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採用面接は好きな曲で臨む

今日から4月ですね。
3月いっぱいで退職された方、お疲れさまでした。
そして、今日から新しい職場でがんばる方、おめでとうございます。応援してますね。

わたしは今の職場に転職してから丸6年が経ちました。
組織にうまく馴染めず、転職を繰り返してきたわたしにしては続いている方です。ありがたいことです。

さて、今回は今の職場に転職する活動をしていた頃のお話をしてみようと思います。

無事に履歴書と職務経歴書のアピールが採用担当の方に伝わり、面接のご案内を頂きました。
少し暮れかかった空を眺めながら、いつもと違う電車で会場に向ったことを覚えています。

わたしを落ち着かせてくれたり、元気づかせてくれる一番の味方は“音楽”です。
感化されやすいわたしは、シチュエーションに合う音楽を聞くと、いつもより力を発揮できることが多いです。

その日、面接会場まで聞いていた曲はBEGINさんの「春にゴンドラ」。
那覇からも400km離れた離島、南大東島で15歳の春を迎え、島から巣立っていく子どもたちを送りだす内容の歌です。

当時、わたしは第一次南大東ブームでした。
きっかけは「風のマジム」という原田マハさんの本を読んだこと。
南大東の風景描写と、四苦八苦しながら夢実現へと進んでいく主人公の姿にすっかり魅了されていました。

この曲に自分自身を重ね、新しい場所へと旅立つ我が身の応援歌として聞きながら、面接会場に向かいました。

感情移入しやすいタイプなので、心はすっかり「島を出て、新しい会社の面接を受けに行く島の子ども」気分でした。
脳内には南大東の大自然と、島を訪れた時にあちこち自転車で走り回ったあの時のわたしが映し出されていました。

楽しくもがんばった思い出に心がシャンとすると共に、南大東の美しい青い海と勢い溢れるサトウキビ畑が味方でいてくれるような気持ちになりました。

じゅ、準備オッケー!

わたしは、南大東での経験に背中を押され、雄大で美しい景色に包み込まれて(脳内)面接を受けることができました。

もちろん、緊張しましたし、頭が真っ白になってうろたえもしましたが、汗だくであの時、必死で自転車をこいだ自分を脳内に召喚し、諦めませんでした。

何が面接して下さった方に響いたのか、知る由はありませんがわたしは採用通知を頂き、いまこうして働くことができています。


絶海の碧
サトウキビ畑の向こうに海


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