモランと協力しているバイキングの存在だろう。彼らが自由に内海に侵入する事を抑えるためである。ソルティコに軍事力を持たせる事で、略奪をさせないようにしているのだ。

ナギムナー村 内陸は険しい山に阻まれ、外海のみに開けた漁村。文化のモデルは沖縄だが、ホムラとは信仰は違う。守神のようにライオンの顔狛犬的なものがある。屋根の上にはシーサーが配置されているが、瓦で出来た屋根はホムラと違い唸っている。これは中国や韓国に見られるスタイルである。和風ではなく、中国的となるとプチャラオ村との繋がりもあるのかもしれない。

プチャラオ村 こちらも中華的な文化である。だがしかし周りには似た文化はない。ナギムナーが一番近いが、文化的には異なる。この村には宗教的な要素が無く、古代プワチャット王国の遺跡を数年前に発見し、それを観光資源とみている。非常に商業的で、文化的深みがないのに、どことも事なる建築様式をしている。もちろんプワチャット遺跡から連続する文化だとは思えない。そして四大国の文化の影響下にもない。彼らはロトゼタシアに漂着した比較的新しい集団なのではないかと思う。ロトゼタシアが封印された後に、なんらかの事故で、外から漂着した商人達の作った村なのではないだろうか?元々ロトゼタシアは古代プワチャットとホムラの文化があり、そこに北から四大国の文化、南からナギムナーの文化が入ってきた。そして、世界が封印され、数百年の後、滅びたプワチャットの遺跡付近にナギムナーと同族であるが、文化的に変化したプチャラオの商人達が流れついたと想像してみた。

クレイモラン 年中雪に覆われている国。場所的にはサマディー同様最悪である。これは前回考察した通り、四大国の闘争に敗北した結果である。サマディーはまた海があり、ダーハルーネという交易相手がいるため、独裁的だが栄える事ができている。だが、クレイモランは厳しい。そのため、略奪しなければならなかった。しかし、公に行動すると、戦争の口実を作ってしまう。だからバイキングという略奪者達を作った。彼らが略奪を行ってもクレイモランは関係ないというスタンスである。しかし実際はバイキングは公務員である。クレイモランが認めた略奪者達だ。彼らは自由に略奪し、他国が調査を入れようとするとクレイモランが断る。そうやって富を成してきたのだろう。クレイモランの言う、宝は民であるというのは主にバイキングを指すのではないだろうか?そして、クレイモランは魔法国家でもある。古代より僻地に塔を作り、知識を蓄えてきた。リーズレットはそのどこかの時代の実力者だと考えられる。

以上の事から、ロトゼタシアのざっくりとした年表を勝手に想像したい。

数万〜数千年前 ロトゼタシアには東西に分かれた文明があった。壁画や石像を信仰していたプワチャット王国。鋳造を司る熱、それを生み出す山や自然を信仰していたホムラの民俗。この二つの力は初期は拮抗していたと考えられる。

しかし、聖龍がロトゼタシアと名付け、封印した際に、プワチャットは信仰と政治の中心地が残ったが、ホムラの政治の中心地は切り取られたのだろう。よってホムラは国の形態を取れずに、文化だけが残った。プワチャットもその以上自体にホムラを滅ぼす事など考えもしなかっただろう。そしてその際にホムラに交易に来ていた遥か南の大国のナギムナーの船団も残されたと考えられる。彼らは母国へ帰る為、何度も船を出した。そのためあの地に集落を作らざるをえなかったのだ。その頃北の極寒地域から、非常に暴力的な民族が南下してきた。彼らが後の四大国の始祖達である。ホムラとプワチャットが内側に籠もっている隙にロトゼタシアの中心部を抑える事に成功したのだ。そこに新たな勢力が誕生し、プワチャットをどんどん衰退させていった。しかし内乱が勃発して、北の民族は四つの氏族に分かれた。彼らはそれぞれに散り、プワチャットとの力関係はイーブンになった。

500年前 四大国は小競り合いに終止符を打ち、同盟を結ぶ。その際に同じ力を持ったプワチャットも加えるかどうか。争えば多大な犠牲が出る。しかし、違う民族であるプワチャットを同列にしたくはない。そこで、一旦同盟を組む事にし、奸臣を送り込んだ。多分その一人がウラノスだろう。ここにメルトアという人物もいたのではないだろうか。ウラノスの恋人、又は憧れの人として。ウラノスの暗躍により、情報を漏らし、内部を崩壊させたところに、ローシュ率いるユグノア、デルカダール軍がプワチャットを滅ぼした。

その活躍によりローシュは勇者になったのではないだろうか。しかしプワチャットの土地を巡り、又四大国は揉めそうになったため、そのまま放置された。その後すぐにニズゼルファの存在が発覚し、ローシュとウラノスは倒す方法を探す旅に出る。ウラノスがウルノーガになる。

100年前 プチャラオ船団が漂着し、プワチャット遺跡に住みつく。

数十年前 ウルノーガがバンデルフォンを滅ぼす。

16年前 ウルノーガがユグノアを滅ぼし、デルカダール王になり変わる。


妄想が過ぎたかもしれない。しかし書いてるうちに思いついた。プワチャットは魔物の国だったのでは?という考察。メダル女学園の魔物達はその名残?小さなメダルはプワチャットの通貨とか?魔物だからローシュは本気で攻撃できたのでは、とか。

今までの考察の矛盾を整理して納得のいくようにしたい。



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