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整理整頓・掃除と禅・ミニマリズムと整理整頓・掃除のコツ

整理整頓とミニマリズム


整理整頓。
よく耳にする言葉ですよね。
これは辞書的には「整理」と「整頓」という二つに分けられて。
「整理」とは捨てること、つまり「手放す」こと。
不用品などを捨てることが掃除で大事になってくることですね。
「整頓」とは、次にすぐ使えるようにすること。
これは掃除では、物に「番地」をつけて使ったものは元の「番地」に戻すということです。
ここまで皆さんが読んでみて、思ったことはありませんか?
そう。
それはミニマリズムです。
ミニマリズムとは不要なものは片っ端から捨て、必要最低限のもので暮らすことです。
この生活は行きすぎる、つまり、極端すぎると苦しいものになりますが。
基本は「物欲を捨てること」イコール「ミニマリズム」ということになるので、極端なミニマリズムでなければいいと思います。
ちなみに、この考え方は「禅」でも説かれていています。
禅語の「知足」つまり「今あるもので満足すること」です。
話は脱線しましたが、「今あるもので満足すること」そして「物欲を捨てること」さらに「最小限のもので暮らすこと」つまり「禅」「ミニマリズム」が整理整頓を心掛ける精神ではないでしょうか?
この精神を持って生活していると、自然と「整理整頓しよう」という気持ちになれます。

掃除と禅


掃除。
みなさんは普段からできていますか?
僕もここ最近やっと掃除しようという心構えになってきたので、掃除を毎日続けています。
いきなりですが、禅の話をします。
禅で掃除について説かれているからです。
禅では「一に掃除、二に信心」と言われるほど掃除を大事にしています。
この意味は「掃除をして清らかな心になってから、信心せよ」ということです。
僕はスピリチュアルを信じないので「信心」については、「信心している人もいるんだなあ」と思う感じですが。
ただ、禅が、宗教の根本である「信心」より「掃除を先にせよ」と「掃除」を大事にしているところに僕は感銘を受けました。
そして、禅の宗派である「曹洞宗」では掃除は1日3回以上するそうです。
これは「汚れる前に掃除せよ」という教えで、「掃除の大事さ」を雲水(修行僧)たちは実践しているのだと思います。
そして「掃除道」という本で、禅の宗派である曹洞宗の枡野俊明先生は掃除の大事さについて、本一冊を通し、掃除の大事さを伝えています。
その本では、「掃除は心を綺麗にする。部屋の散らかっている人は心も乱れている」と説いています。
そう、心の浄化のためにも、掃除は大事なのです。
みなさんもぜひ、自分の気持ちを穏やかにするため、心を綺麗にするため、掃除に励んでみてはいかがでしょうか?

整理整頓のコツ


では、ここから実践編に入っていきましょう。
まず、整理整頓のコツからです。
先ほど述べたように、
「整理」は捨てること。
「整頓」は次使う時にすぐに使えるようにすること。
です。
この整理整頓のコツとは何でしょう?
それは3つの段階に分かれます。
「まず、モノの要不要を見極め、いらないモノは捨てる」
「次に、モノの番地を決める」
「そして、使ったら元の番地に戻すことを習慣化する」
この3段階です。
順に説明していきましょう。
まず、モノの要不要ですが、これについては「いつか使うから」ととってあるものは不要と言えるでしょう。
ただし「いつか使うから」の根拠が「そのいつかは確実に来て、そこまでそのモノが使える状態にあること」であるならば捨てずに置いておいていいでしょう。
そうやって、モノの要不要を見極めて捨てるものが決まったら、次はそのモノを「手放し」ましょう。
「手放す」とは捨てるのでなく、次に使ってくれる人を探すということです。
メルカリでもいいし、X(旧:Twitter)でもいいし、友達でもいいし、誰か使ってくれる人を探すことです。
今まで自分が大事にしてきたもの「捨てる」というのは気が引けますよね。
それが捨てられない原因です。
「捨てる」を「手放す」と言い換えると、手放しやすいのではないでしょうか?
モノは使われてこそ輝きます、次に使ってくれる人がいたらモノも喜ぶのではないでしょうか?

掃除のコツ


最後に掃除のコツについて書きます。
掃除、みなさんはどれくらいの頻度でしていますか?
僕は掃除を1日一回と「使ったらものを元の番地に戻す」と「落ちているゴミを見つけたら捨てる」を無数に繰り返しています。
そう、掃除で一番大事なのは「使ったら元の番地に戻す」ということ。
そのために、すべてのモノに番地をつけるのです。
「これはいつもここに置く、あれはいつもそこに置く」。
そうやってものをどこに置くか決めてモノの番地を決めれば、使ったらそれを元の番地に戻すということができ、部屋が散らからなくなります。
さらに、掃除ではモノの散らかりだけでなく、モノを磨くこと、塵・埃を取ることも含まれています。
僕は毎晩、自分の作業机とキーボードを磨いています。
ゆくゆくはディスプレイも磨こうと思っています。
そして、塵・埃を取るためには、掃除機がけです。
これも1日一回毎日しています。
このように、掃除は毎日するもの。
そして、毎日使うものは「磨く」ことを徹底しましょう。
そうすると心が綺麗になり、毎日の仕事の生産性も上がるでしょう。
ここまで僕が述べてきたような掃除の仕方は、忙しくされている方なら難しいと思います。
それなら、毎日、自分の作業デスクだけでも掃除して綺麗にするということを習慣化してはどうでしょう?
それも1日一回でいいです。
それなら毎日忙しいあなたもできると思いませんか?


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