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豊饒の海からの贈り物 マカピーな日々#0834

マカピーです。
サバの海の幸は豊かでした。

コタキナバルから帰国する前に、ハジさんたちと魚市場へ立ち寄ることにしました。

午前10時ころでしたが、実に豊富な種類と量が見ることができました。
まず入り口にあったのが貝類です。

ハマグリや赤貝(小粒)

この赤貝はマカピー妻が生で食べるのが大好きなんです!マカピーはちょっと苦手ですけど(苦笑)それからアオヤギやホタテもありますね。それらが所狭しとごちゃーッとあるんです。

手前はアオリイカでしょうか

一緒にいたプライさんは「ワタシ、イカは苦手なの」と海育ちなのに不思議だと思って尋ねたら「子供の頃、海で亡くなった人が引き上げられた時に如何遺体に群がっていたのを見てから食べられなくなった」というのです。

確かに、各自いろいろな経験をしているものですよね。

ミズタコのようなものも!

特にお目当てがあったわけではないのですが、興味があったのは海藻でした。こちらの人、特にタウソグ族やバジャウ族などの海洋性民族はカラギーナンとよばれる海藻を食べるのでした。

赤い皿はウミブドウ、奥のサンゴのような形をしているのがカラギーナン

マカピーはウミブドウは食べたことありますけど、カラギーナンの方はなじみがなかったのです。というのはかつてマカピーが2年間住んでいたルングス族の村の食生活で海藻を食べる習慣がなかったからです。

ところが、ショッピングモールの地下などに展開するフードコートに行くと様々な食事が楽しめるのですが、その中でタウソグ系の人がやっているイスラミック料理店などには必ずこの海藻が並べてあります。

先日ハジさん家を訪ねてきたウッサさんなども、東海岸のサンダカンからこのカラギーナンをどっさり持ってきてくれました。
緑色や赤っぽい色の海藻を煮て、下ごしらえした後でサラダにします。

酢醤油で食べれば、コリコリしていてとても美味しいのでした。

下ごしらえの状態でハジさんと口に入れてみたら、苦くて妙に海の香りの強いものでちゃんと料理していないと食べられないのが分かりました。

キハダマグロ20㎏あります

マグロだとおもっていたら店の兄ちゃんが「イエローテイル」というのです。あれれ?イエローテイルってブリのことを言うんじゃなかったっけ?

まあ、いいや。美味しいものが食べられればね!!(笑)

エビ類も豊富で小さなものから一匹300gほどあるもの、イセエビも大小ありセミエビもありましたね!

青年海外協力隊で来た時にジュゴンを食べちゃったことがありましたが、村人が持ってきたカブトガニを食べたこともありました。そういえば、この市場では見かけませんでしたがカブトガニのカニ味噌を食べたのですが村人がこういうのでした。

村人:「内臓のある個所を食べると食中毒になるんだ」

ところがそのカブトガニの青い血にはいろいろ面白い秘密が隠されていたのでした!

https://www.chem-station.com/blog/2016/04/Tachypleustridentatus.html

などと、市場にいながらいろいろ思索をめぐらすマカピーの目に飛び込んできたのは面白いディスプレイでした。
サバやイワシはその何匹かを立てるんです?鮮度を強調しているのでしょうか?不思議ですね!逆立ちさせて何の意味があるのかなあ(笑)

立った魚!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。美味しい海の幸です!


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